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クエン酸といえば、レモンなどの柑橘類に含まれる酸っぱさのもととなるもの。
なんとなく健康にいいイメージはありますが具体的にどう取り入れたらいいかはよく分からないまま…。
また最近では掃除に使うと良いという声もよく聞きますが、いったいどうやって使うのでしょうか。
クエン酸については分からないことだらけなので、食用と掃除用の違いもはっきりとしません。
そこで今回は
- クエン酸の食用と掃除用の違い
- クエン酸の食用と掃除用の使い方
2つについてまとめました。
クエン酸の食用と掃除用の違い
クエン酸はレモンやオレンジなど柑橘類に多く含まれている有機酸のひとつ。
レモンやオレンジなどは酸っぱさがありますが、この酸っぱさはクエン酸によるものです。
柑橘類以外だと梅干しにも多く含まれていますよね◎
クエン酸の食用と掃除用の大きな違いを簡単に言うと、「口に入れても害はないかどうか」です。
もともとは自然物であるクエン酸ですが、人の手でクエン酸を作り出すことに成功してからはクエン酸は様々な用途に使われるようになりました。
用途別に製造過程が違うクエン酸。
- 「医薬品用」
- 「食用」
- 「工業用」
3つに分けられます。
掃除用のクエン酸は「工業用」になるんです!
製造過程の中でクエン酸の精製純度が分かれるのですが、精製純度が99.5%以上のものが「医薬品用」「食用」となります。
- 「医薬品用」が一番不純物が少なく、順に「食用」「工業用」と続きます。
「医薬品用」と「食品用」は口に入れても体に害を及ぼす恐れがないとされていますが、「工業用」の掃除用クエン酸は口に入れることを前提に作ってはありません。
また食用のクエン酸と掃除用クエン酸の見分け方としては、売り場を見るというのも1つの手です。
食用クエン酸 | 製菓材料コーナーなど |
掃除用クエン酸 | お掃除コーナー 日用品売り場など |
迷った場合は商品のパッケージを確認してくださいね!
食用クエン酸の使い方
精製純度が違う食用クエン酸と掃除用クエン酸。
純度も違えば、適した使い方もそれぞれ違います。
食用クエン酸と掃除用クエン酸のそれぞれの使い方を詳しく見ていきましょう。
食用クエン酸として売られているものは粉状のものがほとんど。
食品に振りかけるか混ぜるだけでクエン酸が摂取できます。
食用クエン酸の使い方①:飲み物に混ぜる
簡単にクエン酸を取り入れたいなら飲み物に混ぜるのがおすすめ!
- 水1リットルに対してクエン酸10~20gを混ぜる⇒クエン酸水
- 水1リットルに対してクエン酸4g・はちみつ100gを混ぜる⇒甘味があってより飲みやすいクエン酸ジュース
- 好みのお酒(焼酎やハイボールなど)に少しずつクエン酸を混ぜる⇒酸味が加わることでより深い味わいのお酒に
お酒にもクエン酸を混ぜるだなんてびっくりですよね。
クエン酸は一度に大量に摂取しても汗や尿として体外に排出されますので、小まめに分けて飲むことがポイント◎
できたクエン酸ドリンクは市販のものとは違い防腐剤など入っていませんので、なるべくすぐに飲み切るようにしましょう。
食用クエン酸の使い方②:浅漬けを作る
簡単な浅漬けだって作れちゃいます!
浅漬けの基本の材料
季節の野菜 … 適量
塩 … 野菜の重さの2%
昆布 … 野菜の重さの1〜2%
浅漬けの作り方/レシピの基本:白ごはん.com
このレシピをもとにクエン酸の浅漬けが作れます。
昆布はレシピによって加えるといいのだそうですが、今回はクエン酸を加えるためになしにします。
作り方はこちらも簡単で、材料をすべてビニール袋に入れた後にクエン酸を一つまみ加えてもみこむだけ!
いつもの浅漬けよりさっぱりとした味わいが楽しめます◎
食用クエン酸の使い方③:下ごしらえに使う
れんこんなど水にさらしてアクを抜くときにお酢を入れますよね?
その際にお酢の代わりにクエン酸を使えば、れんこんの色味をきれいなままキープしてくれます。
このようにクエン酸はお酢の代わりに調味料として使うこともできるんですよ◎
食用クエン酸で注意するポイント
クエン酸は体に良いものですが、摂取する際には注意するポイントが2つあります。
- 空腹時を避ける
- 長時間クエン酸を口にし続けない
まず1つ目ですが、空腹時にクエン酸を摂取することはやめましょう。
クエン酸は酸性なので、空腹時のからっぽのお腹の状態だと胃に負担をかけるおそれがあります。
空腹時にクエン酸を摂取するときは、はちみつなど糖分を加えた状態のものを摂取するようにしてくださいね。
2つ目はだらだらとクエン酸を摂取し続けることにより、クエン酸の酸が歯のエナメル質を溶かしてしまうからです。
クエン酸水で口をゆすぐなんてこともやめましょう。
掃除用クエン酸の使い方
掃除用クエン酸も食用クエン酸と同じく粉状で売られていることが多いです。
掃除用クエン酸スプレーの作り方
一般的なスプレー式のボトルにクエン酸を小さじ1/2入れて、あとは水と混ぜるだけ!
もっと手軽なものだと、最初から水に溶かしたものを容器に入れて販売もされていますね◎
クエン酸スプレーは酸性ですので、アルカリ性である水回りの掃除が得意。
水垢汚れなどにスプレーして汚れを拭き取るだけできれいになります。
またクエン酸には殺菌の繁殖を抑える効果もあるので消臭にも優れています。
トイレやごみ箱、魚焼きグリルなどの気になる臭いもシュッとするだけでOKだなんて嬉しいですよね^^
掃除用クエン酸で注意するポイント
掃除にクエン酸を使用する際に注意するポイントが2つあります。
- 大理石・セメント・鉄など素材によっては錆びたり傷んだりするので、使う場所の素材を確認する
- 塩素系の洗剤とクエン酸を絶対に混ぜたり併用しない
まず1つ目。
例えば大理石にクエン酸を使うと大理石を溶かす恐れがあります。
鉄でできた場所はクエン酸を使うことにより錆の原因になります。
必ず使う場所の素材を確認するようにしてください。
「この場所に使って大丈夫かな?」と不安な時は、薄めたクエン酸スプレーを目立たないところに少しつけてテストをしましょう。
つけた場所に変化がなければそのまま掃除をしても大丈夫◎
そして大事な2つ目です。
クエン酸は酸性というのは先ほどもお話ししましたが、アルカリ性である塩素系の洗剤と混ざってしまうと有毒なガスを発生します。
「少しならいいかな」と同じ空間でクエン酸と塩素系の洗剤と一緒に使って掃除をすることもやめてくださいね。
クエン酸スプレーを使って掃除するようなトイレやお風呂場は密室ですので、すぐに有毒なガスが充満してしまいとても危険です!
まとめ:クエン酸の食用と掃除用は純度が違う
クエン酸の食用と掃除用の違いをまとめました。
- クエン酸の食用と掃除用の違いは「口に入れても害はないかどうか」
- 「口に入れても害はないかどうか」を判断するのは、含まれる精製純度の違い
- 食用のクエン酸は、酸味を生かしてお酢の代わりとして万能に使える
- 掃除用のクエン酸は、水回りの掃除と消臭が得意
もとは同じクエン酸なのに、用途によって全く違った働きをするなんてびっくりですよね。
手軽な値段で購入しやすいですし、私も毎日の食事や掃除にクエン酸を取り入れたいと思います!