アボカドにレモン汁をなぜかけるの？レモン汁以外に変色を防ぐ方法も

そのまま食べても加熱調理してもおいしいアボカド。

アボカドを使ったレシピもたくさんあります^^

そのレシピに共通するのが『切ったアボカドにレモン汁をかけておく』という工程。

当然のように書かれていますが、アボカドにレモン汁をなぜかけるのか気になりますよね。


そこで今回は、アボカドにレモン汁をなぜかけるのか。その理由やアボカドの変色を防ぐ方法をまとめました。

アボカドにレモン汁をなぜかけるの？

アボカドにレモン汁をなぜかけるのか、その理由はアボカドの変色を防ぐためです。

アボカドは切った直後はきれいなグリーン色をしていますが、そのままにしておくとあっという間に黒く変色してしまいます。

そこで役立つのがレモン汁。

レモン汁にはおなじみビタミンCが含まれていますが、このビタミンCがアボカドにフタをするようにして色が変わるのを防いでくれるんです。


この他にも、レモン汁の酸味やさわやかな香りをつけるために、アボカドにレモン汁をかける場合もあります。

変色を防いできれいな見た目をキープしつつ、味もおいしくしてくれるなんてレモン汁さまさまですね^^

アボカドが変色する理由

アボカドが変色するのは、空気に触れることでアボカドが酸化するためです。


切りたてのアボカドはきれいなグリーン色をしていますよね。

これは皮に守られることでアボカドの実が空気に触れていなかったため。

ところが、切ってアボカドの実が空気に触れてしまうと、アボカドに含まれるポリフェノールが空気中の酸素と結びつき酸化してしまいます。


酸化したアボカドがどうなるかというと、アボカドの中の色素とポリフェノールがくっついてメラニン色素を作りだすんです。

結果、アボカドに黒いシミができたり全体が黒ずんでしまうんですね。

アボカドの酸化は変色だけで、味には影響がありません。

ですが、黒く変色したアボカドよりはきれいなグリーン色のアボカドのほうがやっぱりおいしそうなんですよね。

アボカドは見た目を生かして調理することも多いもの。

すぐに食べるならレモン汁は必要ないですが、きれいな色味を生かしたい場合はレモン汁をかけて変色を防ぎましょう。

アボカドの変色をレモン汁以外で防ぐ方法

アボカドはレモン汁を使って変色を防ぐことができますが、自宅にレモン汁がないこともありますよね。

そんなときも大丈夫！

アボカドの変色をレモン汁以外で防ぐ方法を3つ紹介します◎

アボカドの変色を防ぐ方法：電子レンジで加熱する

電子レンジで加熱することでアボカドのポリフェノールを破壊し、空気と反応しないようにする方法です。

アボカドに火を入れる必要はないので、電子レンジでの加熱時間はほんの十数秒でOK。

味や食感に変化はないので、アボカドを生で食べるときにも役立ちますね^^

アボカドの変色を防ぐ方法：種をつけたまま保存する

アボカドを半分だけ使って、もう半分が残ったときに使える方法がこちら。

アボカドの種は取り除きがちですが、つけたままにしておくことで空気に触れる面積が減り変色が目立たなくなります。

保存の際は、種ごとぴっちりとアボカドにラップをかけましょう。

一時的な保存方法になるので、翌日までアボカドの変色を防ぎたい場合は他の方法を試してください。

アボカドの変色を防ぐ方法：オリーブオイルをぬる

切ったアボカドの断面にオリーブオイルをぬる、あるいはオリーブオイルでアボカドを和えるだけの方法。

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は高い抗酸化作用を持っています。

アボカドにぬることでフタのような役割をし、空気に触れたときに酸化から守ってくれるというわけです。


オレイン酸はエキストラバージンオリーブオイルに多く含まれています。

反対に安価なオリーブオイルだと混ぜ物が多くオレイン酸が少ないため、思ったような変色防止の効果が得られないことも。

アボカドの変色防止にオリーブオイルを使うなら、できるだけ混ぜ物のないピュアオリーブオイルを使ってくださいね。

そのまま塩やお酢を加えればアボカドの特性マリネとして楽しめますよ♪

アボカドにレモン汁をなぜかけるの？まとめ

アボカドにレモン汁をなぜかけるのか、その理由をまとめました。

アボカドにレモン汁をかけるのはアボカドが酸化して黒く変色するのを防ぐため。

変色したアボカドは味や食感に変化はありませんが、やっぱりきれいな見た目のほうが食欲もそそりますよね。

レモン汁は変色予防にぴったりですが、ないときは

ことでもアボカドが黒ずむのを防ぐことができます。

どの方法も簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね！