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昔から日本の保存食として親しまれてきた梅干し。
「塩分が多いから腐らないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、保存状態によっては梅干しだって腐ることがあるんです。
でも、梅干しが腐るとどうなるかなんてよく分からないですよね。
「もしかしてあの梅干し腐ってたの?」なんてあとから気づいて焦らないように、梅干しが腐ったときの状態を事前に知っておくことはとても大事です。
そこで今回は、梅干しが腐るとどうなるのか、梅干しを腐らせないための注意点についてまとめました。
梅干しは腐るとどうなるの?
塩分濃度が高く腐りにくい梅干しですが、全く腐らないわけではありません。
梅干しが腐ると、以下のような症状が出てきます。
発酵したようなすっぱいニオイがする
梅干の表面にカビが生える
変色している
糸が引いている
ドロドロと梅干が崩れる
発酵したようなすっぱいニオイがする
梅干しはもともとすっぱいニオイがしますが、腐った梅干しのすっぱさはまた違います。
発酵したかのような鼻にツンとくるすえたニオイなので、紫蘇のさわやかなニオイはしません。
梅干しの表面にカビが生える
梅干に生えるカビは、白・青・赤・黒とさまざま。
カビが生えてしまうと完全に腐っているので食べないでください。
ただ、梅干しに白いものがついた場合、全てがカビではありません。
乾燥した梅干に白いものがブツブツついていたら、それは塩が結晶化したものである可能性が高いです。
カビか塩か判断がつかないときは、ニオイや他に見た目で異変がないか確認してくださいね。
変色している
カビだけでなく、梅干しそのものが変色しているのも腐っている証拠。
梅干しは鮮やかな赤色や濃い赤紫色のものが多いですが、黒っぽくなってしまった梅干しは腐っているので食べるのはやめましょう。
糸が引く・ドロドロと崩れる
梅干しをつかんだ時に実がドロッと崩れたり、糸を引いている場合も危険です。
梅干しは保存している間につかんで崩れるほど実がやわらかくなることはありません。
菌が繁殖しているので、久しぶりに梅干しを取り出すときは触ったときの感触にも気を付けてください。
梅干しにカビが生えたときの対処法
梅干しにカビが生えてしまうとショックですが、その他に腐っている様子が見られないときはカビの生えた梅干しを取り除くことで対処できる場合もあります。
梅干しにカビが生えたときの対処法はこちら↓
- カビが生えた梅干しや、カビを全て取り除く
- (梅を漬けている間にカビが生えた場合)梅を漬けている梅酢を取り出して鍋に入れ替えて煮立たせる(煮沸消毒する)
- 新しい保存容器を用意して、きちんと煮沸消毒またはアルコール消毒する
- きれいな状態の梅干しを戻す。漬けている途中の梅であればきちんと水分を拭いて戻す。
梅を漬けている間にカビが生えたとき・梅干しが完成してからカビが生えたとき、どちらもカビを取り除いて梅酢や容器をきれいにすれば、残った梅または梅干しは食べることができます。
ただし、梅だけじゃなく梅酢全体が濁っている場合は、全ての梅干しにカビが繁殖してしまっている可能性が高いです。
もったいないですが、その梅干しは食べないほうがいいでしょう。
梅干しを腐らせないための注意点
せっかくの梅干し、腐らせてしまうのはもったいない!
梅干を長期間腐らせないで保存するための注意点をまとめました。
塩分濃度18%以下の梅干しは冷蔵庫で保存する
梅干しは市販のもの・手作りのもの、それぞれ塩分濃度がさまざまです。
塩分濃度が高いほど腐りにくくなるので、昔ながらの塩辛い梅干しなど塩分濃度が18%以上のものは常温でも保存が可能です。
しかし、最近では塩分濃度が18%の梅干しというのは珍しく、市販・手作りともに塩分濃度8~10%の梅干しが主流となっています。
塩に漬けた梅干しでも、塩分濃度が低ければ気温の変化などで腐ってしまうことは十分にあり得ます。
なので、塩分濃度が18%以下の梅干しは、必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。
梅干しを取り出すときは清潔な箸を使う
梅干しが浸かってるかなと様子を見たり、食事のときに食べようと梅干しを取り出すとき。
気を付けてほしいのは、清潔な箸またはトングを使って梅干を触ることです。
わざわざ新しい箸を用意するのが面倒だからと、自分が口をつけた箸で梅干しを触るのはNG。
唾液に含まれる雑菌が一気に梅干しの中で繁殖して、カビを生やしたり腐らせてしまいます。
口をつけていなくても、水分が残っている場合も注意が必要です。
梅干を取り出すときは、口をつけていない・水気のついていない清潔な箸またはトングを使うようにしてください。
まとめ:梅干しは腐るとカビが生えたり変色する
- 梅干しは腐ると、発酵したようなニオイに変わってカビが生えたり変色したり見た目に変化が出てくる
- 梅干を腐らせないためには、塩分濃度が18%以下の梅干しは必ず冷蔵庫で保存するようにすることが大事
腐るイメージがつきにくい梅干しですが、腐るとカビが生えたり変色したりと分かりやすく見た目に変化が出てくるようになります。
見た目だけで判断しにくいときは、ニオイ・触ったときの感触でも判断してみてください。
腐った梅干しを食べるとお腹を壊す恐れもあります。
久しぶりに食べる梅干しは腐っていないかきちんと確認してから食べるようにしましょう。