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蕎麦屋に行くと食後に蕎麦湯を出されることがあります。
子どものころは親が飲んでいる蕎麦湯の意味が分からないで「なんでお湯を飲んでるんだろう…」と不思議に感じていました^^;
なぜ蕎麦湯が出されるのか、どうやって飲んだらいいのか。
蕎麦湯に関して気になることって結構ありますよね。
そこで今回は、蕎麦湯が出される意味が分からないと感じている人に向けて、蕎麦湯を飲む意味や蕎麦湯の楽しみ方をまとめました。
蕎麦湯が出される意味がわからない人へ!蕎麦湯を飲む意味を紹介
蕎麦湯を飲む意味を知らないと、お店で蕎麦湯を出されても意味が分からないと感じるでしょう。
お店の人が蕎麦湯を出してくれるのは、蕎麦のおいしさを最後まで味わってほしいという気持ちから。
蕎麦湯には蕎麦のうま味や栄養がぎゅっと詰まっているんです。
蕎麦の栄養が詰まった蕎麦湯
蕎麦湯とはその名の通り「蕎麦を茹でたゆで汁」のことです。
うどんやそうめんなど、ほかの麺類ではゆで汁をわざわざ飲みませんよね。
ではなぜ蕎麦湯は飲むのかというと、蕎麦自体に栄養があり、ゆで汁を飲むことで蕎麦の栄養を余すことなく摂れるからです。
蕎麦に含まれる栄養はビタミンB1・B2・植物性タンパク質・カリウム・ナイアシンなど。
どれも健康維持には欠かせない栄養素ですが、水に溶けやすいという性質があるんですね。
蕎麦はどうしても茹でる必要がありますが、そうなるとせっかくの栄養素も流れ出てしまう…。
「もったいない!」ということで、蕎麦の栄養を丸ごと摂るために蕎麦湯を飲むようになったんです。
江戸時代末期から飲まれていた蕎麦湯
蕎麦湯の歴史は古く、江戸時代末期には蕎麦湯が飲まれていたそう。
当時、人々の間で蕎麦は傷みやすく消化が悪い食べ物とされていました。
蕎麦を食べるときは、体を冷やさないように豆腐のお吸い物がセットになっていたというからおもしろいですよね^^
ただ、蕎麦を用意するだけでもひと手間かかるのに、毎回豆腐のお吸い物を用意するのも結構大変…。
そこで豆腐のお吸い物の代わりに提案されたのが蕎麦湯というわけです。
体を温めることができるだけでなく、蕎麦を茹でたあとに必ず出るものだからお金もかからない。
さらに整腸剤としても効果が期待できる、とのことで蕎麦湯は一気に浸透していったんですね(参考:出雲そば本田屋)。
蕎麦湯の飲み方と楽しみ方
「栄養たっぷりなのは分かったけど、どうやって飲むものなの?」と蕎麦湯が初めての人は思うはず。
食後のお茶や白湯代わりにそのまま飲むのが一般的ですが、初めてだととろみや独特の風味で飲みにくさを感じることも…。
そんなときにおすすめなのが、ワサビやネギ、七味といった薬味を蕎麦湯に入れて飲む飲み方。
ピリッとした辛みがアクセントになり、蕎麦湯をすっきりと飲むことができますよ◎
また、そばつゆと割って飲むのもおすすめ。
そばつゆはお店がそれぞれこだわりを持って作っているので、蕎麦湯で再度楽しめるとなんだかお得な感じがしませんか?
そばつゆを加えるときは少しずつ入れ、塩分で塩辛くならいよう注意しましょう。
蕎麦湯は飲まなくてもいい
蕎麦湯は体にいい栄養がたっぷり入っているので飲むのがおすすめ。
ですが、蕎麦湯が苦手だったら必ず飲まなくてもいいんです。
私も、初めて蕎麦湯を飲んだときは「なんでわざわざこれを飲むの…」なんて感じて、全部は飲めなかったです^^;
自分で注文した品に関しては残さず食べるのがマナーですが、そうでないものは苦手であれば残しても仕方ないかなと個人的に思います。
たいていお店で「蕎麦湯はいかがですか?」と聞かれると思いますので、事前に「結構です」と断っておくのもありではないでしょうか。
まとめ:蕎麦湯は意味があって出されている
蕎麦湯の意味が分からないと感じている人に向けて、蕎麦湯の意味や飲み方をまとめました。
蕎麦湯はお湯に溶けだした蕎麦の栄養を余すことなく摂れる飲み物。
そばつゆで割ったり薬味を入れることで、お吸い物ののようにして楽しむことができます。
飲んだことがない人はぜひ一度アレンジして飲んでみてくださいね!