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豚肉のブロック肉の中でもお高めの豚ヒレブロック。
赤身が多いわりに柔らかいのが特徴ですが、豚バラのような脂身の多い部位に比べるとやっぱり柔らかさは劣ってしまいます。
せっかくの豚ヒレブロック、もっと柔らかくする方法があるんです◎
豚ヒレブロックが柔らかくなれば、トンカツ以外の調理方法もグッと増えるはず!
そこで今回は、豚ヒレブロックを柔らかくする方法について、下ごしらえや加熱時などそれぞれのポイントをまとめました。
豚ヒレブロックを柔らかくする方法
豚ヒレブロックを柔らかくする方法は肉をたたくこと。
トンカツや煮込み料理など、調理方法を問わずできる方法なので覚えておくと便利ですよ^^
豚ヒレブロックに限らず、肉類は表面をたたくことで繊維質を断ち切り、柔らかくすることができます。
火の通りも均一になるので、加熱しすぎによって肉が硬くなるのを防げますよ◎
お店では肉をたたくのに専用のミートハンマーを使いますが、なかなか一般家庭で持っている人は少ないですよね。
ミートハンマーを使えば手早く簡単にできますが、家庭用の調理ならわざわざ用意しなくても問題ありません。
肉をたたくときは包丁の背や麺棒など自宅にあるもので代用OK。
私はいつも、豚ヒレブロックをカットしたついでにそのまま包丁の背でたたいています^^
ブロックのままたたいてもいいですが、カットしてから1つずつたたいたほうがより柔らかく仕上がります◎
豚ヒレブロックを柔らかくする下ごしらえ
次に紹介するのは、豚ヒレブロックを柔らかくする下ごしらえの方法3つです。
調理方法によって下ごしらえの方法を変えてくださいね。
- 片栗粉や薄力粉をまぶす
- キウイやパイナップルに漬け込む
- 炭酸水に漬け込む
片栗粉や薄力粉をまぶす
豚ヒレ肉を焼くときに片栗粉や薄力粉をまぶしてから焼いてください。
片栗粉や薄力粉が豚ヒレ肉をコーティングし、加熱によって水分やうま味が流れ出るのを防いでくれます。
調味料とのなじみもよくなり、食べたときの口当たりもふっくら。
ただし、まぶした粉が分厚いと食感が悪くなるので、あくまで薄くまぶすのがポイント。
ポリ袋に粉とカットした豚ヒレ肉を入れてシャカシャカとふってつけるのがおすすめです。
粉は片栗粉でも薄力粉でも仕上がりはそこまで変わりません。
より強いとろみをつけたいときは片栗粉がいいですが、薄力粉でも自然なとろみはつきます。
自宅に余っている方を使ってくださいね。
キウイやパイナップルに漬け込む
キウイフルーツやパイナップルに含まれる酵素には肉をやわらかくする働きがあります。
フルーツをすりおろしたりミキサーでペースト状にしたものに、豚ヒレブロックを漬けこんでおきましょう。
漬け込み時間は肉の大きさにもよりますが、ブロック肉であれば1時間が目安。
そのままでは焦げやすいので、焼くときに豚ヒレブロックについたフルーツを拭き取ってくださいね。
「甘いフルーツと肉って合うの?」と不安になるかもしれませんが、下ごしらえの段階で漬け込んでおくだけなら後から加える調味料の邪魔はしません。
反対にフルーツの甘酸っぱさを生かしてソースにするのもおすすめです。
肉×フルーツの組み合わせってなんだかおしゃれで、おもてなし料理にもいいですよね^^
炭酸水に漬け込む
炭酸水にも豚ヒレブロックのタンパク質を分解する働きがあります。
炭酸水に豚ヒレブロックを漬けこみ、30分ほど置いておくだけ。
あとは水分を拭き取っていつもどおり調理してくださいね。
漬け込むのではなく炭酸水で豚ヒレブロックを煮込むのもおすすめ。
角煮を作るときにコーラを使うのは有名ですが、炭酸水はコーラよりクセがないので角煮以外の料理にも対応できます◎
豚ヒレブロックを柔らかく加熱するポイント
豚ヒレブロックは加熱する段階でも柔らかくすることができます!
3つのポイントを押さえて調理してみてください。
- 常温に戻してから加熱すること
- お酢で煮込むこと
- 低温でじっくりと火を通すこと
常温に戻してから加熱すること
豚ヒレブロックを焼いたり煮込むときは、常温に戻してからにしましょう。
冷蔵庫から出したての冷たい状態だと、加熱したとしてもなかなか中心部まで温まらず加熱にムラが出てしまいます。
外側は焦げるほど加熱されているのに中は生、なんてことも。
あまり早く常温に出しておくと菌が繁殖しやすくなるので、冬場であれば30分ほど前から、夏場なら10分前には常温に出すといいですね◎
お酢で煮込む
お酢にはタンパク質を分解する働きがあるため、お酢で肉を煮込むと柔らかくなります。
照り焼きなどしっかりめの味付けの料理もお酢が入ることでさっぱり。
がっつり食べたいけどそのままじゃ味が濃い…なんて料理のときにおすすめです。
お酢で煮込むとなると心配なのが「酸っぱくなりそう…」ということ。
ですが、お酢は煮込むことで酸味が飛びまろやかになるんです。
我が家の子どもは酸っぱいものが苦手なんですが、お酢でじっくり煮込んだ肉料理は酸っぱさが気にならないようで喜んで食べています^^
低温でじっくりと火を通す
豚ヒレ肉は長時間煮込むことで肉の繊維質が崩れ柔らかくなります。
強火だと豚ヒレ肉の水分まで飛んでしまいパサつくので、低温でじっくりと火を通すことが大切。
あまりに低い温度だと食中毒が心配になるので、90℃以上をキープしましょう。
豚ヒレブロックを柔らかくする方法まとめ
豚ヒレブロックを柔らかくする方法をまとめました。
豚肉の中では比較的柔らかい豚ヒレですが、少し工夫するだけでどんな調理法でもパサつかずおいしく食べられるようになります。
値段がお高めだからこそ失敗なく食べたいですよね。
どれも簡単にできる方法なので、豚ヒレブロックを手に入れたときはぜひ試してみてください!