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高たんぱく低カロリーな食材として今注目されている大豆ミートと、昔から日本にある高野豆腐。
両方ともスーパーの乾物売り場で見かける大豆食品ですが、どう違うか気になりませんか?
そこで今回は大豆ミートと高野豆腐の違いについてまとめました◎
- 原料の違い
- 作り方の違い
- 栄養価の違い
調べてみると、大豆ミートと高野豆腐には違う点がいくつかあることがわかりました。
大豆ミートと高野豆腐の戻し方の違いも合わせてチェックしていきましょう!
大豆ミートと高野豆腐の違いは?
両方とも大豆の加工食品ですが、大豆ミートと高野豆腐では製造方法が全く違います。
そのため、栄養価にも差があります!
大豆ミートと高野豆腐はどうやって作られる?
大豆ミート | 大豆からタンパク質を抽出し、繊維状に加工したもの |
高野豆腐 | 豆腐を凍結、低温熟成したあとに乾燥させたもの |
大豆ミートができるまでの流れ
①搾油
大豆のお肉Q&A
大豆(遺伝子組み換えでない)を皮付きのまま機械で搾油します。
②加熱・加圧
専用の装置で加熱・加圧して、たんぱく質を繊維状にします。
③成形
ミンチ、フィレ、ブロックというように、実際の食肉加工のように使いやすい形に成形します。
④乾燥・殺菌
成形したものを、そのまま高温で乾燥・殺菌し、自然冷却してから梱包します。
高野豆腐が出来るまでの流れ
- 汚れを取り、大豆を数時間水に浸して膨らませる
- 粉砕機を使い、大豆を細かくする
- 釜で煮沸し、大豆たんぱく質を豆腐ができるように変形させる
- 豆乳とおからに分離させる
- 豆乳ににがりを添加し、豆腐の成分を固める
- にがりを入れた豆乳に圧力をかけて、成分を濃縮し硬い豆腐を作る
- 冷たい水で冷却する
- 規格に合わせて切断する
- 凍結庫で、急速冷凍させる
- 氷点下の場所で、約20日間程度熟成させる
- 凍った豆腐を水で解凍し、炭酸カリウムの液を使ってやわらかくなるように処理をする
- 脱水機で、水分を除去し、乾燥室で水分をとる
高野豆腐のほうが手間が掛かっているように感じますね…!
大豆ミートと高野豆腐のカロリーの違いは?
大豆ミートと高野豆腐のカロリーの違いは使われる原料が関係しています。
大豆ミートの場合は油を絞った後の大豆を原料に使います。
脂に含まれる栄養素が取り除かれているということも事実ですが、脂質を抑えることができます。
高野豆腐の場合、豆乳が高野豆腐の原料となるのですが豆乳には油脂が含まれています。
そのため、高野豆腐は大豆ミートよりもカロリーが高いのです。
とはいっても、高野豆腐のカロリーは動物性のお肉に比べればかなり低めです◎
大豆ミートと高野豆腐の栄養の違い
大豆ミートと高野豆腐は栄養価にも違いがあります!
100g
100g
高野豆腐はカルシウムが豊富で、脂質の代謝を促進するといわれるαリノレン酸も多く含みます。
大豆ミートと高野豆腐は栄養価に多少違いはありますが、両方ともダイエットに適しているヘルシーかつ栄養満点な食材ですね^^
大豆イソフラボンはどれくらい含まれる?
大豆イソフラボンは女性の若々しさを支える働きがあるとされています。
100グラム当たりに含まれる大豆イソフラボンは
- 大豆ミートでは約50g
- 高野豆腐では約90g
豆腐の含有量は20g程度、おからの含有量は10g程度なので、かなり大豆イソフラボンが含まれていることが分かりますね!
アンチエイジングにためにも、大豆ミートと高野豆腐は料理に取り入れていきたい食材です◎
大豆ミートと高野豆腐はどれくらい膨らむ?
主に乾物で売られている大豆ミートと高野豆腐は水戻しの膨らみ方にも違いがあります。
一般的に大豆ミートは約3倍、高野豆腐は約6倍に膨らむといわれています。
戻し方や商品によって多少膨らみ方は変化しますが、水を含むことでこんなに膨らむのは驚きですね!
大豆ミートと高野豆腐のカロリーを見て、そんなに低カロリーじゃない…と思った方もいるかもしれません。
でも300gのお肉の代わりに料理に使うとなると、大豆ミートなら100g、高野豆腐なら50gで済みます。
そう考えるとかなりヘルシーな食材ですね◎
大豆ミートと高野豆腐の戻し方に差がある?
大豆ミートの戻し方
- たっぷりのお湯に大豆ミートを入れ弱火で5分~10分煮る
- 湯切りして、ボールの中で3回程度水を換えながら、大豆ミートを優しくもみ洗いす
- 最後に、大豆ミートをぎゅっと絞る
高野豆腐の戻し方
※水戻しが不要な高野豆腐の場合
- ボウルに高野豆腐を入れ浸る程度の水を注ぐ
- 1~2分浸し中間で水がしみてきたら水を絞る
※水戻しが必要な高野豆腐の場合
- 50℃~60℃のお湯に高野豆腐を入れて浸す
- 10分~20分浸し、手で絞って水気を絞る
- ボウルに戻した高野豆腐を水を入れ、押し洗いし水気を絞る
高野豆腐も簡単に水戻し出来るタイプが多く出回っているので、大豆ミートも高野豆腐も簡単に戻して使えるようになっています◎
戻したあとの大豆ミートの保存方法についてもチェック!
大豆ミートと高野豆腐の違いまとめ
今回は大豆ミートと高野豆腐の違についてまとめました。
- 大豆ミートと高野豆腐は原料や製造過程が違う
- 大豆ミートは油脂を取り除いた大豆から作られる
- 高野豆腐は濃い豆乳から作られる
- 栄養価に違いがあるが、どちらもダイエットに適した食材
- 戻し方・膨らみ方にも違いがある
製造方法や栄養価、戻し方などに違いはありますが、どちらもヘルシーで栄養満点な食材です。
大豆ミートも高野豆腐も扱いやすいものなので、好みに合わせて料理に取り入れていきたいですね◎