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カステラを買うと必ずといっていいほど底についてるザラメ。
ザラメのじゃりっとした食感はカステラには欠かせないですよね。
実は、カステラのザラメはカステラを長持ちさせるために必要なもの。
カステラにザラメがついてる理由はおいしさのためだけじゃないんです。
そこで今回は、
- カステラにザラメがついてる理由や意味
- カステラにザラメはいらないの声も?
2つについてまとめました。
カステラにザラメがついてる理由と意味まとめ
カステラにザラメがついている理由は2つ。
- カステラを長持ちさせるため
- カステラをしっとりさせるため
それぞれ詳しく見ていきましょう。
カステラを長持ちさせるため
カステラと言えば有名なのが長崎カステラ。
その昔、長崎から江戸や京都にカステラを献上していました。
宅配便で次の日には荷物が届く現代と違い、昔は船を使って何日もかけてカステラを運ぶ必要があったんですね。
しかし、カステラは卵をたっぷり使っており水分量も多いので、傷みやすい食べ物。
「カステラを傷ませないで運ぶためにどうしたらいいのか?」
考えられたのが、砂糖を使うことだったんです。
糖度が高く菌が繁殖しにくい砂糖は、もともと防腐剤の役割をもっていました。
ザラメをまぶすことでカステラを傷みにくくさせて、長崎から全国にカステラを広めていたというわけなんです。
カステラをしっとりさせるため
カステラのザラメは時間が経つにつれて生地に浸透していくのですが、しっとり感を長持ちさせるためにザラメを付けたとも言われています。
ザラメの原料である砂糖には水分を保つ性質(保水性)があるので、現代でも生地をしっとりさせたい・時間が経っても生地を固くさせないために砂糖は使われています。
砂糖の性質を活かして、うまくカステラに応用していたことが分かりますね。
カステラにザラメはいらないの声も?
現代では荷物はすぐに届きますし、冷凍でカステラを運ぶ技術も発達しました。
『カステラを長持ちさせるため』ザラメをつける必要はなくなったのですが、ザラメの味と食感は人気を得て今もカステラにザラメは欠かせないものになっています。
私もカステラのザラメは好きなのですが、調べてみると意外と「カステラにザラメはいらない」と思ってる人もいるようで…。
そんな人たちの声をまとめてみました。
・カステラのふわふわの生地だけ楽しみたいのに、ザラメがあるとじゃりじゃりして邪魔
・カステラのザラメはいらないから削いで食べてるぐらい
・素材本来の味を堪能したいからザラメはいらない
おもしろいのは、カステラのザラメがいらないと思ってる人は、バウムクーヘンのシュガーコーティングもいらないと思っているという人が多かったこと。
ふわふわの食感に全く別の食感が混じるのが苦手なのかな?と感じました。
ちなみにカステラのザラメは『長崎カステラ』として売ってるものの特徴なんだそう。
長崎カステラとして売ってるものは総じてザラメがついているので、ザラメが苦手な人は『長崎カステラ』として売られてないものを選ぶといいでしょう。
カステラにザラメがついてる理由と意味まとめ
- カステラにザラメがついているのは、カステラを長持ちさせる防腐剤の役割があったから
- また、砂糖には保水性があるので、ザラメが馴染んでカステラをしっとりさせる役割もあった
- 現代では『カステラを長持ちさせるため』ザラメを使う必要はないが、ザラメの味と食感が受けたために今でもザラメは使われている
カステラのザラメは、カステラを長持ちさせる防腐剤としての大事な役割があることが分かりました。
ただおいしいからついているだけじゃなかったんです。
昔の人は工夫してカステラのおいしさを保っていたんだなと思うと、今手軽にカステラが食べられるのがありがたく感じますね。