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知る人ぞ知る新しいじゃがいもの品種、インカのめざめ。
特徴はなんといっても、黄色みをおびた実と栗やさつまいものようなホクホクした甘み。
インカのめざめはまずいなんて声もありますが、栗やさつまいもが好きな人ならきっと気に入ると思います^^
普通のじゃがいもだと思って食べると、味の違いにびっくりしちゃうのかもしれませんね。
今回は、インカのめざめがまずい?ということについて、味の特徴やおすすめの食べ方をまとめました。
インカのめざめはまずいの?味の特徴
インカのめざめは栗やさつまいものようなホクホクした甘みがあるのが特徴です。
一般的なじゃがいもの糖度が4~5度なのに対し、インカのめざめの糖度は6~8度。
さつまいもの糖度が8度~であることからも、インカのめざめの甘さが分かりますね(参考:ATAGO)
私は栗やさつまいもが大好きなので、インカのめざめは好みにドンピシャ。
初めて食べたのはお店で頼んだインカのめざめのポテトフライだったのですが、おいしくておかわりを注文したくらいです^^
ですが、「野菜に甘さはいらないよ」派の人は、インカのめざめはまずいと感じるかもしれません。
甘い野菜が好きな子どもにもインカのめざめは受けが良かったのですが、夫は「いつものじゃがいもでいいかな」ということでした。
また、インカのめざめがまずいと言われる理由に「収穫したてのインカのめざめを食べた」ということもあります。
インカのめざめは収穫から100日間以上貯蔵することで甘さを蓄えさせます。
収穫すぐだと、インカのめざめの特徴であるホクホクとした甘さはないんですね。
近頃では家庭菜園でも育てられるようになったインカのめざめですが、まずいと感じる人はもしかしたら収穫してすぐのインカのめざめを食べてしまったのかもしれません。
インカのめざめは皮ごと食べれる
インカのめざめは皮ごと食べられます。
一般的なじゃがいもも皮ごと食べられますが、皮が厚めで食べたときの口当たりが気になりますよね。
それに対し、インカのめざめの皮はそこまで厚くなく、また歯で簡単に噛み切れるので皮ごと調理しても口当たりが気になりません。
皮ごと調理することで、皮の香ばしさが芋の甘さを引き立てよりおいしく食べられますよ^^
ところで、じゃがいもを皮ごと食べるとなると気になるのは、皮に多く含まれるとされるソラニンなどのアルカロイド(有毒成分)ですよね。
インカのめざめは小粒な品種なので、余計に「食べても大丈夫?」と不安に感じる人もいるかもしれません。
でも安心してください。
アルカロイドが増えるのはじゃがいもが光に当たることが関係しており、小さいじゃがいもが全て危険というわけではないんです。
さらに、インカのめざめはもともとアルカロイドが少ないとされており(参考:日本いも類研究会)、多少皮ごと食べたからと言って中毒になることはありません。
アルカノイドに関しても、通常お店で並んでいるじゃがいもであればそこまで神経質になる必要がないのですが、どうしても気になる人は皮をむいて食べてくださいね。
インカのめざめのおいしい食べ方
インカのめざめのおいしい食べ方は、素材を生かすことだと個人的に思います。
インカのめざめの特徴である栗やさつまいものような甘さを生かすと、他のじゃがいもとの違いがよく分かるはず。
- ポテトフライ
- ポテトチップス
- じゃがバター
ただ油で揚げたり電子レンジでチンするだけでも、芋自体に味があるので十分おいしいです^^(塩すらいらないほど)
以前、カルビーから販売していたこのジャガビーも塩すらついていない味付けなしの商品でしたが、甘みがあっておいしくてハマりました^^
また、インカのめざめは煮崩れしにくいという特徴もあるので、シチューに使うのもおすすめ。
煮込んでもぐずぐずにならず、しっかりと食感を楽しめますよ!
インカのめざめのおすすめレシピ
ここからは、インカのめざめのおすすめレシピを3つ紹介します。
どれも簡単に作れるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね^^
- じゃがバター
- インカのめざめと黒豆の炊き込みご飯
- 芋ようかん
じゃがバター
皮ごと電子レンジでチンするだけの簡単レシピ。
インカのめざめだからパサつかず、しっとりとした食感でいくらでも食べられそうです◎
インカのめざめと黒豆の炊き込みご飯
インカのめざめの自然な甘さを生かした炊き込みご飯がこちら。
まるで栗ご飯のように楽しめます。
レシピでは普通のうるち米を使用していますが、少量をもち米に置き換えておこわ風にしてもおすすめ!
芋ようかん
じゃがいもをお菓子作りに使うとなるとちょっと驚きですが、さつまいもと同等の甘さを持つインカのめざめなら違和感なし。
材料はインカのめざめ以外に粉寒天・砂糖・水の3つのみ。
思い立ったらすぐに作れるのでデザートにもぴったりですね。
まとめ:インカのめざめは素材を生かして食べるとおいしい
インカのめざめがまずいなんて言われるのは、さつまいもと同じくらいの糖度をインカのめざめが持っているため。
かぼちゃやさつまいもなど、甘い野菜は苦手な人はまずいと感じるかもしれません。
ですが、インカのめざめはその甘さを生かしてシンプルに調理するとお酒のおつまみにぴったりな一品になります。
まずはシンプルに、ポテトフライやポテトチップス、じゃがバターでインカのめざめを味わってみてください!