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おひたしやナムル、青菜炒めなどいろいろな料理に活躍するチンゲンサイ。
特に中華料理には欠かせませんよね。
スーパーに行くとチンゲンサイの近くに小松菜が並んでいることがありますが、この2つ見た目がそっくり。
違う野菜ということは分かるけど、「じゃあチンゲンサイと小松菜の違いって何?」と聞かれたらはっきり答えられないかもしれません。
分かってるようで知らないことが多いチンゲンサイ、どんな野菜なのか改めて気になりますよね。
そこで今回は、チンゲンサイと小松菜の違いについて、また代用できるかどうかもまとめました。
チンゲンサイと小松菜の違い
チンゲンサイと小松菜はどちらもアブラナ科アブラナ属の野菜。
見た目がそっくりなのもうなずけます。
そんなチンゲンサイと小松菜の違いは、大きく分けて【茎の太さ・味わい・栄養】の3つに分けられます。
チンゲンサイと小松菜の違い:茎の太さ
チンゲンサイ | 根元にいくほど幅が大きくなり太い |
小松菜 | 幅が一定で細い |
チンゲンサイと小松菜を見分けるには茎をチェックしましょう。
小松菜の茎が幅が一定で細い(まさに茎)なのに対し、チンゲンサイは根元に行くほど幅が大きくなっていて太いです。
チンゲンサイも小松菜も、茎から葉までまるごと食べられますが、どちらかというとチンゲンサイは茎の部分が主役なイメージ。
シャキシャキとした歯ごたえをしっかり楽しめます。
チンゲンサイと小松菜の違い:味わい
チンゲンサイ | あっさりとしたクセのない味わい |
小松菜 | あっさりしているがやや苦みを感じる味わい |
チンゲンサイはインパクトのある見た目に反して、味わいはあっさり。
クセがないのでどんな味付けや調理法でもおいしく食べられます。
青菜が苦手でもチンゲンサイなら食べられるという人も少なくありません。
一方、小松菜もあっさりした味わいですがやや苦みを感じます。
これは小松菜に含まれるアクによるもの。
ちょっとの苦みが小松菜らしいおいしさではありますが、気になる人はツナやベーコンなどうま味の強い食材と合わせて調理するのがおすすめです。
ちなみに、チンゲンサイも小松菜も、アク抜きの必要はありません。
そのまま炒めたり汁物に入れられますよ^^
チンゲンサイと小松菜の違い:栄養
チンゲンサイ | ベータカロテン・葉酸・ビタミンC |
小松菜 | ベータカロテン・カルシウム・ビタミンK |
参考:JAグループ
チンゲンサイも小松菜も豊富な栄養素を含んでいる、体にいい野菜。
ですが、全体的な含有量でいえばチンゲンサイよりも小松菜のほうが栄養素が豊富です。
特にカルシウムに関しては、小松菜はほうれん草の約3倍の含有量というから驚きですよね。
より効率よく栄養を摂りたいという人は小松菜を選ぶといいでしょう。
チンゲンサイは小松菜で代用できる?
チンゲンサイと小松菜は同じアブラナ属アブラナ科の野菜。
ですので、チンゲンサイを小松菜で代用するのは何の問題もありません。
チンゲンサイを小松菜で代用するときのポイントは2つ。
- 小松菜は水にさらしてから使うこと
- 加熱しすぎないこと
まず、ひとつめのポイントは小松菜を水にさらしてから調理するということ。
小松菜を水にさらすのは、アク抜きと色よく仕上げるためです。
本来小松菜はアク抜きは必要ありませんが、チンゲンサイにはない苦みを取り除くために水にさらします。
- 小松菜の根元を切り落とし、土汚れを洗い流す
- ボウルに水をはり、小松菜全体をつけて10分ほどおく
- 流水でさっと洗い流し、水気をきる
アク抜きには下茹でのやり方もありますが、チンゲンサイらしいシャキシャキとした触感を小松菜で出したいので、水にさらすほうがおすすめ。
また、水につけることで小松菜の葉先まで水分をいきわたらせ、均一に火が通り、きれいな色味に仕上がりますよ。
チンゲンサイの代用として小松菜を使うなら、意識したいのは食感。
小松菜は加熱しすぎないで食感を残すと、よりチンゲンサイらしい味わいを楽しめます。
チンゲンサイは他の野菜で活用できる?
チンゲンサイの代用品は小松菜のほかにもあります。
チンゲンサイの調理方法によっておすすめの代用野菜が変わるので、表にまとめました。
炒め物をするとき | 白菜・空心菜・アスパラ・豆苗 |
おひたしなど和え物をするとき | ほうれん草・豆苗 |
スープに入れるとき | ほうれん草・白菜・豆苗 |
チンゲンサイの代用は小松菜が適していますが、ほかの野菜でも十分代用できます。
炒め物でチンゲンサイのシャキシャキとした食感が欲しいときは、白菜や空心菜など炒めても食感が変わりにくい野菜を選びましょう(白菜は加熱しすぎに注意)。
クセのなさでいえば、アスパラや豆苗もおすすめです。
豆苗は季節を問わず収穫され価格も安定しているため、お財布がピンチなんて時にも助かりますね^^
ほうれん草はどうしてもしなっとなりやすいので、おひたしやナムルといった和え物のときに代用品として使うのがぴったり。
ほうれん草は独特のえぐみがあるため、調理するときは下茹でなりアク抜きしてから使ってくださいね。
チンゲンサイと小松菜の違いまとめ
チンゲンサイと小松菜の違いをまとめました。
葉先だけ見ればよく似ている野菜ですが、チンゲンサイのほうが茎が太くしっかりとしています。
シャキシャキの食感が特徴のチンゲンサイは、クセがないあっさりした味わいが特徴。
比較的どんな野菜でもチンゲンサイの代用になるので、いろいろ試してお気に入りを見つけてくださいね。