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和菓子の生地の一種で、大福に使われることが多い求肥。
あんみつにもよく入っていて、モチモチとした食感はクセになります^^
この求肥ですが、ぱっと見はお餅と変わらないのにとてもやわらかい性質を持っています。
時間が経っても求肥が固くならない理由はどうしてか、気になりますよね。
そこで今回は、
- 求肥が固くならない理由
- 求肥とお餅の違い
- 求肥の手作りレシピとアレンジレシピ
3つについてまとめました。
求肥が固くならない理由
求肥は時間が経ってもモチモチとしたやわらかい食感を保つことができます。
求肥が固くならないのは、求肥を作る材料に理由があります。
求肥は、白玉粉に砂糖や水あめなどの糖類を合わせて作ります。
砂糖や水あめといった糖類には、抱え込んだ水分を保つ性質があります。
これを『保水性』というのですが、砂糖の量が多いほど保水性は高まります。
そして、求肥はこの砂糖の量が多いんです。
保水性が高いために、求肥は時間が経っても水分をキープしているので固くならないというわけです。
砂糖の保水性は、求肥だけじゃなくお菓子作りやパン作りでも生かされています。
お菓子作りやパン作りで砂糖は欠かせませんが、その理由は単なる味付けだけでなく、生地をしっとりと保つ役割もあるんですね。
求肥とお餅の違い
時間が経っても固くならない求肥と、時間が経つとカチカチに固まるお餅。
2つの違いをまとめました。
求肥とお餅のはっきりした違いは、材料です。
求肥は、白玉粉またはもち粉に砂糖を多く入れて、蒸したり練ったりして火を通して作ります。
なので、そのまま食べても甘くておいしいんですね^^
求肥で他の材料を包んだり、和菓子には欠かせない生地のひとつでもあります。
反対に、お餅は蒸したもち米を突いて粘り気を出させて作ります。
お餅自体に砂糖は入ることはありません。
シンプルなもち米の味だけなので、出汁と合わせてお雑煮・あんこと合わせてぜんざいなど、食事としてもおやつとしても活用できます。
砂糖が入っていないお餅は、常温に置いておくとすぐに固くなります。
これは、もち米に含まれるデンプン質が老化するため。
でも、お餅の中の水分は実は保たれたままなので、もう一度加熱すればまたやわらかくなるんですよ^^
求肥の手作りレシピとアレンジレシピ
求肥の作り方は3つの方法があります。
・水練り
・蒸し練り
・茹で練り
この中で、自宅でも作りやすい『水練り』の求肥の作り方を紹介します。
本来は鍋を使って生地を練る作業を、なんと電子レンジを使ってさらに手軽に作っちゃいましょう♪
作業は手軽でも味は本格的!
この求肥をもとにアレンジレシピも紹介します^^
生チョコもち
求肥と生チョコ、和洋折衷がたまらない生チョコもちです。
バレンタインで余った生チョコがあれば包むだけなのでさらに簡単に作れちゃいます^^
求肥のフルーツポンチ
レシピではゼリーも手作りしていますが、市販のゼリーを使えばより簡単にできちゃいます。
もちもちの求肥とフレッシュなフルーツ、アイスやあんこをのせてあんみつ風にしてもおいしそうですね^^
求肥が固くならない理由まとめ
- 求肥が固くならないのは、材料に砂糖が多く使われていて、砂糖の保水性によって水分が保たれているから
- 求肥とお餅は、材料が違う
- 求肥は白玉粉やもち粉に砂糖と水を加えて火を通して作るが、お餅は蒸したもち米をついて作る
- お餅は時間が経つと固くなってしまう
求肥のモチモチとした食感は、生地に加えられた砂糖のおかげ。
甘い生地はそのまま食べてもおいしいですが、あんこやフルーツを包んだり色を付けて形作ったり、和菓子のベースとして使うのもおすすめ!
電子レンジを使えば手軽に作れるので、ぜひ試してみてくださいね♪