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崩れるほどホクホクになった大根は、おでんや煮物の主役といってもいいでしょう。
コンビニで買ったら高いおでんも、自宅で作れば手頃な値段でたっぷり大根を楽しめますよね。
でも、ずっと煮てるのに大根が柔らかくならないと焦るもの。
どれだけ煮ても大根が固いままだといったいいつまで煮ればいいのか分からなくなりますよね。
そこで今回は、大根が柔らかくならない原因について、また固い大根を軟らかく味しみよくする方法をまとめました。
大根を長く煮ても柔らかくならない原因
長く煮ても大根が柔らかくならないとき、考えられる原因は3つ。
- 大根がもともと固い品種だったため
- 大根の皮むきが薄かったため
- 大根を水から煮ていないため
大根がもともと固い品種だったため
1年中スーパーで見かける大根。
あまり旬のイメージはないですが、主に【春大根・夏大根・冬大根】の3つに分けられるんです。
大根を煮ても柔らかくならないのは、夏大根を使用していたためかもしれません。
この中で最も煮物に適しているのは冬大根。
繊維がやわらかく、かつ水分をたっぷり含んでいるため煮るとホクホクしたおいしい大根になるんです。
一方、春大根や夏大根は冬大根に比べ実が引き締まっています。
煮物にできないなんてことはないのですが、どちらかというと生で食べたり薄くカットして炒め物にするのに向いているんですね。
夏大根は春大根よりも実が固い傾向にあるので、長く煮ても柔らかくはなりにくいんです。
私も冬大根と夏大根を食べ比べたことがあるのですが、同じ大根なのにこんなに違うのかと驚いたのを覚えています。
冬大根はジューシーでほろっと崩れる柔らかさなのに対し、夏大根はシャキシャキと歯ごたえのある感じ。
よりおいしく大根を煮たいなら、冬大根の時期を狙ってみてくださいね。
大根の皮むきが薄かったため
野菜は皮と実の間に一番栄養があると言われているもの。
栄養を残さず摂取するために大根の皮を薄くむいていたとしたら、それはNGです。
大根の皮は他の野菜に比べても特別分厚いもの。
3㎜~5㎜は皮むきしないと、厚い皮が邪魔をして実に火が入らないんです。
厚めにむいた大根の皮は、棒状にカットしてきんぴらや漬物にすれば無駄なく使い切れますよ^^
大根を水から煮ていないため
大根を煮るとき、水だけで煮ずにいきなり調味料の入った煮汁の中で煮ませんでしたか?
大根やかぼちゃなど固い野菜は、水から煮ないときれいに中心部までやわらかくなりません。
煮汁で煮たり沸騰したお湯で煮るのはダメなんです。
沸騰したお湯から煮ると、中心部は固いのに外側だけ先にやわらかくなり、中心部まで火を通そうとするとどんどん煮崩れしてきます。
また、調味料の入った煮汁の中にいきなり大根を入れてしまうと、調味料の塩分の浸透圧が作用し、大根の水分が抜けて固くなってしまいます。
調味料も中心部まで染み込まないので、表面だけにやたら濃い味の付いた仕上がりに。
大根を柔らかくする方法
長時間煮ても大根が柔らかくならないときは、そのまま火を通し続けても劇的にやわらかさが変わることはありません。
では、どうしたらいいかというと、大根だけを取り出しで電子レンジで加熱すればいいんです◎
- 大根を取り出して耐熱皿にのせて、水をふりかける
- ラップをかけて電子レンジ600Wで2分加熱する
- 一度取り出し大根の上下を返す
- さらに2分加熱する
加熱時間は目安です。
上記の時間加熱しても大根が固いようなら、追加で1分ずつ加熱して様子をみてください。
大根が柔らかくなったら煮汁の中に戻せばOKです◎
大根を柔らかく味しみをよくする方法
大根を軟らかく味しみをよくする方法は全部で3つ。
どれもちょっとしたことですが、やるかやらないかでは大根の仕上がりが全然違いますよ^^
- 大根は厚めに皮をむき、輪切りであれば表面に十字の切り込みをいれる
- 大根は下茹でする(レンジOK)
- 煮物やおでんは一度冷ます時間を取る
大根は厚めに皮をむき、輪切りであれば表面に十字の切り込みをいれる
大根の切り方に関わらず、皮は厚めにむきます。
目安は3㎜~5㎜ですが、大根によっては皮が分厚いものもあるので、繊維っぽいところがなくなるまで皮をむいてください。
おでん用など大根を大きめにカットするときは、大根に隠し包丁を入れます。
輪切りなら表面に十字の切り込みを。
隠し包丁を入れることで大根の中心部にまで味がしみ込みやすくなりますよ◎
大根は下茹でする(レンジOK)
大根を煮る料理であれば必ず下茹でしましょう。
下茹ではお米のとぎ汁で茹でるのが基本ですが、私はいつも電子レンジを使っています。
- 大根を好みの大きさにカットする
- 耐熱皿に大根を重ならないように並べて、水をふりかける
- ふわっとラップをかけて電子レンジ600Wで7分ほど加熱する(大根1/2本の場合)
お米のとぎ汁で茹でると大根のアクや苦味が取れるのがメリット。
ですが、私は電子レンジで下茹でしても特に大根のアクなどが気になったことはありません^^
時間のないとき、コンロがふさがっているときは電子レンジの下茹でを試してみてください。
煮物やおでんは一度冷ます時間を取る
下茹でした大根はあとは煮汁の中に入れて煮込むだけなのですが、一度食卓に出す前に冷ます時間を取るとより味の染みた大根に仕上がります。
というのも、食材は温度が高いほうが味がしみ込みやすいため。
だからといってずっと火にかけ続けるのはガス代が気になりますよね。
そこで火を止めて冷ましていく間に調味料を大根に染み込ませるというわけです。
こうすれば、ガス代もかからずに大根に味を染み込ませることができますよ。
食べるときに再び火にかけて温めてくださいね。
まとめ:大根を煮ても柔らかくならない原因は水から大根を煮ていないため
大根が柔らかくならない原因をまとめました。
大根が固い品種だった・大根の皮を薄くむいていたことも原因として考えられますが、大きな理由は大根を水から煮ていないため。
大根を煮るときは必ず下茹でが必要なんです。
下茹でというと面倒なイメージですが、電子レンジを使えば簡単◎
コツを押さえておいしい大根の煮物やおでんを作ってくださいね。