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おでんに欠かせない食材はたくさんありますが、その中でも大根と言えばおでんの代名詞のような存在。
「好きなおでんの具を3つ選んで」なんてアンケートをとると、ほとんどの人は大根を入れるのではないでしょうか?
大根は食べ応えもあるし、何より味の染みた大根はたまりません^^
自宅でおでんを作るときにも大根は欠かせませんが、たまに大根が苦いときがあります。
子供なんかは一度苦い大根に当たると「大根は苦いから嫌だ」なんて食べなくなるので困りもの…。
なぜおでんの大根が苦くなってしまうのか気になりますよね。
そこで今回は、
- おでんの大根が苦い時の対処法
- おでんの大根が苦くなる原因
- おでんの大根を苦くしない下ごしらえと煮る方法
3つについてまとめました。
おでんの大根が苦い時の対処法
せっかく作ったおでんの大根が苦いとショックですよね><
残念ながら、一度苦くなってしまった大根をもとに戻すような対処法はありません。
おでんの大根が苦い時、大根はどうしようもできないんです><
ではどうしたらいいかというと、大根の苦みが気にならないようにおでんの味付けを濃くするしかないんですね。
出汁で味付けしたおでんはおいしいですが、薄めの味付けなのでどうしても大根の苦みが気になってしまいます。
名古屋の味噌おでんや静岡おでんのようにしっかりした味付けがおすすめ◎
おでんリメイクは…味噌煮込みおでん♡ by アンパン母さん 簡単 我が家の静岡おでん 濃いめです。 by なーちゃんずままただ、大根の苦みがなくなるわけではないですし、おでんの味を変えるのはちょっと…という人もいると思います。
大根が苦くならないのが一番なのですが、どうしておでんの大根は苦くなってしまうのでしょうか?
次の項目で詳しく見ていきましょう!
おでんの大根が苦くなる原因
おでんの大根が苦くなる原因は3つ考えられます。
- 大根の下の部分を使っているため
- 秋から冬に収穫された大根でないため
- 皮付近の筋のある部分を使っているため
大根の下の部分を使っているため
大根は部位ごとに味が変わる野菜。
上部が甘く、下部にいくにつれて辛くなっていきます。
- 上部:水分が多く、甘みが強い
- 中部:柔らかくて、甘みと辛みのバランスが取れている
- 下部:水分が少なく、辛みが強い
辛みが強い下部をおでんに使うと、おでんにしたときに大根に苦みを感じやすくなってしまいます。
秋から冬に収穫された大根でないため
スーパーで1年中並んでいる大根ですが、旬は秋から冬にかけて。
旬の冬大根は甘さを蓄えており、おでんなどの煮込み料理に適していますが、夏に収穫される大根は辛みが強い場合もあります。
皮付近の筋のある部分を使っているため
大根の皮付近の筋の部分は繊維質で、辛さや苦みの元となるポリフェノールが含まれています。
この部分を使うと辛みや苦みを感じる原因に。
おでんの大根を苦くしない下ごしらえと煮る方法
おでんの大根を苦くしないために大事なのは、まず大根の部位選びから。
先ほどもお話ししましたが、大根は下部にいくにつれて辛みが強くなります。
甘みが強い上部をおでんに使うのもいいですが、やわらかくクセのない中部が煮込み料理には最適◎
上部は甘みを生かして、生で食べるサラダに使ってくださいね^^
きちんと部位を選んだら、次は下ごしらえをしていきましょう。
下ごしらえのポイントは2つ。
- 皮は厚めに剝く
- お米のとぎ汁で大根を下茹でする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
皮は厚めに剝く
皮や皮に近い部分は苦みや辛みが含まれているので、下ごしらえで皮を厚めに剥くことで、先に取り除いておきます。
ピーラーだとどうしても薄くしか皮が剥けませんので、包丁を使って3~4㎜ほど筋のようなところまで剥いてください。
剥いた皮はきんぴらにすればもったいなくありません。
甘辛い味付けにすれば、辛みや苦みも気にならなくなります^^
お米のとぎ汁で大根を下茹でする
大根はお米のとぎ汁で下茹ですることで、アクが抜けて苦みを抑えることができます◎
下茹での方法はこちら↓
- 鍋に大根と、大根がかぶるくらいのお米のとぎ汁を入れて火にかける
- 沸騰したら弱火にして、15分ほど大根がやわらかくなるまで茹でる
- 鍋から引き上げて、流水で洗う
最後に流水で洗うことで大根臭さを取ることができます。
お米のとぎ汁って、なかなかタイミング的にない時のほうが多くないですか?
なので私はお米をそのまま使っています^^
お米を使う場合は、大根がかぶるくらいの水に大さじ1杯の生米を入れれば大丈夫です◎
お米の代わりに片栗粉でもOK
お米のとぎ汁やお米を入れるのは、お米に含まれるでんぷん質と大根の成分のジアスターゼが反応して糖となることで、大根が甘くなるから。
でんぷん質が含まれる片栗粉でも、お米と同様の効果が期待できますよ!
片栗粉の場合は、 大根がかぶるくらいの水に小さじ1杯の片栗粉を入れてください。
おでんの大根が苦い時の対処法まとめ
- おでんの大根が苦い時、大根の味は変えようがないので、おでんの味を濃い目の味にすれば苦みが気にならなくなる
- おでんの大根は、やわらかく甘みと辛みのバランスのとれた真ん中の部位を使うといい
- 皮を厚めに剥いて、お米のとぎ汁で下茹ですれば、大根の苦みを抑えることができる
おでんの大根が苦い時、大根自体の苦みを消す方法はありません。
おでんを作るときは、最初から苦みが出ないようにすることが大切!
少し手間はかかりますが、下ごしらえをきちんとすれば苦みを抑えて甘い大根に仕上げることができますよ^^