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『ネクストマリトッツオ』として話題になっているカッサータ。
イタリアの冷やし固めるお菓子ですが、同じようなお菓子がもうひとつあります。
それがセミフレッド。
どっちがどっちかよく分からなくなってしまいそうですが、セミフレッドとカッサータの違いはベースとなる生地の材料です。
- 卵を使っているのがセミフレッド
- リコッタチーズを使っているのがカッサータ
と、覚えてくださいね◎
今回は、セミフレッドとカッサータの違いや、それぞれの作り方をまとめました。
セミフレッドとカッサータの違い
セミフレッドとカッサータの違いはベースとなる生地の材料です。
セミフレッド | メレンゲと泡立てた生クリームを合わせた生地 |
カッサータ | リコッタチーズに泡立てた生クリームを合わせた生地 |
カッサータの中にもドーム型のケーキに仕上げたもの、オーブンで焼いたものと種類がありますが、今回は日本でなじみのある冷やし固めるカッサータでセミフレッドとの違いを比べたいと思います。
セミフレッドもカッサータも、どちらもイタリアのお菓子。
冷やし固める点も同じですが、味のベースとなる生地の材料が『メレンゲ(卵)かリコッタチーズか』と違いがあります。
卵のコクがあるセミフレッド
セミフレッドは泡立てた生クリームとメレンゲを合わせた生地が味のベースになっています。
メレンゲの卵白だけでなく卵黄も使うので、カッサータにはない卵のコクがある味わいになります。
自宅でアイスクリームを手作りした経験がある人は気づいたかもしれませんが、セミフレッドの材料とアイスクリームの材料ってほぼ同じなんです。
メレンゲを入れてたっぷり空気を含ませることで、アイスクリームよりもカチカチにならずふわっとした口どけを楽しめるのがセミフレッド。
中に具材を入れて作るアレンジもありますが、基本は生地だけ。
あとからジャムやフルーツソースをかけて食べるというのも、カッサータとの違いではないでしょうか。
リコッタチーズのコクがあるカッサータ
基本的にカッサータを作るときに卵は使わず、味のベースとなるのはリコッタチーズです。
リコッタチーズと生クリームを合わせたチーズクリームは、コクがありながら後味はさっぱり。
リコッタチーズが手に入りにくい日本ではクリームチーズで代用することも多いですが、クリームチーズだとより濃厚な味わいになります。
生地だけで具材は入れないで作るのが基本のセミフレッドに対して、カッサータはたくさんのナッツやドライフルーツを混ぜて作ります。
ナッツやドライフルーツの食感のおかげで、チーズクリームでも最後まで飽きずに食べられるんですよね^^
ちなみに、カッサータにピスタチオやオレンジが使われているのは、カッサータの発祥地のシチリア島の名産品だから。
自宅でカッサータを作るときは、ピスタチオとオレンジを欠かさずに入れることで本場の味を楽しめますよ♪
セミフレッドの作り方
セミフレッドの作り方を紹介します!
アイスクリームを作るより簡単なので、冷たいおやつが食べたいとき作ってみてくださいね。
- 材料(18㎝パウンド型1本分)
- 卵:4個(卵黄と卵白に分けて、卵白のボウルは冷蔵庫で冷やしておく)
生クリーム:150ml
砂糖:30g
あればバニラエッセンス - 作り方
- ①卵黄に砂糖10gを入れて、ハンドミキサーでもったりと白っぽくなるまで泡立てる
②卵白に砂糖20gを入れてツノがたつくらいしっかりしたメレンゲを作る
③生クリームは7分立てほどのやわらかさに泡立てる
④生クリームのボウルに①の卵黄とあればバニラエッセンスを混ぜる
⑤さらに②のメレンゲを加えて、全体をさっくりと混ぜる
⑥オーブンシートをしいた型に流し入れて、冷凍庫で4時間ほど冷やし固める
それぞれを泡立てる必要はありますが、どの工程でも空気を含ませているため凍らせてもカチカチになりません。
アイスクリームはたびたび凍らせながら混ぜる必要がありますが、セミフレッドは冷凍庫に入れたあとはそのまま待つだけでOK。
また、生地だけでも卵のコクで十分おいしいですが好みでアレンジしても◎
- 砕いたナッツやドライフルーツを混ぜる
- チョコレートを混ぜる
- 型にジャムを入れておく
食べるときにフレッシュフルーツを添えるのもおすすめです^^
カッサータの作り方
カッサータの作り方を紹介します!
リコッタチーズがあればいいですが、なければクリームチーズやカッテージチーズで代用可能です。
- 材料(18㎝パウンド型1本分)
- リコッタチーズ:150g
生クリーム:100ml
砂糖:40g
ミックスナッツ:30g(細かく刻んでおく)
ドライフルーツ:30g - 作り方
- ①リコッタチーズはなめらかになるまでよく混ぜる
②生クリームに砂糖を入れて8分立てほどのややツノがたつほどに泡立てる
③リコッタチーズのボウルにミックスナッツとドライフルーツを入れてよく混ぜる
④さらに②の生クリームを入れて全体をよく混ぜる
⑤オーブンシートをしいた型に流し入れて、冷凍庫で4時間ほど冷やし固める
リコッタチーズだけを滑らかになるまでよく混ぜると、生クリームと合わせたときによく馴染んでおいしくなります。
カッサータを本場シチリア風に仕上げるならピスタチオはマスト!
白い生地にピスタチオのグリーンが映えて見た目にもテンションが上がります^^
セミフレッドとカッサータの違いまとめ
セミフレッドとカッサータの違いは、味のベースとなる材料が卵かリコッタチーズかということ。
セミフレッドもカッサータも、どちらも混ぜて冷やし固めるだけで手軽に作れます。
2つの味の違いを比べて見るのも楽しいですね^^