パン作りは有塩バターでもできる?塩の量がポイントの理由!

パン作りは有塩バターでもできる?塩の量や注意点もチェック

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

スポンサーリンク

バターたっぷりのパンは焼き上げたときの香りがたまりません。

パン作りにおいて重要な役割を持つバターですが、実はレシピに書いてあるバターというのは、ほとんどが無塩バターのことなんです。

「じゃあパン作りは有塩バターだとできないの?」と疑問に思いますよね。

実はパン作りは有塩バターでもできるんです◎

そこで今回はパン屋で6年パン作りをしてきた私が、

  • パン作りは有塩バターでもできる
  • パン作りを有塩バターでする場合の塩の量はどうする?
  • パン作りで有塩バターが使えないパンもある

3つについてまとめました。

パン作りは有塩バターでもできる

パン作りは有塩バターでもできます!

実際、私は自宅でパンを作るときは有塩バターでいつも作っています。

有塩バターのほうが他の料理や仕上げにも使えて、使い勝手がいいので…。

頻繁にパン作りをするなら無塩バターを用意しておいてもいいと思いますが、たまにしか作らないのに無塩バターを購入して持て余してしまうのは避けたいですよね。

それと、せっかく自宅でパンを作ってみよう!とやる気になったのに、「無塩バターがないから無理だな」と諦めてしまうのはもったいないなあと思います。

「無塩バターがないから、有塩バターでやってみよう」くらいで充分ですし、なんならバターが品薄だったときは私はマーガリンでパンを作っていました。

無塩バターを使ったパンと比べて風味は劣りますが、家庭で食べる分には充分のおいしいパンができます^^

家庭で作るパンはもっと気軽で大丈夫◎

有塩バターでも充分おいしいパンができますし、有塩バターを使ったからといって失敗するなんてこともないので安心してくださいね。

スポンサーリンク

パン作りを有塩バターでする場合の塩の量はどうする?

パンは有塩バターでも作れるけど塩の量に注意

パン作りは有塩バターでも問題なくできますが、塩の量はどうすればいいのでしょうか。

個人的には、家庭でのパン作りにおいて有塩バターを使ったからといって途端にパンがしょっぱくなる、ということはないと言えます。

というのも、有塩バターに含まれる塩分量は約1%。

バターを20g使うレシピだと、0.2g塩分量が増えることになるのですが、正直0.2g塩分が増えたところで違いに気づく人はほとんどいないんじゃないかな…と思います^^;

これは家庭でのパン作りに限った話。

大量に生地を仕込むパン屋などは、生地に対してバターの含有量も大きくなるので、有塩バターを使うと塩分が途端に増えてしまいしょっぱいパンになってしまうんですね。

しかし、家庭でのパン作りの場合、多くても一度に作る生地は強力粉200g~400gほどが大半だと思います。

これくらいの生地の量だと、バターを使う量は20g~40gほど。

増える塩分量は0.2~0.4gなので、(あまり大きな声では言えませんが)気にしなくてもいいというのが個人的な意見です。

ただ、微量でも塩分量が増えるのは事実。

「塩分が気になる」という人は、有塩バターを20g使うたびに、生地に入れる塩の量を0.2g減らしてくださいね。

0.2g計れるはかりがないという時は、だいたい一つまみ分塩を減らせば大丈夫ですよ◎

パン作りで有塩バターが使えないパンもある

家庭でのパン作りでは有塩バターでも気にしなくていい、とお話ししてきましたが、1点だけ「有塩バターではダメ」なパンがあります。

有塩バターが使えないパンは、クロワッサンなどのデニッシュ生地を使ったパン。

サクサクの生地が何層にも重なったデニッシュ生地。

クロワッサンやフルーツデニッシュなどで使われています。

デニッシュ生地を作るのに有塩バターが使えない理由は、大量のバターを使うから。

デニッシュ生地は、強力粉・砂糖・塩・バターなどを混ぜ込んで作った生地に、さらにバターを重ねて折り込んで作っていきます。

折り込み用のバターは、強力粉200gに対して100gを超えることも。

デニッシュ生地で有塩バターを使うときに、生地内の塩分量はそのままの場合・生地内の塩分量を減らした場合、それぞれどうなるかまとめました。

  • 有塩バターを使う+生地内の塩分量はそのまま⇒しょっぱいパンになる
  • 有塩バターを使う+生地内の塩分量を減らす⇒塩の含有率が減って、生地がうまくまとまらずに焼き上がりもいまいちになる

「有塩バターを使っても、生地内の塩分量を減らせばいいや」と思うかもしれませんが、極端に塩の量を減らすと塩分バランスが崩れて、うまく焼きあがらない原因となってしまいます。


強力粉に対してバターの量が40%を超えるレシピの場合、塩の調整は難しくなるので、有塩バターではなく無塩バターを使うようにしましょう。

「デニッシュ生地を作りたいのに、自宅に有塩バターしかない…」と言う人も大丈夫!

有塩バターから塩を取り出す裏技もありますので、こちらの記事をチェックしてみてくださいね♪

スポンサーリンク

パン作りは有塩バターでもできる!まとめ

パン作りに有塩バターは使えるかどうかをまとめました。

  • 家庭でのパン作りに関しては、有塩バターでもパン作りはできる
  • 家庭でパンを作る場合、強力粉に対して使うバターの量も多くないので、有塩バターを使ったとしても味や仕上がりに問題はない
  • 塩分量が気になる人は、バター20g使うレシピの場合0.2gほど塩の量を減らせばいい
  • デニッシュ生地など大量のバターを使うパンは、有塩バターでは上手に作れないので無塩バターを使う
  • 有塩バターから塩だけを取り出す方法もある

パン作りは有塩バターでも作ることができるので、わざわざ無塩バターを用意することも、有塩バターしかないからといってパン作りを諦める必要もありません。

意外にどんな材料でもパンは作れたりするので、気軽にいろいろ試してもらえたらなと思います^^

関連記事:パン作りでよくある失敗の原因と対処法をまとめ!

テキストのコピーはできません。