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スーパーの牛肉売り場に行くと「ご自由にお取りください」と牛脂が置いてあるのを発見できます。
誰でも無料で持って行っていいというのは結構な太っ腹。
他の食品はそんなことはないのに、牛脂が無料なのはなぜなのか気になりますよね。
そこで今回は、牛脂が無料なのはなぜかその理由についてまとめました。
牛脂の活用方法も調査したので「何に使うの?」という人はぜひ記事をチェックしてくださいね。
牛脂が無料なのはなぜ?
牛脂が無料なのは、スーパーでは牛脂が廃棄物扱いだから。
もともと捨てるものだから、捨てるよりはということで無料でお客さんに提供しているんです。
スーパーに無料で置いてある牛脂は、お店で売る牛肉を加工した際に出てくるもの。
わざわざ「牛脂」として仕入れてくるものではありません。
牛は脂身の部分が非常に多く、かつ牛脂はあまり使い道がないため、スーパーとしても牛脂は捨てるしかない部分なんですね。
ですが、毎日大量に出る牛脂は捨てるのにもお金がかかってしまうので、無料でお客さんに配布しているというわけです。
肉から出る脂で、牛脂とよく似たのがラード(豚の脂)。
ラードは揚げ油に使うという活用方法があるため余ることはありません(スーパーでは総菜として揚げ物を多く売っているため)。
牛脂もラードと同じように揚げ油に活用すればいいんじゃ?と思ったのですが、調べたところ牛脂を揚げ油に使うこともあるようです。
ヘットと呼ばれており、冷めても衣がベタッとしないのが特徴。
ただ、揚げ油に使うには値段が高額。
専門店など揚げ油にこだわっているところならまだしも、スーパーではわざわざ牛脂を揚げ油として使うには手間もお金もかかるのでしょう。
結局は捨てるしかないので、それならとお客さんに無料で提供しているんです。
牛脂は体に悪いの?
ネットを見ると「牛脂は体に悪い」なんて意見を見かけます。
ですが、牛脂自体は体に悪いなんてことはありません。
もともと牛の肉についている脂で、牛肉を食べている限りどうしても牛脂は口にします。
むしろ、牛脂にはオレイン酸が多く含まれているため、悪玉コレステロールを抑制したり動脈硬化を予防する効果が期待できたりいいことだらけ。
適切に摂取する分には何も問題はありません◎
ただし、どんなに体にいい食品でも食べ過ぎは毒になるように、牛脂も食べ過ぎには注意が必要です。
牛脂にはオレイン酸の他に飽和脂肪酸も多く含まれています。
飽和脂肪酸を摂りすぎると肥満や高脂血症になる原因に。
体にいい一面もありますが、何事もほどほどにしないといけないということですね。
ちなみに、オレイン酸はオリーブオイルやヒマワリ油といった他の油にも多く含まれています。
アーモンドやピーナッツといったナッツ類からも摂取できるため、必ず牛脂から摂らないといけないなんてことはなし。
どんな食品もバランスよく食べるようにしましょう◎
牛脂の活用方法
ここからは牛脂の活用方法を3つ紹介します!
「牛脂って何に使えばいいか分からない」なんて人はぜひ参考にしてください^^
ただし、スーパーによっては牛脂は「牛肉を買った人のみ」に無料配布している場合もあります。
そういった場合牛肉を買っていないのに牛脂を持って行ったり、必要以上に大量に牛脂を持ち帰るのはやめておきましょう。
- 揚げ油に混ぜて使う
- 炒め油に使う
- ミンチ肉に混ぜ込んで使う
牛脂の活用方法①揚げ油に混ぜて使う
牛脂の活用方法としておすすめなのが、揚げ油に混ぜて使うこと。
牛脂で揚げ物をすると、冷めても衣がべたつかない・胃にもたれにくいといった嬉しい効果があります。
ただ、全ての揚げ油を牛脂にするのは現実的にも大変ですよね。
そこで、手軽な方法がいつも使っている揚げ油200mlに対し牛脂を2個ほど混ぜること。
牛脂の融点は約50℃と高めなので、ある程度油が温まったところに牛脂を入れて溶かしてください。
牛脂のコクや風味がプラスされ、簡単に揚げ物の味をワンランクアップさせることができますよ^^
実際に、マクドナルドでも揚げ油は牛脂をブレンドしたものを使用しています。
商品のフレーバーを良くするために、フライオイルは牛脂と、パーム油をブレンドして使用しています。
マクドナルド
なぜかクセになるマクドナルドのポテト。
その秘密のひとつが牛脂をブレンドした揚げ油かもしれません。
「揚げ物の味は油で決まる」とも言われているくらいなので、ぜひ牛脂をブレンドして揚げ物を作ってみてくださいね!
牛脂の活用方法②炒め油に使う
野菜炒めやチャーハンを作るときに、サラダ油の代わりに牛脂で炒めるのもおすすめ。
牛脂のうま味やコクが具材に絡んで、お手頃な具材で作ってもまるで牛肉を炒めたかのような仕上がりに。
上手に作るコツは、まずフライパンを熱してしっかりと牛脂を溶かしてから具材を炒めることです。
特にガーリック味などガツンと濃いめの味つけがぴったりです。
牛脂の活用方法③ミンチ肉に混ぜ込んで使う
ハンバーグやミートボール、つくねなどミンチ肉の料理のとき、細かく刻んだ牛脂を一緒に混ぜ込んでください。
牛脂が入ることでパサつきがちなミンチ肉もジューシーに仕上がりますよ!
加熱調理する際に牛脂は自然に溶けるので、最初に牛脂を溶かす必要はありません◎
牛脂が無料の理由まとめ
牛脂が無料の理由は、牛脂はスーパーでは捨てる場所だから。
お店で牛肉を加工するときに出てくる部分だから、お店としても捨てるより無料でいいから持って行ってもらったほうが助かるんです。
牛脂はオレイン酸が多く含まれており、適度に摂る分には何の問題もありません。
揚げ油に混ぜたり、炒め油に使うなど毎日の調理に活用して、料理をワンランクアップさせてみてください^^