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「食べる宝石」と呼ばれてSNSでも話題になっている琥珀糖。
材料も寒天・砂糖・水だけでできるし、レシピもたくさんあるから手作りの琥珀糖にチャレンジする人も多いのではないでしょうか?
寒天を溶かして砂糖と混ぜて…あとはバットに流し入れて固めるだけ!
そう思って冷蔵庫に入れたのに、琥珀糖が固まらないでドロドロのままだと焦りますよね><
琥珀糖はシンプルな材料とシンプルな作り方ですが、ポイントを押さえないと琥珀糖が固まらないことはよくあるんです。
今回は、琥珀糖が固まらないでドロドロになる理由や固まらない時の対処法についてまとめました。
琥珀糖が固まらないしドロドロの理由
「簡単に作れる!」って書いてあったのに失敗してしまうとお菓子作りが嫌になってしまいますよね。
その気持ちよく分かります><
でも、失敗の内容がきちんと分かっているなら(今回なら琥珀糖が固まらないという明確な失敗が分かっている)、必ずお菓子作りは成功させることができます!
琥珀糖が固まらないでドロドロになるのは、実はよくある失敗。
その理由をひとつひとつ見ていきましょう。
寒天がきちんと溶けていなかったため
琥珀糖を作るときは寒天の中でもふやかす手間のない粉寒天を使う人が多いと思います。
粉寒天は水にさっと振り入れるだけで溶けたように見えますが、これだけじゃいくら冷蔵庫で冷やしても固まらないんです。
粉寒天だけでなく棒寒天・糸寒天でも同じで、沸騰させたお湯でしっかり2分ほど煮立たせないと寒天は固まりません。
琥珀糖の色付けにジュースを使ったときに冷たいジュースを一気に加えたため
琥珀糖の色付けにジュースやシロップを使うこともあるでしょう。
その際に冷たいジュースやシロップを一気に多く寒天と混ぜるのはNG。
冷たいジュースに触れた部分から寒天が固まりだし、他の部分と固まりにムラができてしまうんです。
琥珀糖の味付けにレモン汁やオレンジジュースといった酸味の強いものを使ったため
レモン味やオレンジ味の琥珀糖、さっぱりさわやかでおいしいですよね!
しかし、琥珀糖の味付けにレモン汁やオレンジジュースといった酸味の強いものを使うと、寒天の成分が壊されて固まらなくなってしまいます。
寒天は酸に弱いという弱点があるんです。
ここまでが【寒天を使って琥珀糖を作った時】に琥珀糖が固まらなかった時の理由です。
寒天の代わりにアガーを使った場合は琥珀糖が固まらない理由が変わってきます。
琥珀糖作りにアガーを使った場合:アガーを沸騰させたため
アガーは寒天とゼラチンの間ぐらいの食感が出せる凝固剤のひとつ。
透明感が出るので琥珀糖作りにアガーを使う人も多いんですよ。
ただ、アガーは温度調整に注意が必要です。
アガーを溶かすときに沸騰させてしまうと固まる力が弱まってしまうんです。
琥珀糖が固まらないしドロドロな時の対処法
寒天は常温でも固まるものです。
なので冷蔵庫に入れて3時間以上たっても固まらないのであれば、それ以上待っていても固まることはありません。
新たに寒天を足して固めましょう。
琥珀糖は寒天・水・砂糖のバランスも大事なので、ただ単に寒天液を足すのではなく琥珀糖を作って足します。
- 固まっていない琥珀糖は常温に戻しておく
- 最初に作ったレシピの半分の量の寒天を煮立たせて溶かす
- 半分の量の砂糖も加えてしっかりと煮立たせる
- 固まっていない琥珀糖を鍋の中に入れてしっかりと混ぜる(火は弱火にする)
- 全体的に糸が引くくらいになったら、バットに流し入れて冷蔵庫で冷やす
固まっていない琥珀糖の温度が冷えたままだと、新たに追加する琥珀糖との温度差で固まりにムラができてしまいます。
なので、固まっていない琥珀糖は先に常温に戻しておくのが大事◎
再加熱したときはしっかり混ぜ合わせましょう。
琥珀糖をうまく作るためのコツ
琥珀糖はシンプルな材料・シンプルな作り方なので、ひとつずつコツを押さえれば失敗することはありません。
琥珀糖をうまく作るためのコツは3つ。
- 寒天は沸騰した状態で2分間ほどしっかり煮立たせること
- 色付けにジュースやシロップを使うときは、寒天を煮立たせたあとに常温のものを加えること
- 酸味の強いものを使うときは少量を最後に加えること
寒天はブクブクと小さな泡が出た状態で2分ほど混ぜながら煮立たせましょう。
OKの目安は、ヘラで寒天液を上に持ち上げたときにトロッと糸をひくくらい。
食紅で色付けするときもですが、ジュースやシロップを寒天液と一緒に煮立たせないようにしてください。
色付けや風味づけは寒天液をバットに流し入れてから。
常温に戻したジュースやシロップ、食紅を使うようにすればムラができることはありません。
琥珀糖のレシピの中には最初からジュースやシロップで寒天を煮立たせるレシピもあります。
問題なく固まる場合もありますが、失敗する可能性を少しでも減らしたいなら、酸味のあるレモン汁やオレンジジュースなどは少しの量をバットに流し入れてから加えるのがおすすめです!
琥珀糖が固まらないしドロドロの理由まとめ
琥珀糖が固まらないでドロドロの理由や対処法をまとめました。
琥珀糖が固まらないでドロドロなのは寒天の取り扱いに原因がある場合がほとんど。
- 寒天はしっかりと煮立たせる必要があること
- 冷たいものや酸の強いものとは相性が弱いこと
上記の寒天の特性を知っておけば、琥珀糖作りで失敗することも少なくなると思います◎