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ふわふわと大きく膨らんだシフォンケーキは誰もが好きなお菓子。
口に入れたとたんしゅわっと溶けるような食感は他では味わえないですよね。
少ない材料で作ることができて手作りお菓子の定番ですが、シンプルだからこそ奥が深いもの。
焼いている途中でシフォンケーキが膨らみすぎて崩れるなんて失敗例もよく聞きます。
シフォンケーキ膨らめば膨らむほどいいわけでもないんです。
そこで今回は
- シフォンケーキが膨らみすぎて崩れる原因
- シフォンケーキの失敗しない焼き方のコツ
2つについてまとめました。
シフォンケーキが膨らみすぎて崩れる原因
シフォンケーキが膨らみすぎて崩れる原因は2つ。
- 型に対して生地の容量が多い
- 卵黄生地とメレンゲがうまく混ざりあっていない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
シフォンケーキが膨らみすぎはなぜ失敗?
そもそもシフォンケーキが膨らみすぎるとなぜ失敗なのでしょうか?
型からはみ出すほど大きく膨らんだシフォンケーキは一見成功のようにも思えます。
しかし、膨らみすぎのシフォンケーキは決して成功とは言えません。
なぜかというと、まず焼いている間に生地が型からはみ出してオーブンの上部について焦げ付くことがあります。
また膨らみすぎたシフォンケーキによくあるのが、生地が底上げしてしまっているということ。
底上げとはシフォンケーキの底の部分が上に上がってしまい空洞ができている状態を指します。
そして膨らみすぎた結構な確率で生地は焼き縮みが起きます。
焼き縮みは焼き詰まりといって生地がぎゅっと詰まった状態になることにも繋がります。
食べたときの食感も見た目も悪く、これでは成功とは言えません。
型に対して生地の容量が多い
それではシフォンケーキが膨らみすぎる原因を詳しく見ていきます。
まず考えられるのは、シフォンケーキの型に対して生地の量が多いということ。
決められた型の容量以上の生地を入れれば生地はあふれ出します。
卵黄生地とメレンゲがうまく混ざりあっていない
せっかく作ったメレンゲがつぶれてしまうことを恐れて、卵黄生地とメレンゲをしっかり混ぜないと生地の中でムラが起きます。
ムラがあるとそこだけ膨らみすぎたり空洞ができる原因に。
そして膨らみすぎた部分は冷めると焼き詰まりの状態になってしまいます。
シフォンケーキの失敗しない焼き方のコツ
ほどよく膨らんで冷めた後もしぼんだり崩れることのないシフォンケーキの焼き方は3つ。
- 卵黄生地とメレンゲはしっかり混ぜ合わせる
- レシピに記載の型を使い、生地は8分目まで入れる
- 焼き時間を見極めて、しっかり冷ます
それぞれ詳しく見ていきましょう。
卵黄生地とメレンゲはしっかり混ぜ合わせる
シフォンケーキを作る上で生地の混ぜ合わせはとても重要になります。
しっかり混ぜないと生地にムラができるし、混ぜ方が悪いとメレンゲの気泡がつぶれてふわふわのシフォンケーキになりません。
メレンゲの気泡を守りつつしっかり生地を混ぜ合わせるコツは2つ。
- メレンゲはツヤが出て持ち上げたときに先が少しおじぎするくらいまでしっかり立てる
- 最初に卵黄生地と少しのメレンゲをしっかり混ぜて、生地の固さを同じにする
①でメレンゲをしっかり立てることにより、卵黄生地と合わせたときにしっかり混ぜても気泡がつぶれにくくなります。
また卵黄生地とメレンゲは卵黄生地のほうが固めですよね?
まず卵黄生地に少しのメレンゲを加えてホイッパーでぐるぐる混ぜます。
気泡は潰れても構いません。
卵黄生地にメレンゲを加えて固さをメレンゲに近づけることで、次にメレンゲと合わせるときに混ぜやすくなるというわけです。
固さが近くなると、混ぜるときも気泡をつぶさず手早く混ぜることができますよ。
レシピに記載の型を使い、生地は8分目まで入れる
レシピに記載されているサイズの型を使うようにして、生地を入れるのは型の8分目までにしましょう。
もしあふれそうなら紙コップなど別の容器に余った生地を入れて焼けば大丈夫です◎
焼き時間を見極めて、しっかり冷ます
焼き時間が足りないと生地を支える力が足りず、冷めたときにしぼみやすくなります。
余熱をしたオーブンで膨らみが最高潮になるまで焼いて、シフォンケーキの割れ目にきれいな焼き色がつき膨らみが少し落ち着いたらオーブンから取り出すようにしましょう。
焼きあがったシフォンケーキはすぐに型から外さず、逆さまにしてしっかり冷ましてください。
熱いうちに型から外すのもしぼんでしまう原因になります。
シフォンケーキが膨らみすぎて崩れる原因まとめ
シフォンケーキが膨らみすぎて崩れる原因と対処法をまとめました。
- シフォンケーキが膨らみすぎるのは、生地の入れすぎ・卵黄生地とメレンゲがうまく混ざりあっていないことが原因
- シフォンケーキをうまく焼くコツは、生地をしっかり混ぜ合わせること、型の8分目まで生地を入れること、シフォンケーキが焼きあがった瞬間を見極めてオーブンから取り出すこと、しっかり冷ますこと
見た目がきれいに焼けたシフォンケーキは食感やくちどけもいいはずです。
コツを押さえてきれいなシフォンケーキを焼くことにチャレンジしてみてくださいね。