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アガーも寒天もどちらも食べ物を固める働きがあります。
同じ凝固剤の仲間なので、アガーは寒天で代用することはできます!
ただ、注意してほしいのはアガーと寒天では食感が全く違ってしまうということ。
使い方も違うので、アガーの代用として寒天を使うにはいくつかポイントがあります。
そこで今回は、アガーを寒天で代用するときの方法や注意点についてまとめました。
アガーは寒天で代用できる?
アガーを寒天で代用することはできます。
アガーと寒天は、食べ物を固める働きのある凝固剤の仲間。
食べ物を固めるだけという意味でなら、アガーを寒天で代用しても問題はありません。
ただ、アガーと寒天は食べた時の食感が全く違います。
アガーのプルンとした弾力のある食感を求めて寒天を代用すると、食べたときに「思ってたのと違う…」と感じると思います。
アガーと寒天では食感が変わってしまうということを理解したうえで、アガーを寒天で代用するようにしましょう。
アガーを寒天で代用する方法
アガーを寒天で代用する場合、事前準備として寒天を必要に応じてふやかしておく必要があります。
粉寒天:そのまま使える
棒寒天・糸寒天:ふやかしてから使う
アガーは粉末状なのでふやかす作業はないですが、棒寒天や糸寒天で代用するときはあらかじめパッケージに記載の方法でふやかしておきましょう。
寒天にもよりますが、ふやかす時間は一晩ほどかかるものも。
アガーを寒天で代用すると決めたら、前の日には寒天をふやかしておかないとスムーズに作ることができません。
使い勝手の良さでいえば粉寒天がアガーと同様に使えるのでおすすめです。
ふやかした寒天はしっかり水気を切れば、準備OK!
あとはアガーで作るときと同じように寒天を代用していきます。
分量はアガーと同量で問題ありません。
アガー4g=粉寒天の4g=棒寒天8g=糸寒天8g
上記を参考に、寒天を用意してください。
棒寒天は他の寒天よりも少しやわらかめに仕上がります。
寒天はしっかり溶かさないと固まらなくなってしまうので、寒天を水と合わせたら沸騰させて2分間ほど煮立たせるようにしましょう。
アガーも90℃以上で加熱するようにレシピに書いてあるはずなので、そこは寒天も同じようにしっかり加熱してくださいね。
アガーを寒天で代用する時の注意点
アガーを寒天で代用する時の注意点は2つ。
- 透明感を出したいなら糸寒天を使うこと
- 冷凍できないこと
透明感を出したいなら糸寒天を使うこと
アガーは凝固剤の中でも透明度がピカイチ!
寒天ではアガーのような透明感は出せないんですね。
寒天は砂糖の濃度が上がるほど透明感は増しますが、より透明感を出したいのであれば寒天の中でも糸寒天を使うようにしましょう。
粉寒天・棒寒天・糸寒天の中で、糸寒天が一番透明感が出ます。
冷凍できないこと
アガーの中でも冷凍できる種類のものを使えば、ゼリーでもプリンでも冷凍することができるんです。
解凍してもプルンとした食感を保てるのですが、それもアガーを使ってこそ。
寒天で代用したゼリーは、解凍したときにボソボソになってしまい、寒天のサクッとした歯切れの良さがなくなってしまいます。
凍ったまま食べるのであれば大丈夫!
それはそれでシャリシャリしておいしいですよね^^
アガーと寒天の違い
アガーと寒天の違いを比較してみました。
2つの違いを覚えておくと使い分けするときに便利ですよ◎
アガーと寒天はどちらも海藻が原料。
カロリーはほぼ食物繊維だけでできている寒天のほうが格段に低くなります。
アガーと寒天の最大の違いは、食べ物を固めた時の食感です。
寒天はさっくりとした食感で、口の中でほどけるような感覚があります。
たいしてアガーはプルンとした弾力感があり、つるりとしたのど越しの良さが特徴。
寒天には弾力性はないので、アガーと寒天で固めたものを食べてみると違いは明確です。
アガーはゼラチンと寒天の間くらいの食感と言われているんですよ^^
どちらもおいしいですが、寒天はあっさりと食べられることから和菓子でも多く使われていますね。
アガーはフルーツゼリーや水ゼリー、水信玄餅などに使うと、透明感の高さを最大限に発揮できますよ!
アガーは寒天で代用できる?まとめ
アガーは寒天で代用することができます。
アガーのプルンとした弾力のある食感は出ませんが、寒天で作るとあっさりと食べることができます。
透明感を出したいのであれば糸寒天を使うのがおすすめ!
あらかじめふやかしておく必要があるので、アガーの代用で寒天を使うと決めたなら前日から準備しておきましょう。