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寒い日にこたつに入りながらアイスを食べる。
私が「日本に生まれて良かったなぁ」と実感するときでもあります^^
「こたつがない国には住めないから、私が日本から出ることはないな…」なんて思ってたんですが、ここにきて衝撃の事実が。
なんと、こたつは日本だけのものじゃなかったんです。
そこで今回は、
- こたつは日本だけじゃない?意外な国を調査
- こたつが日本に普及した理由は日本文化にある?
2つについてまとめました。
こたつは日本だけじゃない?意外な国を調査
寒い日にこたつでみかんは日本の冬の風物詩。
こたつを楽しんでいるのは日本だけだと思っていたのですが、実は日本の他にもこたつを使っている国があるんです。
それは、イラン。
こたつを使ってると聞いて、てっきり同じアジア圏の中国かな?なんて思ってたのが、きれいに裏切られました…!
イランは日本から遠く離れた中東に位置する国。
イランの緯度は日本とほぼ同じだそうで、気候もよく似ていることから、イランの人々も寒い時期はこたつで暖をとっているんですね◎
これがイランのこたつです。
思った以上にこたつでびっくりしますよね!
正確には『コルシ』と呼ばれるもので、イランの伝統的な大型家具なんだそう。
イランの人々は、コルシでみかんや果物を食べるらしく、「こたつでみかん」は共通なんだなあ…と思うと感慨深くなりますね^^
さらに調べていくと、イラン以外にもこたつを使っている国がありました。
- アフガニスタン
- スペイン
- トルコ東部
アフガニスタンではイランと同じく『コルシ』、スペインでは『ブラセロ』、トルコ東部では『キュロス』と呼ばれて親しまれています。
上記の国では昔からこたつが親しまれているようですが、最近ではアメリカなどでも日本のこたつ人気が高まっているようです。
こたつはエアコンほど電気代もかからず乾燥もしないので、寒い時期にぴったりの暖房器具。
「冬はこたつでみかん」が、世界共通の過ごし方になる日もくるかもしれません^^
こたつが日本に普及した理由は日本文化にある?
こたつが生まれたのは、今から約500年前の室町時代。
囲炉裏の上に低い台を置いて着物をかぶせたのがこたつの始まりです。
こたつはその後、囲炉裏の上にやぐらを組んで布団をかけた『やぐらこたつ』、火鉢とやぐらを組み合わせた可動式のこたつなど、様々なタイプのこたつが登場。
明治時代には、現代でも使われている『掘りごたつ』が登場しました。
大正時代の終わりには、今と同じ電気式のこたつが登場しました。
このころには、ストーブやヒーターなど、他の暖房器具も普及し始めていたので、こたつはそれほど売れていなかったんですね。
それがどうして「冬はこたつ」となるまで、日本で普及したのか。
秘密は伝統的な日本の家にありました。
こたつが普及したのは、日本の家が夏は涼しく冬は寒いから
伝統的な日本の家屋は、障子やふすまがいたる所に使われていますよね。
そのため、通気性がとてもよく、夏場なんかはクーラーをつけなくても涼しかったりします。
ところが、通気性の良さが冬場にはデメリットに…。
ヒーターやストーブで部屋全体を暖めようと思っても、暖かい風は外へ出ていきます。
そこで、部屋全体を暖めるヒーターやストーブよりも、密閉した空間を素早く暖めることのできるこたつが普及したというわけです◎
現在ではこたつを使っている家は少ない
昔ながらの日本の家屋には欠かせなかったこたつも、現在ではあまり使われなくなってきているようです。
高気密・高断熱の家が多く建てられていることが理由だと思います。
昔の家のようにすきま風が通ることもなく、エアコンや床暖房で家の中が十分暖かくなるから、こたつの必要性が感じられないのかもしれませんね。
こたつを使うのは日本だけじゃない意外な国と日本文化まとめ
- こたつは日本だけでなく、イランでも『コルシ』という名前で昔から人々に親しまれている
- アフガニスタン・スペイン・トルコ東部などでも、同じようにこたつを使っている人たちがいる
- 日本でこたつが普及したのは、昔ながらの日本家屋が通気性がよく冬が寒かったから。集中して体を暖めてくれるこたつに人気が出た
- 高気密・高断熱でもともと家の中が暖かい現在、こたつを使っている家は少なくなってきている
寒い時期はこたつでみかんを食べながら家族で団らん。
日本ならではの文化だと思っていましたが、イランでも昔からこたつが親しまれてきたというのは驚きでした。
しかも、ミカン付き!
冬の過ごし方が同じと聞くだけで、なんだか親しみがわきます♪
日本には、お正月にこたつでダラダラ過ごす「寝正月」なんて言葉がありますが、イランの人たちもダラダラ過ごして家族に怒られる、なんてことがあるかな?
機会があれば聞いてみたいですね^^