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醤油ちゅるちゅるという言葉を知っていますか?
SNSで話題になっている言葉で、灯油を入れるときに使うポンプのことを指すんです。
醤油と灯油ポンプ、全く結びつかないですが、気になるのは醤油ちゅるちゅるの正式名称。
なぜ醬油ちゅるちゅるという名前になったのでしょうか。
今回は、醤油ちゅるちゅるの正式名称や語源について調べました。
醤油ちゅるちゅるの正式名称
醬油ちゅるちゅるの正式名称は、灯油用ポンプのこと。
ただ、灯油用ポンプは正式名称を『石油燃焼器具用注油ポンプ』と言います。
少しややこしいですが、醤油ちゅるちゅるというのは『灯油用ポンプを参考にして作った商品の名称』のことなんです。
醤油ちゅるちゅるなんて言われると、食品に使う道具のように感じてしまいますよね^^;
どうしてこのような名前で呼ばれているのか!?
気になる語源についても調べてみました!
醤油ちゅるちゅるの語源
醤油ちゅるちゅるという言葉はどこからきたのか、SNS上では『ドクター中松さんが発明したもの』という噂が飛び交っています。
ドクター中松こと中松義郎さんは、実業家でありながら発明家としての一面も持っています。
醤油ちゅるちゅるとは、もともとは醤油を簡単に移し替える道具のこと。
幼少期の中松さんが、台所で重い一升瓶から小さい卓上用の醤油容器に醤油を移し替えている母親の姿を見て「なんとかもっと簡単に醤油を移し替えることはできないか」と考えて発明した商品なんです。
中松さんは開発当初から、「石油燃焼器具用注油ポンプを改良して醤油ちゅるちゅるを作った」と語っているため、石油燃焼器具用注油ポンプを発明したのは中松さんというのは間違いだそう。
醤油ちゅるちゅるという、醤油を簡単に入れ替える商品を発明したのは中松さんで間違いないのですが、参考にした灯油用ポンプ自体は中松さんが発明する前からあったのです。
灯油用ポンプに使われているサイフォン式の原理:1907年に特許獲得済み
中松さんが醤油ちゅるちゅるの実用新案の提出:1947年
不思議なのは、ネットで【醤油ちゅるちゅる】と検索すると灯油用ポンプが出てくること。
これは推測ですが、醤油ちゅるちゅるというなんともユーモアのあるネーミングをつけることで、お客さんの目をひきやすくしているのではないでしょうか?
灯油用ポンプというより醬油ちゅるちゅるで会話したほうがなんだか楽しくなりますしね^^
醤油ちゅるちゅるの使い方
寒い地域の人でないとなかなか灯油を使うことはないので、醬油ちゅるちゅるの使い方は分からないかもしれません。
職場や学校で使うときっもあるかもしれません。
いざというときに困らないように、醤油ちゅるちゅるの使い方を覚えておきましょう!
- 灯油の入ったポリタンクをファンヒーターのタンクより高い位置に置く
- 醬油ちゅるちゅるの上部にある白いねじを締める
- ファンヒーターのタンクに醬油ちゅるちゅるのホースを差し込む
- 醬油ちゅるちゅるの赤い部分を2~3回シュコシュコと押す
灯油のポリタンクとファンヒーターのタンクに高低差をつけることで、2~3回のシュコシュコだけで灯油が入っていきます。
私は雪国出身なので、子どものころまさに醬油ちゅるちゅるを使ってストーブに灯油を入れていたことを思い出しました…!
ぼーっと入れてたらファンヒーターのタンクから灯油があふれてきたなんてことも何回も経験があります^^;
醤油ちゅるちゅるの正式名称まとめ
醤油ちゅるちゅるの正式名称や語源についてまとめました。
醤油ちゅるちゅるは、灯油ポンプの原理を参考にして作られた醤油を入れ替えるための商品のこと。
原理や用途が似ていることから、いつしか灯油ポンプのことも醬油ちゅるちゅると呼ばれるようになったようです。
最近では電動の灯油ポンプなんてのもありますが、手動でシュコシュコするのも冬の風物詩のひとつとしてこの先も残ったらいいな、なんて思います^^