この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
サクサクの食感と香ばしさがたまらない源氏パイ。
昔からなじみのあるお菓子で、ひとつ食べると止まらなくなってしまいます。
味もおいしいのはもちろん、源氏パイは他にはないハートの形がかわいいんですよね^^
最近ではミニサイズの源氏パイをケーキのトッピングにするのが流行っていますが、ふと気になったのは源氏パイはなぜハート型なのかということ。
わざわざハート型にするのは手間がかかりそうですが、何か意味があるのでしょうか?
そこで今回は、源氏パイはなぜハート型なのか、また源氏パイの名前の由来についてもまとめました。
源氏パイはなぜハート型?
源氏パイはなぜハート型なのか、その答えはフランス菓子の【パルミエ】に理由があります。
源氏パイは、1965年に当時の開発担当者がパイ菓子の本場フランスを視察中に、【パルミエ】と出会ったことで生まれました。
パルミエとは20世紀にフランスのパリで生まれたお菓子。
フランスでパルミエを食べた開発担当者が「このお菓子を日本で多くの人に食べてほしい」との思いから、源氏パイを作り出しました。
パルミエを検索すると分かりますが、見た目は源氏パイそっくり。
源氏パイがパルミエを参考にしたので当然なのですが、フランスの人たちからすれば自分たちの国の伝統的なお菓子が、遠く離れた日本で親しまれているなんて不思議かもしれませんね◎
ちなみに、パルミエの形は正式にはハートではありません。
palmier=椰子の名前のとおり、椰子の木の葉っぱを模しているんだそう。
ただ、日本では椰子の木の葉っぱはあまりなじみがないですし、親しみやすくハート型として売り出したのは正解だったのではないでしょうか^^
源氏パイの名前の由来
ハート形のかわいらしい見た目とはちぐはぐにも感じる【源氏パイ】という名前。
もう少しかわいらしい名前があったんじゃ?と思うだけに由来が気になりますが、残念ながら公式サイトにはっきりとした記載はありませんでした。
しかし、ひとつ有力な情報としてあるのが、現在もNHKで放送されている大河ドラマ。
時に社会現象を起こすほどの人気ぶりの大河ドラマですが、当時も大河ドラマは人気で、あらかじめ翌年のタイトルが発表されていたそうです。
そして、源氏パイが発売された翌年の大河ドラマが【源義経】だったことから源氏パイと言う名前が付けられた、という説があります。
真意のほどは不明ですが、源氏パイというネーミングはインパクトもあり、印象付けるには大成功だったのではないでしょうか。
一過性のブームで終わらず、大河ドラマが終わったあともずっと源氏パイの名前が残っていることもすごいことですよね。
源氏パイと平家パイの違い
源氏パイとよく比べられるお菓子に平家パイがありますが、実は2つは全く同じ会社のもの。
どちらも三立製菓株式会社の看板商品です。
源氏パイと平家パイの大きな違いは、食感。
源氏パイ | しっかり焼き上げたサクサク食感 |
平家パイ | ふわふわの軽い食感 |
どちらもパイ菓子ですが、平家パイは生地に卵と牛乳を使用していることで、ふわっとしたやわらかい食感になっています。
しっとりしたアップルパイのような感じ、と言うのが個人的な感想。
レーズンがアクセントになっていて、レーズン好きならきっと気に入ると思います^^
ちなみに、平家パイの名前の由来も、大河ドラマ「平清盛」からきているとかなんとか…。
最初はレーズンパイだった名前を途中で平家パイに変えたそうなので、この先ももしかしたら大河ドラマを由来にしたお菓子が出てくるかもしれませんね^^
源氏パイはなぜハート?まとめ
源氏パイはなぜハート型なのか理由をまとめました。
源氏パイはフランス菓子のパルミエをモチーフにして作られたもの。
パルミエは椰子の木の葉っぱを模しているため正確にはハート型ではないのですが、背景には「フランスのおいしいお菓子を日本で気軽に食べて欲しい」という気持ちが込められています。
源氏パイによく似た平家パイは、同じ三立製菓株式会社のもの。
ふわふわのやわらかい食感は源氏パイとはまた違った味わいなので、食べたことがない人はぜひ食べ比べてみてくださいね。
関連記事: