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そのまま食べられて料理の彩りにも一役買うカニカマ。
うま味たっぷりでどんな料理にも合うので私もよく買います^^
子どものころはその見た目と名前から、カニカマはカニでできていると思っていました。
最近ではより本物のカニに似せた商品も発売され、カニカマとカニの差が縮まってきているのを感じます。
ただ、現在市販されているほとんどのカニカマにはカニは入っていません。
カニが入っていないのになぜカニに近い味わいになるのか、カニカマはいったい何からできているか気になりますよね。
今回は、カニカマにはカニが入ってる？という疑問やカニカマの原材料や気になるアレルギー情報を調べてまとめました。
カニカマにはカニ入ってる？
見た目も味わいもカニそっくりなカニカマ。
名前からしてカニカマにはカニが入ってるでしょ！と思いますが、カニカマにはカニは入っていません。
カニカマという名前は『カニ風味かまぼこ』からきたもの。
名前の通り、かまぼこにカニの風味をつけたもので、カニの風味はカニを入れなくてもつけられます。
カニかまぼこではなく、カニ風味かまぼこ。
少しの違いですが、カニが入っていなくても間違いではないんですね。
「日本は広いし少しくらいカニの入ったカニカマもあるんじゃない？」と探してみたのですが、カニ入りのカニカマは見つけられませんでした…。
カニ入りかまぼこというのはあったのですが、魚のすり身にカニの身を混ぜ込んだものでカニカマの見た目とは違いますよね。
ポチップ
本物のカニをカニカマにするのは難しいのか、はたまた需要がないのか。
理由は分かりませんが、カニカマはあくまでカニ風味かまぼこ。
カニを入れずにどれだけ本物のカニに近づけられるか、というのがカニカマ作りのテーマなのかもしれません。
カニカマは何からできてる？主な原材料
カニカマは主に魚のすり身を主原料にして作られています。
- 魚のすり身
- 卵白
- カニエキス
- デンプン
- 色素
魚のすり身はタラ、エソ、愚痴といった白身魚がメイン。
1種類だけ使う場合もあれば複数の魚のすり身を合わせているものもあります。
実はカニカマの原材料は、かまぼことほぼ同じ。
かまぼこにはカニエキスは入っていませんが、代わりにかつお節エキスなどでうま味をプラスしています。
「できるだけ自然なものを」と思う人が気になるのは、色素ですよね。
カニカマの鮮やかな赤い色素は、主にカロチノイド色素を使用しています。
カロチノイド色素は野菜や果物から抽出される天然色素。
商品によってはトマト色素やパプリカ色素と記載があることもありますが、全てカロチノイド色素の一種です。
日本で使用されている色素は全て安全性が確認されたものですが、天然色素だとより安心できるのではないでしょうか^^
カニカマはカニが入っていないけどアレルギーの人は注意
カニカマにはカニが入っていませんが、甲殻類アレルギーの人は食べるのに注意が必要です。
というのも、多くのカニカマにはカニのうま味を出すためにカニエキスを使用しているから。
カニカマはカニ由来の成分カニエキスを使用している
カニの身は入ってなくてもカニの成分は使用しているので、アレルゲン表示にもカニの記載があります。
カニアレルギーだけでなくエビアレルギーのある人も、カニエキスの入ったカニカマは避けてください。
同様に、アレルギーの判断ができていない赤ちゃんにもカニカマをあげるのは気を付けなければいけません。
やわらかく離乳食に使いやすいカニカマですが、アレルギーの判断ができていないうちに大量に与えるのはやめましょう。
待望のカニエキス不使用のカニカマ
ただ、最近になってかまぼこメーカーの『カネテツ』がカニ・エビエキス不使用のカニカマを発売しました。
以前から「カニエキスの入っていないカニカマが欲しい」「甲殻類アレルギーだけどカニカマを食べてみたい」といった声は多くあったようで、その声に応えての発売です。
【特長2】本物のカニの味を再現
カネテツ
本物のカニのアミノ酸分析結果をもとに味を調合することで、よりカニらしさを感じられるように仕上げました。
カニエキスを使用せずとも、しっかりとカニのおいしさを再現しているとのこと。
甲殻類アレルギーのある家族も一緒にカニカマを楽しめるのは嬉しいですね^^
ただ、カニ・エビエキス不使用のカニカマであっても原材料の魚はエビとカニを食べていること、また生産設備では乳成分・えび・かにを含む製品を生産していることから、エビとカニのアレルギーフリー食品ではありません。
甲殻類アレルギーの中でも、【魚肉練り製品を食べられる】人におすすめです。
カネテツ のんカニ MSC
まとめ：カニカマはカニは入ってない
カニカマはカニが入ってるような感じがしますが、カニの身は入っていません。
カニの身は入れずにカニエキスでカニのおいしさを再現しているんですね。
カニエキスはカニ由来の成分なので、甲殻類アレルギーのある人はカニカマを食べるときは注意が必要です。
最近では、カニ・エビエキス不使用のカニカマも販売されているので、魚肉練り製品を食べられる甲殻類アレルギーの人は一度試してみてください^^
