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りんごは年中スーパーで売られている私たちにとって身近な果物。
お菓子に使ってもジュースにしてもそのまま食べても、何をしてもおいしいので私も大好きです^^
りんごはバラでそのまま店頭に並んでいることが多いですが、たまにりんごの表面がぬるぬるするものがありませんか?
りんごに使われているワックスが原因かなと気になりますが、りんごの表面がぬるぬるする原因はワックスや農薬ではありません。
ではいったいなぜりんごの表面がぬるぬるするのでしょうか?
そこで今回は
- りんごの表面がぬるぬるするのはワックスや農薬じゃない
- りんごの表面がぬるぬるするときの洗い方
2つについてまとめました。
りんごの表面がぬるぬるするのはワックスや農薬じゃない
りんごの表面がぬるぬるすると「農薬がついているのかな?」なんて気になりますが、ワックスや農薬が原因ではありません。
ぬるぬるの正体はりんごが自ら出しているロウ成分なんです。
りんごの皮にもともとあるロウ成分は
- りんごの実の水分が蒸発するのを防ぐ
- 病原体など外敵から身を守る
このように2つの役割も持っています。
りんごの表皮に薄い膜を張っているわけですが、普段は触ってもぬるぬるすることはありません。
ではいつぬるぬるが出てくるかというと、「りんごが熟してきたとき」です。
りんごが熟してくると、
- リノール酸
- オレイン酸
といった脂肪酸が増えてきます。
リノール酸とオレイン酸は、主に悪玉コレステロールを減らす働きのある「不飽和脂肪酸」と呼ばれており栄養価が高いと言われているもの。
この脂肪酸がもともとりんごにあったロウ成分を溶かすんですね。
ロウ成分が溶け出してきてりんごの表面をぬるぬるにすることを「油上がり」と言います。
油上がりは熟したりんごにしか現れない現象なので、ぬるぬるのりんごはおいしい証拠でもあるんですよ◎
ぬるぬるは何も知らないと農薬やワックスの残りかな?!と不安になりますよね。
私も頂き物のりんごを食べようと触ったときに、表面のぬるぬるにびっくりして「腐ってる?!」と思ったことがあります^^;
りんごの表面がぬるぬるしていても、腐ってないし農薬やワックスが残っているわけでもありません。
安心してりんごを食べてくださいね◎
りんごの表面がぬるぬるするときの洗い方
りんごの表面がぬるぬるするのは自然由来のもので問題がないことが分かりました。
しかし食べるときにぬるぬるが気になる方は、水洗いすればぬるぬるは洗い落とせます。
- 乾いた布巾やキッチンペーパーでりんごをふく
- 流水で洗う
それでもまだぬるぬるが気になる場合は、焼酎などのアルコールで表面をさっと拭くときれいに取れますよ◎
油上がりが少ないりんごもある
りんごの種類によって油上がりがよくみられるものとそうでないものがあります。
りんごの表面がぬるぬるする「油上がり」は完熟しておいしくなった証拠ではありますが、ぬるぬるが気になる方はふじや王林を選ぶといいでしょう。
「千秋」は珍しい品種ですが、甘みと酸味のバランスが良いおいしいりんごです。
りんごによって差があるというのも面白いですよね。
私はとにかく甘くてみずみずしい王林が好きです^^
りんごについてもっと詳しく知りたい方は「りんご大学」のサイトがおすすめ。
その名の通り、りんごについていろいろな角度から学べて楽しめます!
まとめ:りんごの表面はぬるぬるしていても大丈夫
りんごの表面がぬるぬるになる理由をまとめました。
- りんごの表面がぬるぬるになるのは、脂肪酸がりんごのロウ成分を溶かすため
- りんごの表面がぬるぬるになる現象を「油上がり」と呼ぶ
- 「油上がり」はりんごが熟した証拠で自然由来のもので食べても大丈夫
- りんごの表面のぬるぬるは、キッチンペーパーなどで拭いてから水洗いするときれいになる
- りんごの中でも「ふじ」や「王林」は油上がりが起きにくい
何も知らないとりんごの表面がぬるぬるになるとびっくりしますが、自然由来で問題はありません。
人の手をかけなくても自らおいしさを守っているなんて、りんごはすごいですね。
最近ではスーパーの店頭でも様々な種類のりんごを見かけます。
りんごの食べ比べをしてお気に入りの品種を見つけるのも楽しそうですよね♪