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梅干しを漬けるときに欠かせない赤紫蘇。
梅干しを手作りする人にとってはなじみがありますが、そうでない人にとっては青紫蘇の方が一般的かもしれませんね。
私も、たまたまスーパーで赤紫蘇を見かけたことがありますが、赤紫蘇と青紫蘇の違いがよく分からなくて買えなかったことがあります。
同じ紫蘇という名前がついていますが、赤紫蘇と青紫蘇はどのように使い分けするものなのでしょうか?
そこで今回は、赤紫蘇と青紫蘇の違いについて、またそれぞれのおすすめレシピをまとめました。
赤紫蘇と青紫蘇の違い:味や香り
赤紫蘇 | ・そのままではアクやえぐみが気になることがある ・香りはおだやか |
青紫蘇 | ・アクやえぐみが少ないので生食に向いている ・さわやかな香りが強い |
赤紫蘇と青紫蘇の大きな違いとして、まず香りがあります。
大葉とも呼ばれる青紫蘇はさわやかな香りが特徴。
青紫蘇が入った料理は少量でも分かるほど、存在感があります。
アクやえぐみが少なくそのままでも食べられるので、日常的に食べる機会が多いのは青紫蘇が多いですよね。
一方、赤紫蘇はそのままではアクやえぐみが強いため生で食べることはあまりありません。
では何に使うかというと、梅干しを漬けるときに鮮やかな赤色を付けるため。
香りも青紫蘇ほど強くないので、梅の香りを邪魔せずにほんのりさわやかさだけをプラスすることができます。
ただ、味自体は赤紫蘇も青紫蘇も大きな違いはありません。
生では食べにくい赤紫蘇も、フライに挟んだり加熱調理すれば青紫蘇と同じように使えます◎
1年中収穫されスーパーでも手に入れやすい青紫蘇と違って、梅干しを漬ける時期(6~8月ごろ)までしか店頭に並ばない赤紫蘇。
赤紫蘇は青紫蘇に比べてレアなので、見かけたら買ってみてもいいかも^^
赤紫蘇と青紫蘇の違い:栄養素
赤紫蘇 | ポリフェノールの一種であるシソニンは赤紫蘇にだけ含まれている |
青紫蘇 | さわやかな香りはぺリアルデヒドによるもので、防腐・殺菌効果がある |
赤紫蘇も青紫蘇も同じシソ科シソ属に分類される仲間。
実は赤紫蘇と青紫蘇は、栄養面では大きな違いはありません。
あえて違いを言うなら、赤紫蘇にだけ含まれているのが、シソニンと呼ばれる赤色色素のポリフェノール。
梅干しなどに赤い色を付けるためのもので、青紫蘇には含まれていないものです。
青紫蘇の香りの強さは栄養価にも。
ぺリアルデヒドと呼ばれる芳香成分には防腐・殺菌効果があり、香りの強い青紫蘇のほうがより効果が高いとされています。
お弁当に青紫蘇を入れているのは、見栄えだけでなく傷まないようにという工夫もあるんですね。
赤紫蘇を青紫蘇で代用できる?
赤紫蘇を使うのは主に梅干しに鮮やかな色を付けるため。
青紫蘇を入れたとしても赤い色味は付かないため、梅干しの色付けの代用はできません。
赤紫蘇を入れなくても梅干しは作れますが(台湾などでは紫蘇を入れずに梅干しを作るそう)、色味が薄くなり、また赤紫蘇の風味も付かない分ややあっさりした仕上がりになります。
食欲の沸く深い赤色は赤紫蘇があってこそなんですね。
ちなみに、赤紫蘇を梅干し以外の料理やジュースに使うのであれば青紫蘇でも代用できます!
例えば、しそジュースをそれぞれの紫蘇で作った場合の違いはこちら↓
赤紫蘇と青紫蘇の大きな違いは色味と香りの強さなので、しそジュースにしたときにも大きく違いが出てきますね。
私はしそジュースといえば赤紫蘇で作った赤色のものなのですが、一度青紫蘇で作ったしそジュースを飲むと香りの強さのインパクトでクセになってしまうんだとか。
誰でも飲みやすいのは赤紫蘇で作ったしそジュース、より紫蘇感が強いものを求めるなら青紫蘇で作ったしそジュースがおすすめです。
赤紫蘇と青紫蘇それぞれにおすすめの料理
ここからは赤紫蘇と青紫蘇、それぞれにおすすめの料理を紹介していきます。
どれも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください!
赤紫蘇におすすめ①しそジュース
赤紫蘇を使ったレシピと言えばやっぱりしそジュースは外せませんよね。
濃縮タイプだから好みの濃さで割って楽しめます。
レシピではクエン酸を使っていますが、りんご酢で代用すれば甘みがプラスされ飲みやすくなりますよ。
赤紫蘇におすすめ②梅干しと赤紫蘇のドレッシング
梅干しと赤紫蘇のさっぱりした酸味がおいしいドレッシング。
ほんのりした赤色がサラダに映えますね。
梅干しの塩分によって砂糖の量は調整してください。
青紫蘇におすすめ①豚肉のしそチーズフライ
香りの強い青紫蘇ならではのレシピがこちら。
チーズと豚肉だけだとちょっとくどいですが、青紫蘇が入ることで揚げ物でもさっぱりと食べられます。
青紫蘇におすすめ②大葉の混ぜご飯
生の大葉のさわやかな香りが食欲をそそる混ぜご飯。
冷めてもおいしいのでお弁当にもぴったりです◎
まとめ:赤紫蘇と青紫蘇の違いは香りの強さ
赤紫蘇と青紫蘇の違いをまとめました。
どちらも同じシソ科の植物で味も一緒ですが、青紫蘇の方が香りが強く生食向けとなっています。
赤紫蘇も生でも食べられますが、えぐみがあるので加熱して食べるのがおすすめ。
赤紫蘇の穏やかな香りは梅の邪魔をしないため、梅干しには欠かせない材料となっています。
赤紫蘇は1年の中でも手に入れられる時期が限られるため、見かけたらぜひ買ってみてください。