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誰もが一度は食べたことがあるお菓子のひとつに、ビスコがあるのではないでしょうか。
ビスコはパッケージに「乳酸菌配合」と記載があることから、なんとなくお菓子の中でも体にいいイメージがあります。
私も子供のおやつによく買います^^
でも、「ビスコは体に悪い」なんていう話が耳に入ってくることも…。
口にするものなので、体に悪いと言われたらどういうことなのか気になりますよね。
そこで今回は、
- ビスコは体に悪いの?
- ビスコの全成分
2つについてまとめました。
ビスコは体に悪いの?
ビスコは、製菓会社のグリコが「栄養菓子」として1933年に販売を開始しました。
「栄養菓子」と言われるゆえんは
- カルシウム
- ビタミンB1
- ビタミンB2、
- ビタミンD
- 乳酸菌
といった、子供の成長に欠かせない栄養が多く配合されているから。
カルシウムは、ビスコ5枚あたりに
- 1~2歳の1日に必要な量の約1/4
- 3~7歳の1日に必要な量の約1/5
が入っています。
不足しがちなカルシウムや栄養が、毎日のおやつで補えるというのは嬉しいですよね◎
上記だけ見ると、ビスコは「子供のことを考えて作られたお菓子」ということで安心して与えることができると思うのですが、なぜ「体に悪い」という噂が出ているのでしょうか。
ビスコが体に悪いと言われているのは、ショートニングが原因?
調べたところ、ビスコの原材料にショートニングが使われていることが理由だということが分かりました。
ショートニングにはトランス脂肪酸という不飽和脂肪酸が含まれています。
トランス脂肪酸は、
- 悪玉コレステロールを増加させることにより、心筋梗塞や狭心症を引き起こす可能性
- 糖尿病などの生活習慣病の原因となる可能性
- アトピーや気管支ぜんそくを引き起こす原因となる可能性
上記のようなことが起こる可能性があります。
あくまで可能性で、口にしたからといって必ず病気になるわけではありませんが、体に良くない成分であることは確か。
日本でもトランス脂肪酸を減らす動きが増えてきています。
食べ過ぎなければビスコはそこまで気にしなくても大丈夫
ビスコにはショートニングが使われているので、確かに「体にいいお菓子」というイメージを持っていたらショックを受けるかもしれません。
しかし、ショートニング(トランス脂肪酸)はビスコ以外にも多くの食品に含まれています。
毎日生活する中で完全にトランス脂肪酸を排除するのは難しく、WHOでは1日のトランス脂肪酸の摂取量を全体の1%以内にするように呼び掛けています。
私たちが1日でどれくらいトランス脂肪酸を口にしているか、農研機構のHPに記載がありました。
日本人の平均的な食事からのトランス脂肪酸摂取量は、 本ホームページに記載しましたように 0.92~0.96g/日で総摂取エネルギーの0.4~0.5%と推定され、FAO/WHOの勧告値(エネルギー比率で1%未満)を満たしています。
トランス脂肪酸Q&A
あくまで平均的な食事から計算しているものなので、もちろん人によって摂取量は変わってきます。
ビスコは5枚で約21.5g。
ビスコ5枚に含まれるショートニングの量はそこまで多くなく、ビスコを食べたからといって1日のトランス脂肪酸摂取量を超えるということは考えにくいもの。
ビスコも食べ過ぎなければ体に悪いということはなく、たまに食べる分にはおいしいし、栄養も豊富なので子供のおやつにいいお菓子だと個人的に思います。
どんなに体にいいとされる食品でも食べすぎは体に悪いとされるように、大事なのは食事のバランスではないでしょうか?
ビスコの全成分
ビスコの原材料と成分をまとめてみました。
ビスコの原材料
赤い箱のノーマルタイプのビスコの原材料です。
- 小麦粉(国内製造)・砂糖・ショートニング・乳糖・植物油脂・全粉乳・イヌリン・食塩・でん粉・小麦たんぱく・乳酸菌/炭酸Ca・膨脹剤・香料・乳化剤・調味料(アミノ酸)・ビタミンB1・ビタミンB2、ビタミンD、(一部に乳成分・小麦を含む)
ビスコの栄養成分
1パック5枚入り(21.5g)あたりの栄養成分です。
- たんぱく質:1.3g・脂質:3.7g・炭水化物:14.9g・食塩相当量:0.1g・カルシウム:117mg・ビタミンB1:0.08mg・ビタミンB2:0.09mg・ビタミンD:0.5μg
ビスコはカルシウムが多く含まれているのは先ほどもお話ししましたが、ビタミンDが入ることによってカルシウムの吸収を促す働きがあるんです。
一般的なお菓子に比べても、カルシウムの含有量が高いことが分かります。
牛乳嫌いや魚が苦手な子供のカルシウム補給にビスコはぴったりですね^^
ビスコは体に悪いの?まとめ
ビスコは体に悪いかどうかについてまとめました。
- ビスコは体に悪いと言われる理由は、原材料に使われているショートニングが原因
- ショートニングにはトランス脂肪酸が含まれており体に良くない成分とされている
- ビスコ以外にもショートニングが使われている食品は多くあるし、ビスコに含まれるトランス脂肪酸は少量なので、毎日食べ過ぎなければ気にしなくてもいい
ビスコにはショートニングが使われているのは確かですが、それ以上に乳酸菌やカルシウム・ビタミン類など、子供の成長に欠かせない栄養素が多く入っています。
食べ過ぎなければ、ビスコは子供のおやつにぴったりなお菓子。
食事は何よりもバランスが大事です。
ビスコだけ気にするのではなく、様々な食品をバランスよくとるようにしましょう◎