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パン屋で働く理由はいろいろありますが、パンが嫌いで働く人はいないのではないでしょうか。
焼きたてのパンの香りに包まれながら働くのって幸せですよね♪
しかし「パン屋のレジって難しいんでしょう」と思っている人は少なくありません。
私はパン屋で6年間パンを作る仕事をしてきました。
たまにレジをすることもありましたが、確かに最初は「パン屋のレジって大変だな…」と感じたことを覚えています。
でも、パン屋のレジはコツさえつかめば大丈夫!
そこで今回はパン屋で6年間働いてきた私が
- パン屋のレジが難しいと感じる理由
- パン屋のレジの袋詰めのコツ
2つについてまとめました。
パン屋のレジが難しいと感じる理由
なぜパン屋のレジは難しいと感じるのでしょうか?
その理由は2つあると私は考えます。
- たくさんのパンの種類と値段を覚えなければいけないため
- 時間帯によっては急いでレジと袋詰めをしなければいけないため
それぞれ詳しく見ていきましょう。
たくさんのパンの種類と値段を覚えなければいけないため
最近近所にできたパン屋はお会計のときに、パンの種類と値段を一瞬で判別して計算してくれるレジが導入されていてびっくりしました。
これだとパンの種類と値段を覚えなくてもレジができます。
でも、まだまだ多くのパン屋、特に個人店では手打ちのレジのところが多いのではないでしょうか。
たまに袋詰めされてバーコードの貼ってあるパンもありますが、ほとんどのパンはオーブンからだしたままの状態。
レジをするためには全てのパンの種類と値段を覚えなければいけません。
その数個人店でも100種類は珍しくなく、百貨店内の店舗になるとゆうに300種類は超えます。
しかも「やっと覚えた…」と思ったら商品入れ替えで別の新しいパンが入ってきたりして。
とにかく最初はパンの種類を覚えるだけでも大変なのに、レジによっては値段も自分で打ち込まないといけないので本当に大変です。
パンの種類の覚え方のコツ
パンの種類を覚えるのは暗記するしかないのですが、やみくもにただ暗記しようとしても難しいですよね。
おすすめはイラストでメモして覚えること。
パンは種類ごとに見た目が結構違うと思うので、自分の手でイラストを描いてみるとパンの特徴をつかみやすく頭にも入ってきやすかったです。
自分だけが分かればいいので上手に描く必要はありません。
私もパン屋で働いていた当時のメモは誰にも見せられません(笑)。
あとは実際に食べてみることも大事。
味が分かれば「このパンはこういう材料を使っているからこういう名前がついているんだな」ということが分かります。
そうやって覚えたパンの種類はなかなか忘れることはできません。
パンの種類さえ覚えてしまえばレジ打ちはほぼできたも同然です。
最初は大変ですが必ず覚えられるので大丈夫ですよ^^
時間帯によっては急いでレジと袋詰めをしなければいけないため
朝ごはんやお昼ごはん用に、出勤や通学の時間にパンを買うお客さんも多いです。
ほとんどのパン屋はそういったお客さんに対応できるように朝早くからお店が開いていますが、朝のレジは1日の中でもより緊張感がありました。
なぜかというと、朝にパンを買っていくお客さんは急いでいることが多いからです。
電車やバスに乗り遅れては大変なので、朝は特に急いでレジをする必要がありました。
急いでいるときこそ丁寧に、とは思うのですが「早くして!」と言われればやっぱり焦ってしまいます^^;
朝に店頭に並ぶパンは焼きたてのものがほとんどで、焼きたてのパンってものすごく柔らかくてちょっとした刺激でつぶれてしまうんですよね。
そんなふわふわのパンをつぶれないように急いで袋詰めするのはとても緊張したことを覚えています。
パン屋のレジの袋詰めのコツ
社会状況を考慮して、パン屋の店頭に並ぶパンは事前に袋詰めされたものが多くなりました。
しかし、袋詰めされていないパンもありますしいつ袋詰めをお店がやめるかも分かりませんので、袋詰めのコツは覚えておいて損はありません。
袋詰めのコツは4つ。
- パンを詰める袋の口を少しあけておく
- パンをつかむトングは、真ん中より少し下を持つと重たいパンや大きいパンを持っても安定する
- パンをつかんだら袋をパンに近づける
- 袋に滑り込ませるようにパンを詰める
パンを持ち上げて動かそうとすると落としたりパンが崩れてしまうので、トレーの上で袋をパンに近づけて滑り込ませるように入れると◎
慌てると必ずと言っていいほど袋詰めを失敗しますので気を付けてください。
私もお店が忙しいときにレジのヘルプに入ったのですが、次から次へとくるお客さんを早くさばかなければと焦って店頭に並んでいた最後の1つのパンを床に落としたことがあります。
焦っても何もいいことはありませんよね。
最初のうちはとにかく丁寧に袋詰めをすることが何より大事です。
スピードは後からついてくるので焦らなくても大丈夫!
回数をこなせば手早くきれいに袋詰めができるようになります◎
パン屋のレジは難しい?まとめ
パン屋のレジが難しいと言われる理由をまとめました。
- パン屋のレジが難しいと言われるのは、たくさんのパンの種類と値段を覚えなければいけないため
- 朝の出勤通学時間帯のパン屋のレジはスピードが求められるのでより大変に感じる
- パン屋のレジの袋詰めはコツをおさえて丁寧にやれば、自然にスピードがついてくるので焦らなくて大丈夫
最初のうちは覚えることがたくさんあって確かに大変ですが、慣れてしまえばどうってことはありません。
大好きなパンの香りにかこまれて働くのはとても楽しいですし、やりがいもあります。
「パン屋で働きたいけどレジが難しそうだなぁ…」と思っている方が「やってみようかな」と思ってくれると嬉しいです。
応援しています!