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ほうれん草は和洋中とどんな種類の料理にも合う万能野菜。
ほうれん草を使ったレシピを検索するとたくさん出てきますが、共通するのはほうれん草のアク抜きの工程です。
ほうれん草のアク抜きはシュウ酸を除去するために必要なものですが、正直面倒なのが本音…。
少しでも楽にできたらな―なんて思っていたら、『ほうれん草のアク抜きは水にさらすだけでもいい』という意見を発見!
お湯を沸かさなくてもいいのはかなり楽ですが、本当に大丈夫なのか気になりますよね。
そこで今回は、ほうれん草のアク抜きは水にさらすだけでも意味があるの?ということ、また方法についてまとめました。
ほうれん草のアク抜きは水にさらすだけでも意味ある?
結論から申し上げますと、ほうれん草のアク抜きは水にさらすだけでも大丈夫!
というのも、ほうれん草のアクのもととなる【シュウ酸】は水溶性なので、水にしばらくさらすだけでも流れ出ていくんです。
シュウ酸は少しくらいなら口にしても大丈夫!
茹でる→水にさらすことで、ほうれん草のシュウ酸を40%近く除去できたという報告があります(参考:緑茶の蓚酸含量ならびに緑茶浸出液中の蓚酸)
これは茹でる・水にさらすのダブルの工程でアク抜きをしているのですが、水にさらすだけではここまでシュウ酸を除去するのは難しいかもしれません。
ですが、毎日大量にほうれん草を食べなければ、実はそこまで気にしなくてもいいのがシュウ酸。
水にさらすだけでもシュウ酸は除去できていますし、少しくらいシュウ酸を口にしたからってすぐに問題になるわけではないんですね。
食べ方によってアク抜きを使い分けよう
ほうれん草のアク抜きは水にさらすだけでも、お湯で茹でてもどちらでも大丈夫!
ほうれん草の食べ方によってアク抜きの方法を使い分けましょう。
水にさらすアク抜きは、炒め物や汁物などあとから加熱調理する食べ方におすすめ。
下茹でしないのでほうれん草がやわらかくなりすぎません。
反対に、おひたしや和え物などほうれん草を茹でて食べるのであれば、お湯で茹でることでアク抜きと下茹でを一緒に済ませてしまいましょう。
後から、アク抜きするタイミングがないので、しっかりとお湯で茹でてアク抜きをしておくのが大切です◎
ほうれん草のアク抜きを水にさらすだけでする方法
ほうれん草のアク抜きの方法は簡単!
- ほうれん草の根元を切り落とし、土汚れを洗い流す
- ボウルに水をはり、ほうれん草全体をつけて10分ほどおく
- 流水でさっと洗い流し、水気をきる
ほうれん草全体がつかるサイズのボウルがなければ、あらかじめほうれん草をカットしておいても大丈夫です。
ただ、水溶性の栄養素は野菜を大きくカットすると溶け出しやすくなるもの。
少しでもほうれん草の栄養素を残したいという人は、切らずに水にさらすのがおすすめです。
ちなみに、ほうれん草の中でも生食できる【サラダほうれん草】や甘みの強い【ちぢみほうれん草】はアク抜きの必要がない種類。
ほうれん草の栄養を丸ごと取りたいという人は、サラダほうれん草やちぢみほうれん草を選ぶといいですね◎
冷凍ほうれん草ってアク抜きするの?
使いたい分だけさっと使える冷凍ほうれん草。
基本的には、冷凍ほうれん草は【加熱してから冷凍したもの】を差すので、アク抜きの必要はありません。
茹でるなり蒸すなり、加熱することでアク抜きが済んでいるので、わざわざやらなくても大丈夫!
アク抜きの手間がないのは嬉しいですよね^^
ただ、アク抜きの手間がないのと、そのまま使えるかどうかは別問題。
【自然解凍で使える】【そのまま使える】と記載のある冷凍ほうれん草であれば、冷凍庫から出して凍ったまま調理ができます。
【湯通ししてください】等加熱が必要な記載があれば、使う前に加熱するようにしましょう。
そのまま使うとえぐみを感じることもあります。
まとめ:ほうれん草のアク抜きは水にさらすだけでもOK
ほうれん草のアクに含まれるシュウ酸は水溶性のもの。
ですので、ほうれん草のアク抜きは水にさらすだけでもある程度シュウ酸を除去できるんです。
炒め物や汁物など、のちに加熱調理する場合は水にさらしたほうがほうれん草の食感もよくなります。
作る料理に合わせてほうれん草のアク抜きの方法を選んでくださいね。