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ふわふわにスポンジケーキが焼きあがると嬉しいですよね^^
「傷まないように冷蔵庫に入れておこう」とスポンジケーキを冷蔵庫に入れたはいいものの、時間が経ってからスポンジケーキを取り出すと「なんか生地が固くなってる?」と感じたことはありませんか?
せっかくのふわふわのスポンジケーキも、冷蔵庫に入れると固くなるのは仕方のないことなんです。
でも、冷蔵庫に入れないと傷んじゃうし…。
スポンジケーキをふわふわのまま保存するにはどうしたらいいのか気になりますよね。
そこで今回は、
- スポンジケーキが冷蔵庫で固くなる原因
- スポンジケーキが冷蔵庫で固くなったときの対処法
- スポンジケーキの正しい保存方法
3つについてまとめました。
スポンジケーキが冷蔵庫で固くなる原因
スポンジケーキが冷蔵庫で固くなるのは、スポンジケーキの材料が原因です。
スポンジケーキは、卵と砂糖と薄力粉とバターを混ぜ合わせて生地を作ります。
卵と砂糖を合わせるとき、ミキサーを使ってリボン状になるまでしっかりと泡立てますよね。
そのときに空気も一緒に混ぜ合わせるので、焼きあがったスポンジケーキの生地は空気が多く含まれています。
これがふわふわの秘密なのですが、空気は冷やすことで体積が減ります。
スポンジケーキを冷蔵庫に入れると固くなるのは、冷えることで空気の体積が減って、生地の目が詰まったような感じになるから。
これはスポンジケーキに限ったことではなく、生地に空気を含ませて作るお菓子全てに言えることです。
冷やすと生地がぎゅっとしまります。
それがおいしさにつながるケーキもあります(チーズケーキとかガトーショコラは冷やして生地がしまったほうがおいしいなんて言われてますね)。
スポンジケーキは、他にも
・薄力粉のでんぷん質が冷やすと固まる性質がある
・バターが冷えると固まる性質がある
上記のように、『冷やすと固まる』性質で作られているので、冷蔵庫に入れると固くなってしまうというわけです。
同じような材料で作るパウンドケーキなんかは生地がぎゅっとしまってもおいしいとされるのに、なんでスポンジケーキは固くなるのが良くないとされるのかな~と疑問で。
個人的な見解になりますが、スポンジケーキは生クリームとあわせることが多いから、生地はふわふわのほうがいいとされているのかもしれません。
ふわふわのスポンジケーキと生クリームの組み合わせはテッパンですもんね^^
スポンジケーキが冷蔵庫で固くなったときの対処法
スポンジケーキが固くなってしまったとき、電子レンジを使えばふわふわに戻すことができます。
耐熱皿に乗せて、ラップをかけて600Wで10秒ほど温めてください。
温めすぎると、スポンジケーキがやわらかくなりすぎて食感がふわふわでなくべちょっとした感じになってしまいます。
ふわふわを目指すなら、温めすぎないように注意!
目的はスポンジケーキを温めることではなく、生地をふわふわにすることです。
ただし、電子レンジを使った対処法は『スポンジケーキに生クリームやフルーツを合わせていない』場合のみできること。
生クリームやフルーツをデコレーションしたスポンジケーキは、冷蔵庫に入れて固くなってしまったものをふわふわに戻すことはできません。
デコレーションしたスポンジケーキを冷蔵庫に入れるのは、傷ませないためにも正しい保存方法です。
ただ、どうしても生地は固くなってしまうので早めに食べきることをおすすめします!
スポンジケーキの正しい保存方法
スポンジケーキは、何もデコレーションしていない状態ならその日の内は常温で置いておけます。
スポンジケーキって基本的に、生クリームなどでデコレーションしたり何か他のケーキの土台にしたり。
そのまま食べるというよりは、焼いたあと加工されることがほとんどだと思います。
加工しようと思ったら、焼き上げたスポンジケーキをしばらく置いておく時間が必要なんですね。
「生地を落ち着かせる」というんですが、この時間をとらないでスポンジケーキをカットしたりデコレーションしようとすると、生地がボロボロに崩れてしまうんです。
なので、スポンジケーキはもともと焼きあがったあとそのまま置いておくもの。
その日の内なら常温で置いておいても問題はないので、安心してくださいね^^
注意してほしいのは、スポンジケーキはとても乾燥しやすいということ。
- スポンジケーキに型紙が付いている場合は外さない
- 大きめのビニール袋にまるごと入れるか、ラップで包む
乾燥しないように気を付けて保存しましょう。
翌日以降にデコレーションするならば、冷蔵庫に入れておきます。
生地が固くなるのは避けられませんが、傷んでしまうのはもっと嫌ですよね。
冷蔵庫に入れるときも、型紙はつけたまま・ビニール袋にいれるかラップで包んで乾燥しないようにします。
冷蔵庫で固くなりにくいスポンジケーキの作り方
スポンジケーキは、冷蔵庫に入れるとどうしても固くなってしまいます。
仕方のないことではありますが、傷ませないように冷蔵庫に入れなきゃいけないときもありますよね。
そんなときのために、冷蔵庫に入れても固くなりにくいスポンジケーキを作るコツを集めました^^
- 材料に牛乳20gを加える
- 砂糖の量は減らさない
- 生地と薄力粉はしっかり混ぜる
- 反対に、生地とバターは混ぜすぎない
牛乳を加える・砂糖の量は減らさない
牛乳を加えることで生地をしっとりさせる効果があります。
牛乳の量は、15㎝の型(薄力粉・砂糖の量が70~90gほど)で20gです。
バターと一緒に温めて、バターと一緒に生地に加えてればOKです^^
また、カロリーを気にして砂糖の量を減らすのはNG!
砂糖には卵を泡立てたときの気泡を安定させる働きがあります。
勝手に減らしてしまうと、気泡が安定せず膨らみが悪い生地になるので注意してください。
薄力粉はしっかり混ぜる・バターは混ぜすぎない
卵の生地と薄力粉を合わせるとき、「練らないように」気を付けるあまり、生地と粉が混じってないことがよくあります。
薄力粉は下のほうにたまるので、きちんと混ぜないとスポンジがどっしりとした食感になってしまいます。
卵をしっかり泡だてておけば気泡が早々に潰れることはないので、ボウルの底からしっかり生地を返すように混ぜてください。
反対に、バター(+牛乳)を入れてからは手早く混ぜすぎないことが大事!
バターが入ると一気に卵の気泡は潰れてしまうので、手早く切るように混ぜます。
バターが生地の底にたまる前に手早く混ぜるのが難しい場合は、バターのところに生地を少しだけ入れてよく混ぜ合わせたものを作ってください。
そして、混ぜ合わせたものを生地の中に戻して全体を合わせます。
生地とバターを先に乳化させておけば、そのあとに合わせる生地とも混ざりやすくなりますよ^^
普段自分が作ってるお気に入りのレシピってあると思います。
それを邪魔しないようなコツだけ集めたので、ぜひ試してみてください◎
スポンジケーキが冷蔵庫で固くなる原因まとめ
- スポンジケーキが冷蔵庫で固くなるのは、スポンジケーキの中の空気が冷やされることで生地がぎゅっとしまるため
- 生クリームやフルーツなどデコレーションしていない状態のスポンジケーキなら、電子レンジ600Wで10秒ほど温めればふわふわに復活する
- スポンジケーキは焼いたその日の内なら常温で保存しておくほうがいい
生地に牛乳を加えたり、混ぜ方に注意すれば固くなりにくい生地を作ることは可能です。
ただ、スポンジケーキに限らず、空気を含ませて作るお菓子は冷蔵庫に入れると生地が固くなってしまうのは避けられません。
焼きあがったスポンジは、できるだけその日のうちに食べきるのが一番おいしい食べ方です。
食べきれないときは冷凍庫で保存するほうがおすすめです!