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夏野菜のんひとつズッキーニ。
ラタトゥイユにしたりカレーの具材にしたり、淡白な味は使い勝手がよく我が家の食卓にもよく上がります。
そんなズッキーニですが「体に悪い」なんて言われるとドキッとしてしまいますよね。
実はズッキーニにはまれに毒性のあるものがあり、口にすると体調を崩す恐れがあるんです。
どんなズッキーニが危険なのか、事前にチェックしておきましょう!
今回は、ズッキーニが体に悪いと言われる理由についてまとめました。
ズッキーニは体に悪い?苦い場合は要注意
「ズッキーニは体に悪い」なんて言われるのは、ズッキーニが持つ毒性が理由です。
毒性の名前はククルビタシンというもの。
ククルビタシンでの中毒はズッキーニだけでなく、ウリ科のきゅうりやスイカ、ゴーヤーなどでも起きる可能性があります。
あまりなじみがないかもしれませんが、実際に2014年には岡山県でズッキーニを食べた数十人が腹痛や下痢と言った中毒症状を引き起こしています。
強い苦味を持つズッキーニは注意!
実際に食中毒にあったなんて聞くとズッキーニを食べるのが怖くなってしまいますよね><
でも安心してください、全てのズッキーニに危険性があるわけではありません。
ククルビタシンの危険があるのは、食べたときに強い苦味を感じるズッキーニのみ。
普段ズッキーニを食べて苦味を感じることはあまりないと思いますが、ククルビタシンの含有量が多く毒性のあるズッキーニは少し口にするだけで強い苦味を感じ、口の中がしびれるようになるんです。
ククルビタシンは加熱によって消えることはない
通常、食用として流通しているズッキーニでククルビタシンの食中毒が起こる可能性は非常に低いとされています。
しかし、まれに観賞用のウリ科と交雑することで、食用のズッキーニにククルビタシンが多く含まれてしまうことがあるんだとか。
ククルビタシンは加熱しても消えることはありません。
ズッキーニを食べてみていつもと違う苦味を感じた場合は、もったいないですがそのズッキーニは食べないで処分しましょう。
苦味がないズッキーニは大丈夫!
食中毒の心配はないので安心してくださいね^^
ズッキーニを食べ過ぎるとどうなる?
ズッキーニを食べすぎると、まれにアレルギー症状を引き起こすことがあります。
蕁麻疹が出たり、口の中が腫れたり、くしゃみや鼻水が止まらなかったり。
突然これらのような症状が出た場合は、ズッキーニによるアレルギーと言えるでしょう。
また、ブタクサ由来の花粉症になっている人はズッキーニを食べることで、花粉症のような症状が出ることも。
ブタクサのアレルギー物質とズッキーニのアレルギー物質が似ていることが原因ですが、花粉所の時期でもないのに花粉症の症状が出るなんてしんどいですよね><
ただ、ズッキーニに限らず、どんな食べ物でも食べすぎはアレルギーを引き起こす恐れがあります。
どんなに体にいいとされる食べ物でも、それだけを食べすぎるのはかえって毒になるもの。
おいしいズッキーニですが、食べるときは他の食べ物とのバランスを考え、ズッキーニだけを食べ続けるなんてことは避けましょう。
ズッキーニを食べるときの調理のポイント
ズッキーニを食べるときの調理のポイントは2つ。
加熱して食べる場合と生で食べる場合でポイントが変わるので、調理方法に合わせてチェックしてくださいね。
- 加熱して食べるならじっくりと火を通す
- 生で食べるなら薄くスライスしてアク抜きする
加熱して食べるならじっくりと火を通す
ズッキーニはどんな調理法でもおいしく食べられますが、おすすめはじっくりと加熱して食べること。
ズッキーニは100gあたりの水分量が94.9gと、野菜の中でもトップクラスのみずみずしさを持っています(参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂))。
じっくり加熱して水分を飛ばせば、ズッキーニのうま味や甘みを引き出すことができるんです◎
生で食べるなら薄くスライスしてアク抜きする
実は生食もできるズッキーニ。
みずみずしい食感が楽しめますが、生食する場合は薄くスライスしてアク抜きしましょう。
ズッキーニの固さやえぐみがなくなり、グッと食べやすさがアップします。
ズッキーニのアク抜きの方法はこちら↓
- ズッキーニは2~5㎜ほどの輪切りにするかピーラーで薄くスライスする
- 塩をまぶし5分ほど置く
- 出てきた水分をしぼる
アク抜きすることで、サラダやマリネなど生食でズッキーニをおいしく食べられるようになりますよ^^
ズッキーニをおいしく食べるレシピ
最後に、ズッキーニをおいしく食べるレシピを3つ紹介します。
どれも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。
- ズッキーニのサラダ
- ズッキーニのチーズ焼き
- ズッキーニのフライ
ズッキーニのサラダ
シンプルにオリーブオイルと塩だけで楽しむズッキーニのレシピです。
きゅうりとはまた違ったシャキッと歯ごたえのある食感は、やみつきになりますよ。
ズッキーニのチーズ焼き
ズッキーニは薄くスライスすることで下茹でなしでOK。
チーズとベーコンの塩気が効いたお手軽レシピです。
ズッキーニのフライ
ズッキーニのみずみずしさを閉じ込めたフライ。
厚切りにカットしてズッキーニらしい食感を味わってくださいね。
まとめ:ズッキーニは苦味や食べ過ぎなければ体に悪くない
ズッキーニが体に悪いと言われるのは、ククルビタシンと言われるズッキーニに含まれる毒性が理由です。
一般的に食用のズッキーニにはククルビタシンは含まれませんが、まれに混ざってしまうことも。
ズッキーニを食べて苦味を感じるときはもったいないですが、処分しましょう。
食べすぎには注意しながら旬のズッキーニを楽しみたいですね◎