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子どもの頃から、冬至の日 = ゆず湯に入る
祖母に『ゆず湯に入ったら、風邪を引かないから』って言われながら入った記憶があります。
冬至の日にゆず湯に入るという習慣は、なんと江戸時代からの風習なんだそう!
ゆずは、【融通】がきくという語呂合わせと、冬至は、【湯治】※とうじ(温泉の湯で体の不調を治すこと)の語呂合わせで、江戸時代のお風呂屋さんがイベントとして始めたのです。
もともとは、運を呼び込む前の厄払いをする禊(みそぎ)だったともいわれています。
さらにゆずの香りでリラックスも♪
今回は、古くから日本の風習としてある冬至の日にゆず湯に入るさまざまな理由を調査してみました!
ゆず湯が美容にいいといわれる理由や、ゆず湯の入り方など紹介します。
冬至にゆず湯に入るのはなぜ?
冬至は、1年で最も昼が短く、夜が長い日。
日にちは決まっていませんが、毎年12/21~22日を指すことが多いそう◎
私は小さいころから、
“冬至にはかぼちゃを食べてゆず湯に入る”
と記憶していました。
うちにはゆずの木があったので何個も入れて、ぷかぷか浮かぶのを見て楽しんでいました。笑
ゆず湯に入るのは江戸時代からの風習で、
- 冬至 → 湯治(とうじ):温泉のお湯などで体の不調を治すこと
- ゆず → 融通がきく
この2つの語呂合わせで、当時のお風呂屋さんが始めたイベントとされています。
ゆずは11~12月が収穫時期なので、当時の人は旬のゆずが健康のためになると経験的に知っていたのかもしれませんね◎
ゆず湯に入る効果として
- ・血行促進
- ・風邪の予防
- ・デトックス
- ・リラックス
ゆず湯に入るだけで、体の芯からポカポカするイメージがあります◎
ゆず湯には運を呼び込む前の厄払いの意味合いもあります。
冬に旬を迎えるゆずは、その時期に最も香りが強く出るので「強い香りのもとには邪気がおこらない」という古くからの言い伝えも。
さらに、ゆずは実るまでに長い年月がかかるため“長年の苦労が実りますように”との願いも込められています。
ゆずを一から植えるとすると実がなるのに、15~20年もかかるんです><
このようなことから“冬至にゆず湯に入ると風邪を引かずに元気に冬を越せる!”といわれるようになりました。
ゆず湯は、江戸時代のお風呂屋さんが始めたイベントとはいえ、縁起もよく昔の人ならではの意味がしっかり込められたものですね♪
ゆず湯の入り方
ゆず湯は、家庭によって入り方もさまざま。
よく冬至の日のニュースで温泉が映ると大量のゆずが入った映像が流れますが、家庭でこれを実践すると結構な費用が…笑
今回は、ゆず1個からでも活用できるゆず湯の入り方をいくつか紹介します。
農薬が原因でかゆみが出てしまう場合もあるので、ゆずを使う前にはしっかり洗うことをおすすめします!
ゆずを丸ごと入れる
切り目などを入れず、丸ごと1個入れることでゆっくりとゆずの成分が溶け出て、刺激をおさえてくれます。
肌が敏感な人は、この方法がおすすめです。
(家庭用の浴槽であれば、ゆず1~2個で十分な量です)
ゆずを切って入れる
ゆずの中身が湯船に出て困るというかたは、カットしたゆずをネットなどに包んで入れると便利です。
関連記事:柚子湯のゆずはそのまま入れる?その後の柚子の使い道を調査
ゆずの皮だけを入れる
ゆずの皮にもリモネン(保湿効果)やシトラール(血行促進)の成分が含まれています。
包丁で皮だけむいて、ネットに入れてお風呂に浮かべるだけでOK!
残ったゆずの実はジャムや砂糖漬けに活用することも◎
ゆずの果汁のみ入れる
ゆずを絞って、果汁のみ入れる家庭もあります。
この入り方であれば、掃除も楽ですよね♪
ゆずの皮を乾燥させてから入れる
ゆずの皮を天日干ししてから、湯船に入れます。
ネットやお茶パックに入れて湯船に浮かべると刺激はかなり抑えられます。
ゆずを洗面器に入れて香りだけ楽しむ
お肌の弱い人や、ゆず風呂に抵抗のある人は、洗面器に浮かべるだけでも◎
浴室内がゆずの香りで、気分だけでも冬至を楽しめます♪
ゆず湯の入り方での注意点
- 刺激があるので、肌の弱い人は無理せず入る
- ゆず湯に長時間入ると血行がよくなりすぎて熱中症を起こす危険も><
- 日中にゆず湯に入らない(ゆず湯に入ったあと紫外線を浴びるとシミや日焼けのもとになる可能性)
- 追い焚きは故障の原因になるので使用しない
- 赤ちゃんは皮膚が薄いのでおすすめしない
ゆず湯は、20分くらいを目安にお風呂から上がってください。
そしてシャワーで体を流し、保湿クリームなどでスキンケアしましょう。
関連記事:柚子湯で痛いと感じる原因は?対処法や注意点をチェック
冬至にゆず湯に入る理由や入り方まとめ
冬至の日にゆず湯に入るのは、江戸時代からの習慣であり昔の人の知恵や経験がたくさん詰まった風習が今もずっと続いています。
冬至 = 湯治
ゆず = 融通がきく
という語呂合わせのもと、ゆずをお風呂に入れて入る習慣になりました。
今まで、ゆず湯はちょっと苦手だなあ…と避けていた人も、今年はちょっとした工夫を活用して、ゆず湯を楽しんでみてくださいね^^
私も大事な人たちの健康を願って、今年も入りたいと思います◎