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春の訪れを告げるふきのとう。
道端に咲いてるのを見かけたりスーパーに並んでいるのを見ると「春がきたなあ」と実感しますよね。
ただ、ふきのとうは知っていてもその実態は知らないことばかり。
ふきのとうはふきになるのか、そもそもふきのとうとは何の植物なのか。
実態が気になりますよね。
そこで今回は、ふきのとうとはふきになるのか、ふきの正体を徹底調査!
ふきのとうを使ったおすすめレシピも紹介しているのでぜひチェックしてください^^
ふきのとうはふきになる?
結論から申し上げますと、ふきのとうはふきになることはありません。
ふきのとうとふきは同じキク科フキ属の植物。
ふきのとうはまぎれもなくふきのつぼみの部分なのに、成長してもふきにならないなんて不思議ですよね。
同じ植物のつぼみなのになぜ成長してもふきにならないのか、その理由はふきのとうとふきは別々のタイミングで地上から出てくるためです。
それぞれが出てくるタイミングはこちら。
ふきのとう | 2~3月 |
ふき | 4~6月 |
ふきのとうは、まだ雪が地面にうっすら残る2~3月に出てきます。
地面に出てきたふきのとうは誰にも収穫されずにいると、そのまま伸び続け、やがて枯れていきます。
ふきのとうが枯れたころ、別の場所から顔を出すのが葉柄(ようへい)と呼ばれの部分であるふき。
ふきは地面の下で育っている茎から生えてきます。
同じ植物なのに、別々の場所からつぼみと茎が生えてくるのがふきのとうなんですね。
ふきのとうとふきの違い
ふきのとうとふきの違いは、つぼみか葉柄かということ。
そして旬です。
つぼみの部分であるふきのとうから先に目を出すので、ふきのとうの旬は春先のまだ朝晩は冷え込むころ。
2~3月に天然物のふきのとうが旬を迎えます。
ふきのとうが旬を迎えた1ヶ月あとくらいに、ふきの旬が到来。
4~6月とふきのとうよりも旬が長いので、その分いろいろな食べ方で拭きを楽しめますね。
また、ふきのとうにもふきにも「ピロリジジンアルカロイド」という天然毒素が含まれていますが、ふきのとうのほうが多く含まれているのも違い。
ピロリジジンアルカロイドは多量に食べると下痢や嘔吐といった食中毒を起こす危険性があります。
ただ、ピロリジジンアルカロイドはアク抜きをすることで約20%減らせることが分かっています(参考:農林水産省)。
ふきのとうやふきを食べるときは、面倒でもアク抜きを怠らないようにしましょう。
ふきのとうのアク抜きの必要性に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています!
ふきのとうのレシピ
ここからは、ふきのとうを使ったおすすめレシピを紹介します。
旬が短いふきのとうだからこそ、じっくり味わってみると季節の移ろいを感じられます。
どれも簡単に作れるのでぜひ試してみてくださいね^^
安心して食べるためにもふきのとうは調理の前に必ず茹でこぼしをしてアク抜きしましょう。
レシピに記載がない場合も忘れないでくださいね。
ふきのとうとベーコンのアヒージョ
ふきのとうのほろ苦さが大人の味わいの一品。
オリーブオイルのコクとベーコンのうま味が溶け出し、ふきのとうも食べやすく仕上がっています。
ふきのとうの食感を残すため、あまり加熱しすぎないようにしてくださいね。
ふきのとうの味噌炒め
こってり味噌味で炒めるから、ふきのとうの苦味に慣れていない人でも食べやすい一品。
このままお酒のおつまみにしてもいいですし、ご飯のお供にも最適です^^
最初にごま油でしっかり炒めておくとコクが増しておいしくなりますよ◎
ふきのとうのかき揚げ
ふきのとうの緑と桜エビの赤色が春らしい一品で、おもてなしメニューとしてもおすすめ!
油で揚げることでふきのとうの独特の苦味が軽減されます。
玉ねぎは新玉ねぎを使うとより甘く食べやすくなりますよ^^
まとめ:ふきのとうは成長してもふきにはならない
ふきのとうはふきになることはありません。
どちらも同じキク科の植物ですが、ふきのとうとふきは生えてくる場所やタイミングが違うめずらしい植物。
なので、ふきのとうが成長したからといってふきにはならないんです。
なんともめずらしいふきのとうとふき、それぞれ違った味わいと食感を楽しめます。
しっかりアク抜きして旬を味わってくださいね。