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人間の体は食べたものでできています。
健康のためにちょっと体にいい調味料も使ってみようかな…となったとき、手を出しやすいのは料理にもお菓子作りにも使う砂糖ではないでしょうか?
スーパーに行けばさまざまな砂糖が並んでいて、てんさい糖とオリゴ糖もその中のひとつ。
「何か体に良さそう」なイメージはありつつも、てんさい糖とオリゴ糖の違いは何か聞かれたらはっきりとは分からないですよね。
そこで今回は、てんさい糖とオリゴ糖の違いについて、またそれぞれの使用用途や使い分けに関してもまとめました。
てんさい糖とオリゴ糖の違い
まず、知っておきたいのはてんさい糖の中にもオリゴ糖は含まれているということ。
オリゴ糖とは糖類がいくつかくっついてできたものの総称で、砂糖の中ではてんさい糖にだけオリゴ糖が含まれています。
すごく大きくまとめるとオリゴ糖もてんさい糖の一部、ということになるんですが、最近スーパーでよく見かけるのは【オリゴ糖】という単体の商品。
なので、この生地でもてんさい糖とオリゴ糖は別物として紹介していきますね!
てんさい糖とオリゴ糖の違いを【原材料・製造方法・見た目】の3つに分けて見ていきましょう。
てんさい糖とオリゴ糖の違い①原材料
てんさい糖 | 甜菜(てんさい)という植物 |
オリゴ糖 | ブドウ糖や果糖など糖類が複数結合したもの |
てんさい糖はその名の通り、甜菜(てんさい)という植物から作られます。
甜菜は別名『サトウダイコン』なんて呼ばれることもありますが、大根の仲間ではなく全く関係がないんだとか。
甜菜の主な生産地は北海道。
私たちの生活に身近な上白糖が沖縄で採れるサトウキビを原材料にしているのと比べると、なんだか真逆ですよね。
一方、オリゴ糖は複数の糖類が結合して作られます。
どの糖類をどのくらいくっつけて作るかはメーカーによってさまざま。
フラクトオリゴ糖・ガラクトオリゴ糖・大豆オリゴ糖など糖類の種類によって名称も変わります。
オリゴ糖のひとつ『ラフィノース』は甜菜に含まれる糖からできているんですよ。
おもしろいのは、オリゴ糖によって甘みが変わること。
一見どれも同じに見えるオリゴ糖ですが、くっつけた糖類によって甘さの度合いが変わるので商品を食べ比べると違いに気付けます。
てんさい糖とオリゴ糖の違い②製造方法
てんさい糖 | 甜菜をろ過して煮詰める |
オリゴ糖 | ・微生物の酵素を利用して作る ・酵素によって微生物の多糖類を分解して作る ・天然の原材料から抽出する |
てんさい糖の作り方はいたってシンプル。
甜菜から抽出した糖分をろ過して煮詰めて作ります。
オリゴ糖は原材料がさまざまなので、作り方も原材料によって変わります。
一般的なのは微生物の酵素を利用したり、分解して作る方法。
甜菜に含まれる『ラフィノース』を作るときは、甜菜を抽出して作られます。
まれにオリゴ糖は「人工的に作ってるから危険だ」なんて意見もありますが、どの方法も自然の酵素反応を利用したもの。
危険なんてことはないので安心してくださいね^^
てんさい糖とオリゴ糖の違い③見た目
てんさい糖 | 茶色くて粒子は粗目 |
オリゴ糖 | ・ガムシロップのような透明な液体 ・白い粉末 |
見た目が茶色いのはてんさい糖の特徴。
見た目だけでいえば三温糖と似ているかもしれません。
上白糖よりもやや粗目の粒子です。
オリゴ糖は透明の液体タイプが一般的。
ガムシロップのような見た目で、サラサラとしています。
ただ、オリゴ糖にはあまり知られていませんが粉末タイプもあるんです。
白い粉末で、ネット通販や自然派スーパーなどで見かけることができるでしょう。
てんさい糖とオリゴ糖は砂糖と同じように使える?
てんさい糖とオリゴ糖は、上白糖やグラニュー糖のような一般的な砂糖と同じように使えます!
どちらも料理やお菓子作りで甘さを出したいときにそのまま使ってください。
てんさい糖やオリゴ糖には、お腹の調子を整えるオリゴ糖が入っています。
毎日の食事で腸内環境を整えたいという人は、砂糖をてんさい糖やオリゴ糖に変えることで無理せず健康な体を目指せますよ。
てんさい糖はまろやかな甘み、オリゴ糖はすっきりした甘みが特徴です。
「白砂糖と同じ量を使うと甘さが物足りない」とも言われていますが、実際にてんさい糖を使ってみた身としては正直甘さが物足りないとかは感じたことなかったです(笑)
100gとか大量に砂糖を使うのでなければ、てんさい糖だから/オリゴ糖だからと使う量を気にする必要はないかなと思います^^
てんさい糖とオリゴ糖の使い分けや向いている料理
ここからはてんさい糖とオリゴ糖の使い分けについて紹介していきます。
てんさい糖とオリゴ糖が向いている料理をそれぞれまとめました。
てんさい糖 | ・煮物 ・パウンドケーキ ・パン |
オリゴ糖 | ・煮物 ・飲み物 ・ヨーグルト |
てんさい糖はコクと照りをプラスする
てんさい糖を使うことで料理にコクときれいな照りがプラスされます。
煮物に使うほか、パウンドケーキやパンを作るときにてんさい糖を使うとまろやかな甘みで味わい深くなりおすすめ。
基本的にはどんなものにも使えますが、生クリームのような白色を生かしたいものに加えると茶色っぽく仕上がってしまうので注意が必要です。
また、粒子が荒く溶けにくいので、クッキーに使うとてんさい糖のザラザラとした食感が残ってしまいます。
これはこれでおいしいのですが、気になる場合はてんさい糖以外の砂糖を使う方がいいでしょう。
オリゴ糖は液体ならではの使い勝手の良さを生かそう
オリゴ糖はサラッとした液体タイプを生かして、飲み物の甘み付けに使ったり、ヨーグルトにかけるのがおすすめ。
なじみがよく溶け残ることがありません。
お菓子作りにも使えますが、液体のためそのまま砂糖と入れ替えると生地の水分バランスが崩れてしまいます。
必ずオリゴ糖を使って作るお菓子レシピを検索して作りましょう。
てんさい糖とオリゴ糖の違いまとめ
てんさい糖とオリゴ糖の違いをまとめました。
てんさい糖とオリゴ糖を使うことで、お腹の調子を整えることができます。
身体つくりへの第一歩として、まずは毎日使う砂糖から変えてみるのもいいですね^^