乾燥ひじきは戻さないで使える?戻したほうがいい理由も

乾燥ひじき戻さないでそのまま食べられる?

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

スポンサーリンク

あと1品というときにあると嬉しいひじきの煮物。

電子レンジで作れるひじきの煮物のレシピを知ってからは、我が家でも頻繁にひじきの煮物を作るようになりました。

手軽に栄養豊富なメニューができて助かっているのですが、忙しいときは乾燥ひじきを水戻しするのが面倒で…。

乾燥ひじきを戻さないで使えたら時短もなるしいいですよね。

しかし、乾燥ひじきは戻してから使ったほうがいいとされているんです。


そこで今回は、乾燥ひじきは戻さないで使えるのかどうか、乾燥ひじきを戻したほうがいいとされる理由についてまとめました。

乾燥ひじきは戻さないで使えるものもある

くらこん
¥901 (2024/11/19 15:32時点 | Amazon調べ)

商品として販売されている乾燥ひじきの中には戻さないで使えるものもあります。

こちらの水戻し不要の乾燥ひじきは、一度戻したひじきを適切な温度で凍らせています。

水が氷になる際の容積の膨張によってひじきの繊維内の隙間が広げられるため、通常より膨らんだ状態の乾燥ひじきになります。

水分の吸収がいいので、事前に戻さないでもそのまま調理に使えるのです。



ひじきを戻すのには平均して30分ほど時間がかかります。

戻さないで使える乾燥ひじきなら30分時間を短縮できるので、料理がグッと楽になります。

戻したひじきをザルにあげることもないので当然ザルの目にひじきが詰まることもありません。

使用する調理道具も洗い物も減るのはいいですよね^^


ただ、乾燥ひじきを戻さないで使えるのは上記のように特別な加工がしてあるものだけ。

『水戻し不要』と記載のない乾燥ひじきに関しては、基本的に戻して使う必要があります。

なぜ戻さなければいけないのか、理由について次の項目で詳しく見ていきましょう。

スポンサーリンク

乾燥ひじきを戻して使う理由

乾燥ひじき

乾燥ひじきを戻して使う理由は2つ。

  • 食感と味含みをよくするため
  • 乾燥ひじきに含まれる汚れやヒ素を軽減するため

食感と味含みをよくするため

以前、自宅でひじきの煮物を作る際に乾燥ひじきを水で戻したのですが、時間がなかったのでいつもより戻し時間をだいぶ短くしたんですね。

調味料で煮るからそこまで戻さなくても大丈夫だろうと思ったのですが、実際にできあがったひじきの煮物はふっくらとした食感がなく固いまま。

味の染み込みもよくなくおいしいとは言い難い仕上がりでした。


乾燥ひじきを水で戻すと体積が増えるのは水分を吸収して膨らむから。

塩分の濃い調味料ではひじきを戻すことはできません。


ゅっと固いままのひじきをいくら煮込んでもひじきがふっくらとすることはありません。

乾燥ひじきは戻さないでも食べられないことはないですが、おいしさのためには戻して食感をやわらかく味を染み込みやすくしてから調理するのがおすすめです。

乾燥ひじきに含まれる汚れやヒ素を軽減するため

乾燥ひじきは加工工程で洗浄を行っていますが、取り切れなかった目に見えない小さな汚れが付着していることがあります。

乾燥ひじきを戻すとひじきに付着していた汚れが水の中に流れ出すので、ひじきをきれいにするためにも一度水で戻すのをおすすめします。


また、ひじきにはヒ素が含まれています。

日常的に食べる分には問題ないとされていますが、それでもできるだけヒ素の摂取量は抑えたいもの。

そんなとき、ひじきを戻すことで含まれるヒ素の量を軽減できるんです。

平成26年度に、家庭内でヒジキを調理するときに、無機ヒ素を減らすための有効な方法を調べました。

乾燥ヒジキの無機ヒ素は、「水戻し」で5割程度減り、乾燥ヒジキを直接ゆでる「ゆで戻し」でも8割程度減りましたが、無機ヒ素を減らすための有効な方法は、水戻し後にさらにゆでる「ゆでこぼし」で、9割程度まで減りました。

農林水産省

上記からも分かる通り、乾燥ひじきは水で戻すだけで5割ほどヒ素を減らせます。

さらにヒ素を軽減したいのであれば茹でこぼす方法も。

少し手間はかかりますがヒ素を9割まで減らすことができるんです。

  1. ひじきを水で戻す
  2. 戻し水を捨てる
  3. 沸騰したお湯に戻したひじきを入れて5分間茹でる
  4. 水洗いする

ひじきに含まれるカルシウム・食物繊維・鉄分は、茹でこぼしをしても7割以上は残ることが分かっているので、栄養面の心配もいりません。


安心してひじきを食べるためにも、乾燥ひじきは水で戻してから使うようにしましょう。

乾燥ひじきの簡単な戻し方

ひじき

乾燥ひじきは大量の水の中にひじきを入れて約30分ほどかけて戻すのが基本。

でも、水ではなくお湯を使えばもっと手早く乾燥ひじきを戻すことができますよ!

例えば90℃のお湯を使えば戻す時間はたったの10分でOK。

これなら他の作業をしている間にあっという間に戻せますね◎

スポンサーリンク

まとめ:乾燥ひじきは基本的には戻して使う

  • 乾燥ひじきの中には戻さないで使える商品もある
  • 『水戻し不要』の記載がない乾燥ひじきは戻してから使ったほうがいい
  • 乾燥ひじきは戻すことで食感や味含みがよくなるし、汚れやヒ素を取り除くことができるため

乾燥ひじきは戻さないと使えないなんてことはありません。

しかし、乾燥ひじきを戻さないで使うと汚れやヒ素を取り除けませんし、そもそも食感や味含みが良くないのでおいしくならないんですね。

90℃のお湯を使えば10分で戻すことができるので、少し手間かもしれませんが乾燥ひじきは戻してから使いましょう。

水戻し不要の乾燥ひじきならそのまま調理に使えて便利なので、気になる人は一度試してみてくださいね!

関連記事:戻したひじきはそのまま食べられる?日持ちや保存方法についても

テキストのコピーはできません。