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きゅうりは洗えばそのまますぐに食べることができるので、数ある野菜の中でも手軽で食べやすいですよね。
他の野菜では必要なアク抜きなんてきゅうりには無関係と思うかもしれません。
でも、「きゅうりのアク抜きなんて意味ない」と決めつけるのはちょっと早いかも…。
きゅうりのアク抜きは必須ではありませんが、アク抜きをすることできゅうりがおいしく食べられるようになるのは本当です。
今回は、きゅうりのアク抜きの意味やきゅうりのアク抜きの方法についてまとめました。
きゅうりのアク抜きは意味ない?
アク抜きというと、ごぼうやほうれん草・たけのこで行い、きゅうりのアク抜きと聞いてもピンとこない人もいるかと思います。
きゅうりは加熱しないでそのまま生で食べられる野菜なので、アク抜きというひと手間かけることをするイメージがないんですよね。
ただ、きゅうりにもごぼうやホウレン草などと同じようにアクが存在します。
きゅうりのアクは、緑色の皮の下にある維管束(いかんそく)と呼ばれる部分に集中しており、ごぼうのように水にさらすだけではきゅうりのアクは取り除くことができません。
アクというのは苦みやえぐみのことで、おいしさを損ねるものです。
きゅうりのアク抜きは必須ではありませんが、アク抜きをすることできゅうりをよりおいしく食べることができるのは確か。
こういったことからも、きゅうりのアク抜きには意味があると言えるのではないでしょうか。
きゅうりのアク抜きをやらないと苦い場合も
上記でもお話ししましたが、きゅうりの皮の下を通る維管束(いかんそく)と呼ばれる水や養分が流れる管には、ギ酸という苦味のもとになる成分が含まれています。
ギ酸は維管束の中に集中しているので、アク抜きしてギ酸を外に出さないときゅうりに苦味を感じてしまうことも。
生で食べることが多いきゅうりは、実は他の野菜より苦味やえぐみを感じやすくなっています。
きゅうりを食べて「なんかえぐみがあるな、食べにくいな」と感じたら、それはアクがある証拠。
次の項目で、きゅうりのアク抜き方法を詳しく紹介していきます。
きゅうりのアク抜き方法
きゅうりのアク抜きの方法は2つ。
どちらの方法も、きゅうりの維管束に刺激を与えてアクを外に排出しています。
自分のやりやすい方法を選んでアク抜きしましょう。
切り口をこすりつける方法
切り口をこすりつけるアク抜きの方法は、そのやり方から「本当に意味があるの?」と科学的根拠が疑われがち。
しかし、きちんとその効果は科学的に立証されています。
くるくると2分間ほどこすりつけると、アク抜きしない場合に比べて約半分のギ酸を外に排出できることが分かっています。(参考:KAGOME)
- きゅうりの先端の部分を切る
- 切ったへたを切り口にくるくるとこすりつける
- 白い液体が出てきたら流水で洗い流す
きゅうりの先端はあまり小さいとこすりにくくなるので、先端から2㎝ほどで切るようにするとやりやすいです。
きゅうりから出てくる白い泡のようなものは、苦味のもとになるギ酸を含んだ液体。
目に見えてアク抜きができるのはちょっと楽しいですよね。
子どものお手伝いにするのもいいかもしれません^^
まな板の上で転がす方法
- きゅうり1本につき小さじ1/2の塩をもみこむ
- まな板の上でゴロゴロと転がす
- 流水で洗い流す
『板ずり』と呼ばれる方法です。
きゅうりをまな板の上で転がすときは、上から押さえつけるように軽く力を入れるのがポイントです。
板ずりには、きゅうりのアク抜き以外にも以下の効果があります。
- きゅうりの緑色を鮮やかにする
- きゅうりの表面のイボをとってなめらかにする
- 味を染み込みやすくする
一石二鳥どころか『一石四鳥』のメリットがある、板ずりでのアク抜き。
いつもよりワンランクアップしたきゅうりに仕上げたいときはぜひ試してみてくださいね^^
まとめ:きゅうりのアク抜きは意味なくない!(やる意味がある)
- きゅうりのアク抜きは必須ではないが、アク抜きをすることで苦味が減って食べやすくなる
- きゅうりにはギ酸という苦み成分があるので、生で食べるきゅうりこそアク抜きはしたほうがいい
- きゅうりの切り口をこすりつけるアク抜きの方法は、科学的に立証された正しいアク抜きの方法
- きゅうりを板ずりすると、アク抜きだけでなくきゅうりの色を鮮やかにしたり味を染み込みやすくする効果がある
きゅうりのアク抜きの意味は、きゅうりをおいしく食べるためにあります。
アク抜きしなくてもきゅうりを食べられますが、味見してみて「なんだか苦いな」と感じたきゅうりはアク抜きするようにしましょう。
ぐっときゅうりが食べやすくなりますよ^^