この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
日差しが照り付けるようになりセミの鳴き声が聞こえるようになるころ、街を歩けば目につくのが「冷やし中華はじめました」ののぼり。
店先に冷やし中華のサンプルが置いてあると、より涼しげで食欲をそそりますよね。
そんな夏の風物詩ともいえる「冷やし中華はじめました」ですが、なぜ告知されるか改めて考えると不思議ですよね。
わざわざ告知するのはどうしてか理由が気になります。
そこで今回は、冷やし中華はじめましたはなぜ告知されるのか、また冷やし中華終わりましたが見ない理由についてもまとめました。
冷やし中華はじめましたはなぜ告知される?
冷やし中華はじめましたがなぜ告知されるのか、その理由はお客さんにアピールするためです。
麺も具材もタレも冷やして提供する冷やし中華。
当然ながら寒い冬より熱い暑い夏の方が需要があります。
「冷やし中華はじめました」ののぼりやポスターは、
暑くなってきましたね。
冷たい冷やし中華を食べて涼んでいきませんか?
という、お店からお客さんへのアピールになっているわけです。
1年中同じ商品を提供しているお店よりも、冷やし中華のように季節限定商品を出しているお店の方が活気があり、魅力的ですよね。
飲食店にとって季節感は大事なもの。
「冷やし中華はじめました」のアピールは「うちの店は常にアップデートしてますよ!」とお客さんにいい印象を与える意味もあるんです。
冷やし中華が食べたいお客さんからしても「冷やし中華はじめました」の案内があれば、わざわざ「冷やし中華ありますか?」と聞かなくて済みます。
いざ店内に入ってから目当てのメニューがないと知るのはがっかりしますし。
お店はお客さんを呼び込めるしお客さんは手間がかからない。
「冷やし中華はじめました」のアピールはお店・お客さんともに助かるものなんですね。
冷やし中華の発祥は日本?
冷やし「中華」という名前がついていますが、実は冷やし中華の発祥は日本なんです。
一説では中国の【涼拌麺(リャンパンメン)】を元に作られたともされていますが、涼拌麺は汁なしの混ぜそば。
ピーナッツペーストやゴマダレといった濃厚なタレを油を絡ませた麺に混ぜて食べます。
冷やし中華とは作り方も味も違いますよね。
そのため、冷やし中華は日本独自で誕生した料理とされています。
そんな冷やし中華の発祥地は、東京・神保町と宮城・仙台市の2つ。
「揚子江菜館」
「龍亭」
2つの店舗で冷やし中華がスタートしたのはほぼ同時期とされ、はっきりとどちらが先とは分かっていません。
また、このほかにも食品メーカーである【寿がきや】が、ところてんの三杯酢を冷たい中華麺の上にかけたのが発祥なんて説もあります。
北海道では「冷やしラーメン」、岩手県では「冷麺風」、関西では「冷麺」と呼ぶなど、地方によって呼び名も具材も異なる冷やし中華。
日本各地で独自に進化を遂げていることからも、なかなか冷やし中華の元祖を決めるのは難しそうです。
冷やし中華の元祖がどこかは分かっていませんが、昔の人達も暑い夏をどうにか快適に過ごそうと試行錯誤していたんですね。
冷やし中華終わりましたを見ない理由を考察
「冷やし中華はじめました」がなぜ告知されるかはお客さんにアピールするため。
始めたことをアピールするなら終わりも知らせたほうがいいんじゃ?と思いますよね。
それなのに「冷やし中華終わりました」ののぼりやポスターはほとんどありません。
その理由は、「わざわざネガティブなことをアピールはしない」ということにあるのかなと個人的に思います。
「冷やし中華はじめました」にはワクワクする気持ちも湧きますが、「終わりました」というのはどことなく寂しい気持ちがありませんか?
わざわざ終わったことをお客さんに知らせるよりは、秋の新商品や次の季節限定商品をアピールしたほうが集客に繋がりますよね。
「冷やし中華終わりました」とアピールされると「夏が終わってしまった…」と切なさが増すというか。
はっきりとした理由は分かりませんが、終わりをわざわざ知らせないというのはどことなく日本の風情だなあと感じます^^
冷やし中華はじめましたはなぜ告知される?まとめ
冷やし中華はじめましたはなぜ告知されるのか、その理由をまとめました。
「冷やし中華はじめました」というのはお客さんへのアピールになります。
季節限定商品を売り出している新鮮な店であることのアピールやぜひ食べて涼んでいってほしい、そんな気持ちが込められているんですね。
実際に街を歩いていて「冷やし中華はじめました」ののぼりやポスターを見ると夏が来たのを実感するという人もいます。
「冷やし中華はじめました」の背景を知ると、なんだかより冷やし中華がおいしく感じますね^^