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そのままの大豆や焙煎した大豆を粉末にした大豆粉。
糖質が低いため普段の料理で置き換えることで無理なく糖質制限を行うことができます。
最近ではスーパーで取り扱われることも増えてきて、手に取りやすくなった大豆粉。
ですが「大豆粉は危険」という声も一部あるんです。
体のために口にしているものが危険なんて言われると、どうしてなのか気になりますよね。
そこで今回は、大豆粉が危険と言われる理由についてまとめました。
大豆粉が危険と言われる理由:消化不良を起こしやすいため
大豆粉が危険と言われる理由のひとつは、食べ過ぎると消化不良を起こしてしまうためです。
大豆粉には100gあたり17.5gの食物繊維が含まれています(参考:日本食品標準成分表2015年版(七訂))
食物繊維は【不溶性食物繊維。水溶性食物繊維】の2つに分かれ、大豆粉は不溶性食物繊維の方が多いとされています。
便のかさを増やす働きのある不溶性食物繊維。
適度に摂ることでお腹の調子を整えてくれますが、摂りすぎは消化不良を起こし、腹痛や便秘を悪化させてしまうことも。
もともと便秘体質の人は、大豆粉だけでなく不溶性食物繊維を多く含む食べ物は食べ過ぎないほうがいいでしょう。
食物繊維の1日の摂取目安量は以下の通り(18~64歳の場合)。
男性 | 21g |
女性 | 18g |
食物繊維の摂取量は低く積極的に採るように言われていますが、食物繊維はくきのこ類や海藻類などさまざまな食品に含まれています。
バランスのいい食事をすれば自然に食物繊維は摂れるので、大豆粉だけを食べ過ぎないようにしましょう。
大豆粉が危険と言われる理由:アレルギーを引き起こす恐れがあるため
大豆粉が危険と言われる2つめの理由は、アレルギーを引き起こす恐れがあるため。
大豆はアレルギー物質のひとつで、もともと大豆アレルギーを持っている人は大豆粉は最初から食べませんよね。
ここでいう危険とは、大豆粉を食べ過ぎることで今まで大豆アレルギーじゃなかった人も大豆アレルギーになってしまう恐れがあるということなんです。
子どものころは平気だったのに大人になってからアレルギーを発症することを【後天性アレルギー】と言います。
後天性アレルギーを発症するメカニズムは残念ながら詳しくは分かっていないそう。
ですが、【同じものをたくさん食べ続ける】ことがアレルギーのきっかけになっているケースが多く、大豆粉も食べ過ぎると大豆アレルギーになってしまう可能性は十分にあります。
大豆アレルギーになると、大豆粉だけでなく豆腐や納豆といった大豆を加工したものやきなこや豆乳を使ったお菓子などが食べられなくなってしまいます。
お菓子のパッケージを見てみると、意外にアレルギー物質として大豆が含まれていることって多いんですよね。
好きな食べ物を制限されるのは辛いもの。
大豆粉は続けて大量に口にするのは避けたほうがいいしょう。
大豆粉が危険と言われる理由:イソフラボンの過剰摂取になるため(これは間違い!)
大豆粉が危険と言われる理由を調べると、イソフラボンの過剰摂取を危惧する声があります。
ですが、イソフラボンの過剰摂取に関しては気にしなくていいということが分かってきているんです。
大豆製品を扱う「フジッコ」はHPにて以下のように記載しています。
大豆の健康成分「イソフラボン」の成分だけをサプリメントとして通常の食事に上乗せして摂取する場合の安全性について検討されたもので、一般の大豆食品を対象にしたものではありません。
伝統食「大豆」は、日本人の食生活を古くから支えてきた大切な柱の一つです。先祖から受け継がれてきた長い食経験があり、歴史的にも大豆食による安全性について問題が提起されたことはありません。
イソフラボンのチカラ
「イソフラボンを摂りすぎるとホルモンバランスが乱れる」というのは聞いたことがある人も多いと思います。
しかし、これは特定保健用食品やサプリメントなど、普段の食事にプラスして大豆イソフラボンを摂取しすぎた場合の話で、普段食品からイソフラボンを口にする分には問題はないんです。
むしろ、イソフラボンの過剰摂取を恐れて、大豆粉や大豆製品を口にしないほうが健康を損なう恐れがあるんだとか。
また、1日のイソフラボン摂取目安量は75㎎ですが、これを超えたからといって直ちに健康被害に結び付くこともありません。
大豆粉は大豆をそのまま粉末にしているから、大豆の栄養がまるごと入っています。
糖質も低く、体にもいいので適量を摂るにはなんの問題もありません。
安心して大豆粉を食べてくださいね^^
まとめ:大豆粉は適量を守って食べよう
大豆粉が危険と言われる理由をまとめました。
大豆粉が危険なのは、どれも食べ過ぎによって消化不良を起こしたり大豆アレルギーを引き起こす恐れがあるから。
適量を食べる分には大豆粉が危険なんてことはないんです。
大豆粉は「これだけ食べていれば健康!」なんてスーパーフードではありませんが、上手に使えばダイエットや体調管理の味方になってくれる頼もしい食品。
食べ過ぎないで食生活に取り入れていけたらいいですね。