甘酒は温めたらダメ?レンジでの温め方や温度の注意点も

甘酒を温めるのはダメ?温度や注意点も

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『飲む点滴』『飲む美容液』とも言われるほど、体にいい甘酒。

そのまま飲んでもいいけど、温めて飲んだらもっと体に良さそう!

そう思って甘酒を温めて飲んでる人も多くいると思います。

でもちょっと待ってください!

甘酒は種類によっては温めると酵母や酵素がなくなってしまうことがあるんです。

甘酒は温めたらダメということはありませんが、温めるときには注意が必要です。


そこで今回は、甘酒を温めたらダメと言われる理由や甘酒の温め方についてまとめました。

甘酒は温めたらダメ?

甘酒

甘酒は温めたらダメということはありません。

正確に言うと、『甘酒の種類によっては温めることで酵母や酵素が失われるから、そういった甘酒は温めないほうがいい』ということなんです。

甘酒の原料である麹や酒粕にはたくさんの酵母や酵素が含まれていて、とても体にいいとされています。

ただ、熱に弱く70℃近い温度で死滅してしまうんです。


どの甘酒なら温めていいのか大丈夫か気になりますよね。

そこで甘酒の種類を

  • 市販の甘酒
  • 加熱していない甘酒

上記2種類に分けて、それぞれ温めていいのかどうかについて詳しくみていきたいと思います。

市販の甘酒:温めてもOK

市販されている缶や瓶の甘酒ですが、温めても問題ありません。

甘酒を販売している森永は『甘酒の美味しい飲み方』として、甘酒を温めるホット甘酒を紹介しているくらいです。

甘酒を温めたらダメな理由について、『温めることで酵母や酵素が失われるから』ということは上記でもお話ししました。

市販されている甘酒のほとんどは、缶や瓶などに詰められた後に必ず加熱殺菌処理がされています。

つまり、店頭に並んでいる状態ですでに酵母や酵素は失われている状態。

すでに熱に弱い酵母や酵素は甘酒の中にないので、いくら甘酒を温めても影響はないんです。

甘酒の酵母や酵素はすでにない、なんて聞くと「甘酒飲む意味がないんじゃ…」なんて思うかもしれません。

しかし、加熱処理しても食物繊維やミネラルなどは残ります。

甘酒の栄養素が全くなくなるわけではないので安心してくださいね◎

加熱していない甘酒:温めないほうがいいが、温めるなら注意が必要

自宅で甘酒を手作りしたときに加熱しないで作ったものや、非加熱処理の『生甘酒』と言われる市販の甘酒は、米麹や酒粕の酵母や酵素が生きている状態です。

栄養を余すことなくとるにはやはり加熱しない=温めないほうがいいでしょう。

しかし、酵母や酵素は40℃ごろで活動が活発になり60℃ごろまでは生きています。

甘酒を温めるときに、温度が70℃以上にならないようにすれば酵母や酵素が死滅することはありません。

甘酒を温かくして飲みたいなら、気を付けて温めれば問題はないですよ^^

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甘酒の温め方:レンジ

電子レンジ

市販の甘酒:OK

加熱してない甘酒:NG

甘酒の温め方として手っ取り早いのは電子レンジ!

ですが、電子レンジを使って温めるとあっという間に温度があがってしまいます。

酵母や酵素を残しておきたい加熱してない甘酒を温めるのには向いていません。

市販の甘酒を温めるなら電子レンジでも大丈夫。

  1. 甘酒を耐熱のグラスやマグカップに移し替える
  2. 甘酒200gに対して600Wで50秒ほど加熱する

電子レンジから出したては熱いので気をつけてください。

甘酒の温め方:鍋

甘酒を鍋であたためる

市販の甘酒:OK

加熱してない甘酒:OK

鍋での温めは温度調整がしやすいので、加熱されていない甘酒でも温めることができます。

  1. 鍋に甘酒を入れてごく弱火にかける
  2. よく混ぜながら煮立たせないように気を付けて温める

酵母や酵素が生きている60℃ぐらいの温度は、素手で触っていられるギリギリの温度だそう。

温度計で計るのが確実ですが、温度計がない場合少し指で触って確かめるという方法もあります。



また、森永の甘酒は缶のまま温めることもできますよ!

  1. 鍋に湯を沸かし、沸騰させてください。
  2. 沸騰したら火を止め、栓を閉じたままの甘酒の缶を、横に倒して入れてください。(たっぷりのお湯で、缶を立てて温めていただいても大丈夫です。)
  3. 10分ほど置いて、缶の表面に触れて「あちちっ!」と感じるくらい熱くなっていればできあがりです。
  4. ※缶の表面が熱くなっております。取扱いには十分注意してください。

引用:森永 甘酒のおいしい飲み方

缶のまま温められたらより手軽にホット甘酒を楽しむことができますね♪

関連記事:森永の甘酒で酔う?運転はできるか調査!

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甘酒を温める時の注意点

甘酒を温めるときの注意点は2つ。

  • 電子レンジ・鍋ともに甘酒を温めすぎないこと
  • 温めた甘酒はすぐに飲み切ること

電子レンジ・鍋ともに甘酒を温めすぎない

電子レンジ・鍋ともに、甘酒を温めすぎないようにしましょう。

早く温めたいからと甘酒をグツグツするまで加熱するのはNG!

酵母や酵素が死滅してしまうだけでなく、せっかくの甘酒の風味もとんでしまいます。

おいしい甘酒を飲むためにもほどほどに温めてくださいね。

温めた甘酒はすぐに飲み切ること

温めた甘酒はできるだけ早く、遅くてもその日のうちには飲み切ってください。

甘酒は一度封をあけて空気に触れていることで傷みやすくなっています。

甘酒を温めるときは飲み切れる分だけにしましょう。

もし温めた甘酒が余ってしまったら、きなこやココアを入れてアレンジして飲むのもおすすめです^^

甘酒は温めたらダメ?まとめ

  • 市販の甘酒は温めても問題ないが、加熱していない甘酒は温めることで酵母や酵素が死滅してしまうので温め方に注意が必要
  • 加熱していない甘酒を温めるときは、温度が70℃以上にならないように鍋に入れてごく弱火で温める

甘酒は温めてはダメなわけではありませんが、甘酒の栄養を丸ごととるならそのままか、70℃以上にならない温度で温めることが大事です。

寒い時期なんかは温かい甘酒でほっとするのもいいですよね^^

温かいとその分甘みも感じやすくなるので、おやつ代わりにも甘酒を楽しんでみてください。

関連記事:甘酒にご飯を入れる理由は?入れない時の違いを調査

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