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クセのない香ばしい味わいで、水分補給にぴったりな麦茶。
自宅で毎日作ってるという人も多いと思います。
でも、麦茶はお茶の中でも実は傷みやすい種類。
もし、飲もうとした麦茶に白いふわふわがあるときは注意が必要です。
麦茶を作ったり買ってきたのがずいぶん前なら、飲む前に異変がないかよく確認してくださいね。
今回は、麦茶の白いふわふわについて、また麦茶の沈殿物の正体や腐った麦茶の見分け方をまとめました。
麦茶の白いふわふわは何?
結論から申し上げますと、麦茶の白いふわふわはカビの一種です。
麦茶に白いふわふわしたものがあるときは、その麦茶は飲まずに処分してください。
麦茶は傷みやすい飲み物
麦茶や緑茶、ほうじ茶。
家庭でよく飲まれるお茶の種類はさまざまですが、実はこれらの中で一番傷みやすいのが麦茶なんです。
なぜ麦茶がお茶の中で傷みやすいのか、理由は2つ。
- 原材料である大麦がデンプン質を含んでおり、細菌の繁殖のエサとなるから
- 抗酸化作用のあるカテキンを含んでいないから
緑茶やほうじ茶などがお茶の葉を原料にしているのに対し、麦茶の原料は大麦。
大麦にはお茶の葉にないデンプン質が含まれているのですが、デンプン質は細菌のエサとなり、繁殖の手助けとなってしまうんです。
また、お茶の葉であれば抗酸化作用のあるカテキンが含まれていますが、麦茶にはカテキンが含まれていないことも傷みやすさの原因のひとつです。
なので、麦茶は本来であればきちんと冷蔵庫で保存し、作ったら2~3日以内には飲み切るのがベタ―。
だけど、麦茶は飲む頻度が高く、つい常温に出しっぱなしなんて人も多いのではないでしょうか?
暑い時期に麦茶を出しっぱなしにしたり、麦茶のペットボトルから直接口をつけて飲んだまま放置すると、麦茶はすぐに傷んでしまいます。
朝作った麦茶でも、暑い日に1日常温に出していたらなんだかドロッとして味も酸味が出ていたことがあります。
すでに傷んでいる証拠でもあるのですが、さらに傷みが進むと麦茶に白いふわふわが出てきます。
白い斑点は飲んでも害はない
一方、手作りの麦茶でよくあるのがポットに白い斑点がついていること。
麦茶の白いふわふわがカビなのに対し、ポツポツとした白い斑点は水道水に含まれるカルキが結晶化したもの。
白い斑点がついたポットに入っている麦茶は飲んでも問題がありません。
白い斑点は、麦茶を水出しで作った場合に出やすいようです(水を沸騰させないから)。
そういや、我が家も麦茶を水出しにしてから白い斑点と出会うようになりました…。
白い斑点は口にしても問題なくても、見た目には気になりますよね。
基本的にはきちんと毎回ポットを洗うことで白い斑点を取ることができます。
スポンジで取れないときは爪でこすって、そのあと洗剤をつけてきれいに洗ってくださいね!
麦茶の沈殿物の正体
麦茶の沈殿物には【飲んでもいいもの・飲んではダメなもの】の2種類あります。
飲んでもいい沈殿物 | サラサラした黒いもの(麦茶の茶葉や成分) |
飲んではダメな沈殿物 | ・もやのようなもの ・黒いかたまり ・粘度のあるかたまり(全てカビ) |
飲んでもいい麦茶の沈殿物
飲んでもいい麦茶の沈殿物は、サラサラして黒いもの。
棒状であったり形がはっきりしているもので、麦茶を作ってから時間が経ってない場合に見られるものです。
これらは麦茶の茶葉が麦茶パックから外に出たもの。
麦茶パックは目が細かいですが、まれに麦茶パックの中で細かくなった茶葉などが外に出てしまうことがあるんです。
飲んでも問題ないですが、口当たりが気になる場合は一度濾すといいでしょう。
飲んではダメな麦茶の沈殿物
飲んではダメな麦茶の沈殿物の正体はカビです。
カビはひとつだけでなくいくつか姿かたちがあり、もやもやとしていたり、かたまりであった場合はカビの可能性が高いです。
ドロッとした粘度のかたまりも細菌が繁殖した証拠なので飲んではいけません。
飲んでいいかダメか、麦茶の沈殿物の判断がつかないときは、次の項目の【麦茶が腐ったときの見分け方】を同時にチェックしてくださいね!
麦茶が腐ったら?見分け方
麦茶は菌が繁殖しやすい飲み物で、保存状態が悪いと1日で異変が出てきます。
麦茶にこんな異変が現れたら注意!
・麦茶にぬめりやとろみがある
・かび臭いにおいがする
・飲むと酸味を感じる
・白い浮遊物が浮いている
・黒いもやがある
上記にひとつでもあてはまる麦茶は腐っています。
麦茶が腐るってあまり分からないかもしれませんが、飲んでみると味が全然違うんですよね。
私が飲んだ腐った麦茶は、全体的にとろみがあり、なおかつ酸っぱい味がしたので「これ腐ってるやつだ」とすぐに分かりました^^;
麦茶らしい香ばしさは全くないです。
麦茶は手作り・市販に関わらず、腐るスピードに変わりはほとんどありません。
「市販のだから大丈夫」と思わず、麦茶は開封後はできるだけ早く飲み切りましょう。
まとめ:麦茶の白いふわふわはカビ
麦茶の白いふわふわの正体はカビです。
麦茶はお茶の中でも傷みやすいので、保存状態が悪いとすぐにカビが発生することもあります。
白いふわふわだけでなく、全体的にとろみが出てきたり黒いもやがあるものも注意が必要。
少しでも「おかしいな?」と感じた麦茶は処分してくださいね!