お弁当に入ってる緑のやつの正式名称は?入ってる理由についても

お弁当の緑のやつの正式名称は?

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コンビニのお弁当や新幹線の車内販売のお弁当など、市販されてるお弁当に共通で入っているものがあります。

それは、草のような形の緑のもの。

お弁当に入ってる緑のやつってなじみはあるものの、名前だったり入っている意味だったり実はよく知らないことが多いですよね。


そこで今回は、お弁当に入ってる緑のやつに関して、正式名称や入ってる理由をまとめました。

お弁当に入ってる緑のやつの正式名称

バラン

お弁当に入ってる緑のやつの正式名称は【バラン】です。

バランは日本独自のもので外国の人からすると珍しいんだとか。

バランの名前の由来は植物の葉蘭から

なぜお弁当に入ってる緑のやつにバランという名前がついているかというと、由来は「葉蘭(はらん)」という植物からきています。

葉蘭の葉はとても大きくてつややかな深い緑色をしています。

薄くて丈夫な葉蘭の葉は殺菌作用があるのが特徴。

大きな葉はおにぎりを包むのに使ったり、お皿や仕切りとして重宝されてきました。

見た目にも美しいので、江戸時代では料理職人がこぞって葉蘭を活用していたそうです。

葉蘭がバランに変わった理由

色鮮やかで美しい葉蘭の葉ですが、現在ではお弁当に入ってるのを見かけることはなかなかありません(まれに高級料理店などで見つけられますね)。

抗菌作用もあるし「バランじゃなくて葉蘭を使えばいいのに」と思いますよね。

なぜバランを使うようになったのか、その理由は葉蘭の手に入りにくさにあります。


葉蘭は丈夫ですがあくまで自然のもの。

寒さに弱く、また害虫によって病気になることもあります。

きれいに育てるのには手間も時間もかかるんですね。


お弁当を大量生産するようになってきたとき、お弁当のコストに葉蘭が合わなくなってしまったんです。


そこで、代用品として生まれたのが、今お弁当に入ってる緑のやつ【バラン】です。

バランが緑色なのは葉蘭の名残ですね。


バランは最初「人工ハラン」と呼ばれていましたが、呼びにくいため「人工バラン」に。

その後人工が省略されて「バラン」と呼ばれるようになりました。


プラスチックのシートで作られるバランは大量生産も可能で、しかも葉蘭のように傷むこともありません。

コストの低さと使い勝手の良さから、お弁当には葉蘭の代わりにバランが使われるのが一般的になったというわけです。

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お弁当に入ってる緑のやつを入れる理由

バラン

お弁当に入ってる緑のやつバランは、食べられるわけではありません。

「何のために入ってるの?」と疑問に思った人のために、ここからはお弁当にバランが入っている理由を2つ紹介します。

  • おかず同士を仕切って味が混ざらないようにするため
  • 彩りのため

おかず同士を仕切って混ざらないようにするため

お弁当の緑のやつバランは、おかず同士を仕切る役割があります。

お弁当箱の中にあらかじめ十字の仕切りがある松花堂弁当もありますが、多くのお弁当箱はそこまで細かく仕切りが分かれていませんよね。

お弁当は詰めてから食べるまでに時間があるので、どうしても時間が経つとおかず同士が混ざってしまいます。


そこで、バランをおかずの間にはさむことでおかず同士の味が混ざり合ってしまうのを防いでいるんですね。

バランがあることで作りたてのおかずの味をそのまま食べられるというわけです。

バランがあることで甘い卵焼きは甘いまま、醤油味の鶏の照り焼きは醬油味のままと、素材を生かした味を楽しめますね^^

彩りのため

お弁当に緑のやつバランが入ってる理由2つめは彩りのためです。

バランが緑色なのは、由来となった葉蘭がきれいな深い緑色をしていたため。

お弁当の中に緑色があると彩りが華やかになりますよね。

市販のお弁当にバランを入れるのは、見た目を美しくして購買意欲を沸かせる目的があります。

お弁当に入ってる緑のやつの代わりに使えるもの

お弁当に入ってる緑のやつ

ここからは、お弁当の緑のやつバランの代わりに使えるものを3つ紹介します。

毎日のお弁当作りに活用してくださいね。

  • 大葉
  • 焼き海苔
  • 笹の葉

大葉

バランの代わりに使えるものとしておすすめなのが大葉。

深い緑色は彩りとしてもぴったり。

何より大葉には殺菌作用があるので、おかずやご飯の間にはさむだけでお弁当の菌が繁殖するのを防いでくれますよ。

そのままでも食べられますし、お弁当の仕切りとして大葉は最適です◎

焼き海苔

焼き海苔もお弁当の仕切りとしておすすめの食材。

そのまま食べられるので無駄になりません。

また、最近ではあらかじめカップの形になった焼き海苔も販売されています。

しっかり自立するのでお弁当のおかずカップとしても十分使えますよ^^

笹の葉

ここぞというときのお弁当に使ってほしいのが笹の葉。

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笹の葉には防腐作用があるので(参考:笹JAPAN)、お弁当の仕切りに笹の葉を使うことで傷みにくいお弁当が作れます。

国産の笹の葉なら、さわやかな香りが食欲を増進。

見た目にも涼し気で、笹の葉を入れるだけでお弁当がワンランクアップしますね◎

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まとめ:お弁当に入ってる緑のやつの正式名称はバラン

お弁当に入ってる緑のやつはバランと言います。

もとは葉蘭の葉からきたもの。

お弁当のおかずが混ざり合うのを防ぎ、彩りにも一役買います。

家庭でバランの代わりをするなら大葉や焼き海苔がおすすめ。

とっておきのお弁当にはぜひ笹の葉を使ってみてくださいね。

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