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氷砂糖もグラニュー糖も、もとの原料はどちらもテンサイとサトウキビ。
同じ砂糖なのに、どうしてレシピによって氷砂糖とグラニュー糖を使い分けるのか不思議ですよね。
氷砂糖はなかなか家にあるものじゃないし、常備してあるグラニュー糖や他の砂糖で代用できたらいいですが可能なのでしょうか。
そこで今回は、
- 氷砂糖とグラニュー糖の違い
- 氷砂糖はグラニュー糖で代用できる?
- 氷砂糖とグラニュー糖の使い分けについて
3つについてまとめました。
氷砂糖とグラニュー糖の違い
氷砂糖とグラニュー糖の違いは、砂糖の溶けやすさです。
どちらも同じ原料でできている砂糖の仲間である氷砂糖とグラニュー糖。
さらに氷砂糖はグラニュー糖を結晶化させて固めたものですが、溶けやすさは全く違います。
グラニュー糖はサラサラとした質感で粒が小さく、飲み物などに入れるとさっと溶けます。
非常に溶けやすいグラニュー糖は、コーヒーや紅茶の砂糖としてよく使われているので馴染み深い人も多いのではないでしょうか。
反対に、氷砂糖はその名前の通り、氷のような大きなかたまり。
飴のようにそのまま舐めることもできるほどなので、溶けるのは非常にゆっくり。
なかなか溶けないのが氷砂糖の特徴です。
氷砂糖はグラニュー糖で代用できる?
氷砂糖はゆっくり溶けるので、長時間煮込むような料理のときに他の砂糖の代わりとして使うことはできます。
ただし、氷砂糖がないからといってグラニュー糖で代用することはできません。
氷砂糖は主に、梅酒などの果実酒やフルーツシロップを仕込むときに使います。
なぜ「わざわざ溶けにくい氷砂糖を使うのか」疑問でしたが、氷砂糖の溶けにくさが果実酒やシロップをおいしくする秘密だったんです。
どの砂糖よりもいちばんゆっくり溶ける氷砂糖は、じっくりと果実のおいしさを引き出します。
氷砂糖が溶けて液体になるうちに、果実の風味がしっかり氷砂糖につくんですね。
グラニュー糖や他の砂糖だと、果実のエキスが出る前に先に砂糖が溶けてしまいます。
うま味や甘みのつまったエキスがしっかり出ないまま果実酒やフルーツシロップを完成させてしまうと、なんだか味の薄い物足りない仕上がりになってしまうんですね。
また、氷砂糖のクセのないすっきりとした甘さは果実の甘さを邪魔しません。
砂糖の甘さだけが勝ってしまうとただ甘いだけの仕上がりになってしまいますが、氷砂糖は果実を引き立たせてくれます。
グラニュー糖でも果実酒やフルーツシロップを作ることはできます。
しかし、氷砂糖で作ったものと比べるとおいしさは全然違うので、氷砂糖の代用でグラニュー糖を使うことはおすすめできないというわけです。
氷砂糖とグラニュー糖の使い分けについて
上記でもお話ししたとおり、氷砂糖は果実酒やシロップを作るのに適しています。
基本的な果実と氷砂糖の比率は1:1。
消毒した入れ物に果実と氷を交互に重ねるだけでシロップができちゃいます。
簡単なのにおいしいのは、氷砂糖がゆっくり溶けて果実のおいしさを引き出しているから。
レシピはレモンですが、実家にいるときは毎年梅シロップを祖母が作っているのを思い出しました^^
ヨーグルトにかけたり、水や炭酸で割ってジュース代わりに飲んだり。
市販のジュースを飲むより体にいいのでおすすめです◎
グラニュー糖はさっと溶けやすいので、どんな料理やお菓子にも使うことができる万能砂糖。
氷砂糖ほどではありませんが、グラニュー糖も純度が高くすっきりとした味わいで、食べ物の味を邪魔しません。
家に1つ砂糖を置いておくならグラニュー糖を選べば間違いないと思います。
普段の料理やお菓子作りにはグラニュー糖を、果実酒やシロップなど漬け込むときは氷砂糖を使うといった風に使い分けするといいですね。
氷砂糖とグラニュー糖の違いまとめ
- 氷砂糖はグラニュー糖を結晶化させたものでもとは同じ
- 氷砂糖とグラニュー糖の違いは溶けやすさ
- 氷砂糖はゆっくりと時間をかけて溶けるが、果実のエキスを引き出すので果実酒やシロップを作るのに氷砂糖は必須
氷砂糖は他の砂糖の代用で使えますが、グラニュー糖を氷砂糖の代用として使うことはできません。
果実酒やシロップを作るのにわざわざ氷砂糖を用意するのにはきちんと理由があったんですね。
シロップは意外と簡単に作れるので、私も今年チャレンジしてみようかと思います^^