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春の訪れを感じさせるふきのとう。
少しの苦味がクセになる、まさに大人の味ですよね。
ただ、自分で調理するとなるとあく抜きといった下処理が結構面倒…。
ふきのとうをあく抜きしないで食べられたら便利ですが、どうなのか気になりますよね。
そこで今回は、ふきのとうのあく抜きの必要性について徹底調査!
ふきのとうを使った料理の代表作、ふきののとうの天ぷらのときもあく抜きは必要なのかまとめたのでチェックしてくださいね。
ふきのとうをあく抜きしないで食べたらダメ?
結論から申し上げますと、ふきのとうはあく抜きしないとダメということはありません。
ふきのとうはあく抜きしないでも食べられるので、時短のためにあく抜きしないレシピも多数紹介されています。
ですが、ふきのとうは安全のためにもあく抜きをするのがおすすめです。
その理由は2つ。
- あく抜きをすることで苦味やえぐみを抑えられるから
- あく抜きをすることで天然毒素を減らすことができるから
ふきのとうをあく抜きしたほうがいい理由①苦味やえぐみを抑えられるから
ふきのとうが持つ独特の苦味やえぐみ。
おいしさのポイントではありますが、中には苦味やえぐみが強すぎるものもありますよね。
あく抜きはそんな苦味やえぐみを抑えることができるんです。
子どもも一緒にふきのとうを食べるときや、ふきのとうを食べなれていないときはあく抜きをしたほうがみんなで楽しめますね◎
ふきのとうをあく抜きしたほうがいい理由②天然毒素を減らすことができるから
ふきのとうをあく抜きしたほうがいいもうひとつの理由は、ふきのとうには「ピロリジジンアルカロイド」という毒素が含まれているから。
ピロリジジンアルカロイドは天然毒素であり、ふきのとうの他にはふきにも含まれています。
ピロリジジンアルカロイドは多量に摂取すると、下痢や嘔吐を引き起こすことも。
実験結果では、アク抜きをすることで約20%ピロリジジンアルカロイドを減らせることが分かっています(参考:農林水産省)。
これまでに、日本ではふきのとうを食べたことによるピロリジジンアルカロイドが原因の健康被害は報告されていません。
これは、ふきのうとうは苦味やえぐみがあって大量に食べられないことが理由のひとつ。
ですが、「苦味やえぐみがおいしい!」とふきのとうをあく抜きしないで大量に食べると、食中毒になる恐れは十分にあり得ます。
「もしかして食中毒になるかも…」と気にしてふきのとうを食べるのはもったいないですよね。
安心して食べるためにも、ふきのとうはあく抜きしてから食べるのがおすすめです。
ふきのとうの天ぷらの時もあく抜きは必要?
ふきのとうのおいしい食べ方と言えば、天ぷら!
定番料理ですが、ふきのとうの天ぷらも大量に食べるのであればあく抜きはしたほうがいいでしょう。
ふきのとうは加熱することで苦味やえぐみを和らげることができます。
苦味やえぐみだけがあく抜きの目的ならしなくてもいいのですが、問題は天然毒素のピロリジジンアルカロイド。
ピロリジジンアルカロイドは加熱調理によって減ることはありません。
そのため、食中毒を防ぐにはやっぱりふきのとうはあく抜きしたほうがいいんです。
ふきのとうは油と相性抜群だから、天ぷらにすることでいくらでも食べられちゃいますよね。
結果知らぬ間にピロリジジンアルカロイドを多量摂取してしまうことになるので、念のためあく抜きしてから天ぷらにしてくださいね。
ふきのとうの天ぷらの揚げ方
ふきのとうの天ぷらは定番料理だからこそ、実は揚げ方がはっきり分からなかったりするもの。
ここからは、ふきのとうの天ぷらの揚げ方を詳しく紹介していきます!
基本的なレシピはこちらを参考にしてください。
あく抜きして下処理を終えたふきのとうに天ぷら衣をつけていくのですが、ここでポイントがひとつ。
それはふきのとうの葉を開いてから衣をつけていくこと。
このひと手間で、開いた葉のサクッとした食感の中のふわっとした食感、2つを楽しめるんです◎
また、ふきのとうはすぐに火が通るので揚げすぎないように注意しましょう。
途中で上下を返しますが、合計して1分半~2分ほど揚げるだけで十分です^^
まとめ:ふきのとうはあく抜きをして食べたほうがいい
ふきのとうのあく抜きの必要性についてまとめました。
ふきのとうはあく抜きしないでも食べられます。
しかし、天然毒素であるピロリジジンアルカロイドを除去するためにもあく抜きして食べるのをおすすめします。
揚げたてがたまらないふきのとうの天ぷらも、安心して食べるためにあく抜きしたほうがいいでしょう。