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洋菓子作りで使う粉といえば薄力粉。
他に強力粉や全粒粉などもありますが、定番は薄力粉ですよね。
ところが、和菓子作りになると一気に使う粉の種類が増えます。
餅粉・白玉粉・上新粉・はったい粉。
餅粉は名前から餅米から作った粉というのがなんとなく分かりますが、じゃあ餅とり粉って?
名前がよく似ている餅米と餅とり粉ですが、違いは何なのか気になりますよね。
そこで今回は、餅粉と餅とり粉の違いについてまとめました。
それぞれの使用用途も紹介するので、使い道に困っている餅粉や餅とり粉がある人は要チェックです!
餅粉と餅とり粉の違い
餅粉と餅とり粉の違いは、【原材料として使うかどうか】です。
餅粉 | 主に大福や団子を作るときに使うもの 求肥粉とも呼ばれる |
餅とり粉 | つきたての餅が手につかないようにするもの 手粉とも呼ばれる |
餅粉はお菓子作りで材料として使うもの
餅粉はもち米を製粉し乾燥させた粉のことで、米粉の1種になります。
餅粉で作った生地は、モチモチとしたやわらかい食感とキメの細かさが特徴。
主に、大福の生地や求肥を作るときに使われるので、【求肥粉(ぎゅうひこ)】とも呼ばれています。
雪見だいふくのアイスの周りのおもちやあんみつに入っているカラフルなものが求肥ですね^^
餅とり粉はお菓子作りで作業がしやすいように使うもの
餅とり粉は、お餅が手や作業台にくっつかないようにするために使う粉のこと。
つきたてのお餅はそのままだと手や作業台にネバネバとくっついてしまい、丸めたり成型したりできません。
そこで使うのが餅粉。
お餅がくっつかなくなり作業がグンとしやすくなります。
パン生地やうどんなどを作るときに使う打ち粉と同じ役割ですね◎
餅粉の原材料となるのは米粉。
つまり、餅粉と餅とり粉は用途は違えど同じものなんです。
ただ、最近では餅とり粉として片栗粉やコーンスターチを使うことも増えてきました。
米粉に比べて片栗粉やコーンスターチのほうが値段が安く、大量にお菓子を作る場合コストパフォーマンスを下げられるためです。
自宅でお菓子作りをするのであれば、餅とり粉をわざわざ用意しなくても片栗粉やコーンスターチで十分代用できますよ◎
餅粉で作れるもの
餅粉は米粉を細かく製粉したもの。
モチモチとしたやわらかい食感と生地のキメの細かさを生かして、さまざまなお菓子作りに活用できますよ^^
わりとお米の風味が感じられるので、生地を味わいたいお菓子に使うのがおすすめです。
- 大福
- 求肥
- 団子
餅粉で作った生地は冷やすと固くなりやすいためフルーツ白玉などには向きませんが、白玉粉とブレンドして温かいおしるこなどに使う使い方もあります。
また、餅粉はお菓子だけでなく料理にも使えます◎
餃子の皮を作るときに餅粉をブレンドすれば、生地が破れにくくモチモチの食感に。
ハワイのローカルフードである『モチコチキン』はその名の通り衣に餅粉を使って作られています。
片栗粉を使うよりも軽い食感で、一度餅粉の衣で揚げ物を作ると片栗粉には戻れなくなるなんて声も。
餅粉だけでは使いにくくても、薄力粉や強力粉と合わせることで使いやすさはアップします。
いろいろなお菓子や料理に餅粉を活用してくださいね◎
餅とり粉は餅以外に使える?
餅とり粉はお餅を使うとき以外にも使えます。
餅とり粉の原材料によって作れるものや使い方が変わるので、パッケージの原材料欄をチェックしてみてください!
餅とり粉の原材料が餅粉の場合 | 大福や求肥など、餅粉で作るお菓子に使える 揚げ物の衣に使える |
餅とり粉の原材料が片栗粉やコーンスターチの場合 | とろみ付けに使える 揚げ物の衣に使える |
餅とり粉の原材料が餅粉であれば、餅粉で作る大福や求肥などが作れます。
原材料が片栗粉やコーンスターチの場合、料理のとろみ付けや唐揚げのような揚げ物の衣に使えます。
餅とり粉が余ってしまっても餅以外に使えるのは助かりますね^^
まとめ:餅粉と餅とり粉の違いは原材料として使うかどうか
- 餅粉は大福や求肥を作るときに材料として使う粉
- 餅とり粉は餅が手や作業台にくっつかないようにするために使う粉
- 餅粉も餅とり粉ももち米からできているが、最近では餅とり粉は片栗粉やコーンスターチでできているものも多い
餅粉と餅とり粉は、本来どちらも餅米からできているもの。
お菓子作りで材料として使うか、作業がしやすいようにするために使うかで用途が分かれています。
ただ、最近では片栗粉やコーンスターチを餅とり粉として使っていることも多いです。
餅とり粉は餅以外にも使えますが、使い方は原材料によって変わります。
お菓子作りをよくする人は原材料が餅粉のもの、料理をよくする人は原材料が片栗粉やコーンスターチのものを選ぶのがおすすめ。
餅とり粉が余ったとき、無駄なく使い切ることができますよ^^