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お菓子作りのレシピを見ていると、たまに出てくるアガー。
どうやら食べ物を固める凝固剤の役割をするようだけど、そもそも「アガーって何?」と思いますよね。
アガーという植物が存在するのか、どうやってアガーを使うのか気になることだらけ…!
そこで今回は、アガーって何?という疑問について原材料や寒天との違いについてまとめました。
アガーって何?原材料について
アガーの原材料は海藻です。
スギノリ・ツノマタなどの海藻類から抽出した食物繊維(カラギーナン)
+
マメ科の種から抽出した多糖類(ローカストビーンガム)
カラギーナンという食物繊維とローカストビーンガムという多糖類を合わせてできていて、植物性の凝固剤と言えば分かりやすいかと思います。
ちなみに凝固剤の仲間であるゼラチンは動物性、寒天はアガーと同じく植物性になります。
商品として売られているアガーの中には、水分と馴染ませやすくするためにぶどう糖を配合しているものも。
アガーの原材料である海藻類は、食物繊維が豊富に含まれているのは有名な話。
アガーもお菓子作りや料理に使うことで手軽に食物繊維をとることができます^^
アガーって何?寒天との違い
アガーも寒天も同じ植物性の凝固剤。
どちらも海藻が原料となっていますが、違いは何なのでしょうか?
アガーと寒天の違いを比較してみました!
原材料
アガーが海藻から抽出した成分とマメ科の種から抽出した成分でできているのに対して、寒天はテングサやオゴノリといった海藻から抽出した成分だけでできています。
ほぼ食物繊維でできている寒天のほうがカロリーも低いことが分かります。
食感
アガーと寒天の最大の違いは、食べ物を固めた時の食感です。
寒天はさっくりとした食感で、口の中でほどけるような感覚があります。
たいしてアガーはプルンとした弾力感があり、つるりとしたのど越しの良さがあります。
寒天には弾力性はないので、アガーと寒天で固めたものを食べてみると違いは明確だと思います。
アガーの食感は、ゼラチンと寒天の間ぐらいだとも言われています。
ゼラチンのやわらかい弾力性も寒天のしっかりした食感もどちらも欲しいというときに、アガーはぴったりなんですね。
透明度
寒天はそのままだと白濁しています。
砂糖を加えることで透明度が増していくのが寒天の特徴です。
アガーは凝固剤の中でも透明度はピカイチ!
素材の色を生かしたいときにもアガーはおすすめです◎
アガーが向いている料理とレシピ
アガーのプルンとした食感と透明感を生かしたレシピを紹介します!
ゼラチンとは違い夏場でも溶け出すことはないので、季節問わず安心して使うことができますよ^^
水ゼリー
見てるだけで涼しげな水ゼリー。
アガーの透明感を最大限に生かしたレシピではないでしょうか?
アガーは常温でも固まるので型に入れるときは手早く作業しましょう!
お好みで黒みつやきなこをかけて食べてくださいね^^
水羊羹
夏場でも溶けないアガーで作った水羊羹はおもたせにもぴったり。
アガーはダマになりやすいので、最初に砂糖と一緒によく混ぜてください。
少しの塩があんこの甘さを引き立たせます^^
牛乳プリン
アガーを使うと、プルンとした弾力のある市販の牛乳プリンが作れちゃいます!
アガーはしっかり加熱しないと溶けないので、レンジでの加熱が不安な人は鍋で作ると失敗しにくいと思います。
アガーって何?まとめ
- アガーは海藻から抽出したカラギーナンとマメ科の種から抽出したローカストビーンガムが原料の植物性のS凝固剤
- アガーはプルンとした弾力とつるりとしたのど越しの食感
- アガーは透明度が抜群で素材の色を生かしたいときに使うのがおすすめ
寒天やゼラチンに比べてあまりなじみのないアガーですが、常温でも溶けないことから夏場にゼラチンの代わりに使う人は多いです。
ゼラチンや寒天の間のような食感は、まさにゼラチンと寒天のいいとこどり!
いつものお菓子作りにアガーを使って食感の違いを楽しんでみてくださいね♪