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「あと一品何か足りない…」そんなときに私がよく作るのがポテトサラダです。
家にあるもので作れるしボリュームもあるし、マヨネーズ味で家族みんなが好きな味だから。
でも、たまに茹でたのにじゃがいもがシャキシャキするときがあって。
調べたところ、じゃがいもがシャキシャキするのは危ない場合もあるようで、食べるときはよく確認しないといけないことが分かりました。
今回は、じゃがいもがシャキシャキするのは危ないのはなぜか、原因と対処法をまとめました。
じゃがいもがシャキシャキするのは危ない?
じゃがいもといえば、ホクホクとした食感のイメージ。
だからじゃがいもがシャキシャキすると「食べて大丈夫?」と不安になりますよね。
結論から申し上げますと、じゃがいもがシャキシャキするのが危ないかどうかは調理方法によって変わります。
というのも、じゃがいもの調理方法の中には【あえてじゃがいもをシャキシャキさせる】方法があるんです。
じゃがいもをシャキシャキ食感にする調理法
その方法とは、煮崩れしにくい品種のじゃがいもを選び、水にさらし、塩を振ること。
じゃがいものデンプン質を落とし余分な水分を取ることで、じゃがいもを傷めたときにシャキシャキ食感になります。
ですので、必ずしもじゃがいもがシャキシャキだからといって危ないなんてことはないんです。
いつもと違った食感だと不安になりますが、きちんと火を通してあれば食べる分にはなんの問題もありません^^
加熱不足でじゃがいもがシャキシャキするのは危ない
注意が必要なのは、じゃがいもが加熱不足でシャキシャキしている場合。
炒めたり茹でたりするほか、電子レンジでの加熱もムラになりやすいです。
私はいつもポテトサラダを作るときじゃがいもを電子レンジでチンしているので、容器の底にあるじゃがいもに加熱ムラができシャキシャキ食感になっていたようです。
実はじゃがいもは生でも食べられます。
「じゃあ加熱不足でも大丈夫でしょ」と思いますよね。
でも、生のじゃがいもや加熱不足のじゃがいもには、βデンプンという人間の体にとって消化されにくいデンプン質が多く含まれているんです。
βデンプン自体は口にしても問題のない成分です。
唐揚げの衣やとろみづけに使う片栗粉はβデンプンで作られているので、私たちの生活にもなじみがありますね。
ただ、βデンプンを大量に食べると消化不良を起こし、腹痛や胃もたれを引き起こす恐れがあります。
特に、消化器官が未熟な小さな子どもは食べすぎないようにしないといけません。
じゃがいも1個に含まれるデンプン量は平均して約14g(参考:ジャガイモのデンプン含量が調理特性に及ぼす影響)。
片栗粉は大さじ1杯が約9gなので、14gのじゃがいものβデンプンは片栗粉に換算すると約1.5杯ということになります。
大さじ1.5杯もの片栗粉をそのまま食べることを考えると、加熱不足でシャキシャキのじゃがいもを食べるのもせいぜい1個までにしておいた方良さそうです。
じゃがいもに火を通してもシャキシャキな原因
まれに、しっかりとじゃがいもに火を通してもシャキシャキのままなことがあります。
「いつもならこれだけ火を通せばホクホクやわらかくなるのに…」そんなときには2つの原因が考えられます。
- じゃがいもに火が通る前に味つけしてしまったため
- もともと固い個体のじゃがいもだったため
原因①じゃがいもに火が通る前に味つけしてしまったため
じゃがいもに火が入る前に調味料で味付けしてしまうと、いくら加熱してもじゃがいもは柔らかくならずシャキシャキのままです。
加熱しているつもりが全然火が入っていなかったというわけですね。
じゃがいもに火が通る前に味つけをすると、調味料の塩分の浸透圧が作用し、じゃがいもの水分が抜けて固くなってしまいます。
調味料も中心部まで染み込まないので、表面だけにやたら濃い味のついた仕上がりに。
電子レンジで加熱するときも同様です。
調味料と一緒に電子レンジに入れるとじゃがいもには火が通らないので、面倒でも一度下茹でのような形でじゃがいもだけ加熱する必要があるんです。
原因②もともと固い個体のじゃがいもだったため
デンプン質が極端に少ないじゃがいも・古くなって水分量が抜けているじゃがいもは、いくら加熱してもシャキシャキなままなことがあります。
じゃがいもは自然のものなので、どうしても個体差は出てしまうんですね。
明らかに保管状態が悪く古くなっていれば見分けもつきますが、そうでなければどのじゃがいもが固いのかは分かりにくいのが残念…。
ただ、デンプン質が極端に少ないじゃがいもは食べる分には問題はないため安心してくださいね。
じゃがいもに火を通してもシャキシャキなときの対策
じゃがいもに火が通る前に味つけしたことが原因でじゃがいもがシャキシャキなとき、電子レンジで加熱することでやわらかくすることができます。
- じゃがいもを耐熱皿にのせて、水をふりかける
- ラップをかけて電子レンジ600Wで1分加熱する
- 一度取り出しじゃがいもの上下を返す
- さらに1分加熱する
ポイントは水をふりかけて、ラップをかけて加熱すること。
電子レンジの加熱によってじゃがいもの水分が飛んでしまうとより固くなってしまうので、水分を補う&蒸発しないようにしてあげましょう。
一度に加熱しないで、短時間ずつ様子を見ることも大切です。
まとめ:加熱不足でシャキシャキしてるじゃがいもは危ない
じゃがいもがシャキシャキするのは危ないことについてまとめました。
基本的にはじゃがいもは生でも食べられますが、生のじゃがいものβデンプンの過剰摂取による消化不良は気をつけないといけません。
加熱不足のじゃがいもがシャキシャキするのが危ないのは、人によっては消化不良を起こし腹痛を引き起こすためです。
調理方法によってあえてシャキシャキに仕上げたじゃがいもであれば問題ありません。
じゃがいもに透明感があり透き通っていれば火は通っているので安心してくださいね。