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おせち料理に欠かせない黒豆は、自分で手作りするという人も多いもの。
甘さも固さも自分好みに調整できるのが手作りのいいところです。
黒豆のレシピを見ると、必ずといっていいほど「重曹で煮る」と書いてあります。
黒豆を煮るときに重曹を入れるのはなぜでしょうか?
重曹がないと黒豆は作れないのか気になりますよね。
そこで今回は、
- 黒豆を煮るのに重曹を入れるのはなぜ?
- 黒豆を煮るのに重曹がない場合の対処法
- 人気の黒豆レシピ
3つについてまとめました。
黒豆を煮るのに重曹を入れるのはなぜ?
黒豆を煮るのに重曹を入れるのはなぜでしょうか。
理由は、黒豆をふっくらとやわらかく煮るためです。
重曹は炭酸水素ナトリウムという成分でできています。
炭酸水素ナトリウムはアルカリ性なのですが、アルカリ性の働きによって黒豆の繊維をやわらかくします。
また、黒豆のたんぱく質も分解するので、あわせて黒豆をやわらかく煮ることができるというわけです。
「やわらかくするだけ?」と思うかもしれませんが、これが結構重要で。
重曹を入れなくても、火を通せば黒豆は柔らかくなります。
ただ、煮る前の黒豆を見てもらったら分かりますが、とても固いんですね。
柔らかくするには長時間煮る必要があります。
そこで、重曹の力を借りるというわけです。
重曹を使えば、手早く黒豆をやわらかくふっくらと仕上げることができます。
いわば、重曹は黒豆を煮るときのお役立ちアイテムといったところでしょうか◎
「やわらかくなるから」といって重曹を入れすぎないようにしましょう。
苦みやえぐみがでてしまいます><
黒豆を煮るのに重曹がない場合の対処法
重曹は黒豆を煮るときのお役立ちアイアテム。
あればとても便利ですが、なかったらなかったで平気なんです。
重曹がないと黒豆は作れないなんてことはないので、安心してくださいね!
重曹がない場合に黒豆を煮るときのポイントは2つ。
- 黒豆を煮汁に浸けて12時間は置いておくこと
- 鍋のフタを2重にして煮ること
ポイントをおさえれば、重曹がなくても黒豆をやわらかくシワなく煮ることができますよ。
黒豆はしっかり12時間ほど浸けてもどす
黒豆はしっかり水分に浸けて戻すことが大事。
重曹を使わない分どうしても煮る時間が長くなってしまいますが、事前に12時間ほど黒豆を浸けておくことでやわらかくなります◎
黒豆は水で戻す方法もありますが、長く浸ける分、水じゃなくて煮汁に浸けるほうがおすすめ。
余計な水分が黒豆に入らず、ツヤが増した黒豆に仕上がります^^
鍋のフタを2重にして煮る
煮汁に12時間浸けた後に黒豆を煮ていきます。
その時に、鍋には中蓋と外蓋の2重のフタをしながら煮ることがポイント。
2重の蓋にはそれぞれ役割があります。
中蓋:煮汁から黒豆が出ないようにする
外蓋:黒豆にじっくりと火を通す
黒豆は、煮ている間に煮汁から出て空気に触れてしまうとシワができる原因になります。
キッチンペーパーなどでいいので中蓋は必ず使ってくださいね。
外蓋も、黒豆をやわらかく煮るためには必須です。
外蓋があることで水分を逃がさずに、蒸したようにじっくりと黒豆に火を通すことができます。
ただ、完全に外蓋をしてしまうと煮汁が吹きこぼれてしまいます><
なのでほんの少しの隙間でいいので、少し外蓋はあけた状態で黒豆を煮ていきましょう。
人気の黒豆レシピ
重曹を使わないで作る黒豆のレシピを紹介します。
- 材料
- 黒豆:250g
砂糖:200g
水:1000ml
醤油:小さじ1杯 - 作り方
- ①鍋に砂糖と水を入れて火にかけて沸騰させる
②沸騰したら火を止めて、洗った黒豆を入れる
③蓋をしてそのまま12時間置いておく
④鍋を中火にかけて、アクが出てきたら取り除く
⑤ある程度アクをすくったら、ごく弱火にして中蓋・外蓋の2重蓋にして3~4時間煮る
⑥黒豆がちょうどいいやわらかさになったら醤油を入れる
⑦火を止めて、蓋をしたまま冷ます
もしも、煮ている間で水分が少なくなってしまったらお湯を少しずつ足してください。
黒豆にシワがよる原因になるので、水ではなく煮汁と同じくらいのお湯を加えます。
黒豆を冷ますとき、鍋のままの場合は蓋をしたまま・タッパーなどに移した時は、キッチンペーパーを重ねてください。
どちらも黒豆にシワがよるのを防ぐためです。
シワがよらない黒豆はふっくらとやわらかな仕上がり♪
気を使う必要はありますが、その分おいしく格別な黒豆になりますよ。
ぜひ作ってみてください^^
黒豆を煮るときに重曹を入れる理由まとめ
- 黒豆を煮るのに重曹を入れる理由は、黒豆を早くやわらかく煮るため
- 重曹がなくても黒豆は煮ることができる
- 黒豆を煮るときに重曹がない場合は、事前に黒豆を煮汁にしっかり浸けておくこと・2重蓋にして煮ることが大事
黒豆を煮るときに重曹があれば、手早く簡単に黒豆をやわらかく煮ることができます。
黒豆を煮るときにあれば便利なお助けアイテムですが、重曹がなくても大丈夫!
少しのポイントをおさえれば、重曹なしでもやわらかいシワのない黒豆を煮ることができます^^