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たっぷりのクリームが挟まれたマリトッツオのブームが少し落ち着いてきたこの頃。
『ネクストマリトッツオ』として今話題になっているのがボンボローニです。
「また聞きなれない名前が出てきた…」と思うかもしれませんが、実はボンボローニは日本でも馴染みのあるお菓子によく似ているんです。
今回は、「ボンボローニって何?」疑問を持つ人のためにボンボローニはどんな食べ物か、名前の由来や歴史についてまとめました!
ボンボローニって何?
ボンボローニは、揚げた生地の中にカスタードクリームを入れて外側に砂糖をたっぷりまぶしたお菓子。
ふんわりサクッとした生地は揚げドーナツに近い味わいです。
中に入れるクリームはカスタードクリームが定番ですが、チョコレートクリームやヌテラが入っていることも。
ボンボローニはイタリア生まれのお菓子なので、イタリア名産品であるレモンやピスタチオを使うことも多いです。
『ボンボローニクレマ』はレモンクリームを入れたボンボローニ。
レモンのキュッとした酸味がおいしい、人気のフレーバーです^^
日本では揚げドーナツはおやつに食べるものですが、イタリアではボンボローニは朝ご飯のひとつ。
朝から重たいんじゃ?と思うかもしれませんが、イタリアは朝食をバール(カフェ)で済ませる人が多く、エスプレッソやカプチーノと一緒に甘いパンを食べるのが朝ご飯の定番なんです。
適度な糖分は脳を刺激し活性化します。
「今日も1日頑張るぞ!」という気持をこめて、朝からボンボローニを食べるのもいいかもしれませんね^^
ボンボローニの名前の由来と歴史
ボンボローニって何?という疑問が解決できたら、次はボンボローニの名前の由来と歴史について詳しく見ていきましょう!
ボンボローニの名前の由来
ボンボローニという特徴的な名前は、そのふっくらとした丸い見た目から。
まるでBOMB(爆弾)のように見えることから『Bomboloni(ボンボローニ)』と呼ばれるようになったと言われています。
ちなみに、お店によってボンボローニのほかにボンボローネと呼ぶことがありますが、違いは複数形か・単数形かということ。
ボンボローニBomboloni⇒複数形
ボンボローネBombolone⇒単数形
日本ではボンボローニと呼ばれることのほうが多いようです。
ボンボローニの歴史
ボンボローニは、ドイツやオーストリアの『クラップフェン』という揚げ菓子が原型です。
クラップフェンは、18世紀にオーストリアの支配下だったトレンティーノアルトーアディジェ州で作られたのが始まり。
ドイツで作られたクラップフェンがイタリアに広まり、ボンボローニになったというわけです。
イタリアに広まったときに変わったのは名前だけではありません。
クラップフェンは生地に卵を使っており、中身はジャムが定番。
対して、ボンボローニは生地に卵は使っておらず軽い口当たりで、中身はカスタードクリームが定番。
国や地域によって姿形を変えてきたクラップフェンもといボンボローニですが、日本ではどうなのでしょうか?
いくつか調べてみたところ、ボンボローニの外側をクリームやフルーツでデコレーションしているのが多く見られました。
目で食事を楽しむ習慣のある日本人らしいですよね^^
日本でボンボローニが有名なお店
ボンボローニが食べたくなってきた人のために、日本でボンボローニが有名なお店を紹介します!
東京:リートゥス
東京・新富町にある『リートゥス』はイタリア菓子専門店。
ボンボローニはもちろん、カンノーリやババ、ブッチェラートといったイタリアのお菓子を存分に味わえます。
リートゥスの特徴は何といっても、注文を受けてからクリームを詰めてくれるところ!
軽やかな生地と詰めたてのフレッシュなクリームの組み合わせは、いくらでも食べられそうなおいしさです。
東京:パニフィーチョヴィヴィアーニ
パニフィーチョヴィヴィアーニは東京・永福町にあるイタリアパン専門店です。
フォカッチャやイタリアンパニーニといった、有名なパンが数多く揃う中での人気ナンバーワンがボンボローニ。
チョコクリームのボンボローニもありますが、ここはぜひレモンクリームがたっぷり詰まった『ボンボローニクレマ』を食べてみたいですね!
まとめ:ボンボローニはイタリアの朝ご飯やおやつの定番お菓子
- ボンボローニは、揚げた生地の中にカスタードクリームを入れて外側に砂糖をまぶしたイタリアのお菓子
- ボンボローニの名前は、丸くふっくらとした見た目がBOMB(爆弾 )に似ていることが由来
- ボンボローニは、イタリアではおやつの他に朝ご飯としてもよく食べられている
揚げた生地にたっぷりのカスタードクリームと聞くと重たそうに感じますが、ボンボローニはふわっと軽い生地が特徴。
イタリアの人達のように朝ご飯として食べれば1日元気に過ごせそうです^^