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ご飯やスープを温かいまま保温してくれる保温弁当箱。
でき立てのような温かいご飯が食べられるのは嬉しいですよね。
保温弁当箱は、夏場のような気温が高い時も問題なく使うことができます。
しかし、使い方によっては季節を問わず保温弁当箱のおかずが腐ることも…。
保温弁当箱を使うときは、おかずは冷ますのがポイントです!
今回は、保温弁当箱を使う時のポイントをまとめました。
- 保温弁当箱はおかずも保温すると腐る可能性がある
- 保温弁当箱のおかずの詰め方のコツは冷ますこと
保温弁当箱はおかずも保温すると腐る可能性がある
一般的に、販売されている保温弁当箱は
- ごはん容器
- おかず容器
- スープ・汁物容器
の3つに容器が分かれており、保温機能があるのは「ごはん容器」と「スープ容器」となっています。
なぜおかずは保温できないようになっているかというと、おかずは高温にできないため。
どういうことか詳しく見ていきましょう。
おかずは高温をキープできないので、保温弁当に向いていない
食べ物が腐りやすい温度は40℃前後と言われています。
対して、保温弁当箱は約71℃の高温を約6時間キープしてくれます(象印の商品の場合)
食べ物が腐りやすい温度より高温にキープすることで、菌が繁殖するのを防ぐのが保温弁当箱の特徴。
そのため、保温弁当箱を販売する会社は
- ご飯や汁ものは熱々のものを入れること
を必ず守るように注意喚起をしています。
熱々の70℃以上のものを保温弁当箱に入れることにより、夏場など気温が高い時期も腐るのを防いでくれるというわけなんですね。
※保温弁当箱はご飯を保温してくれますが、炊き込みご飯やチャーハンなど、具材が入ったご飯は腐りやすいので入れるのは止めておきましょう。
しかし、おかずは出来立てでもなかなか70℃以上にはなりません。
保温弁当箱は入れたときの温度をキープしてくれるもので、温度を上げてくれるものではありません。
中途半端な温度のおかずを保温弁当箱に詰めると菌が繁殖しやすくなるため、保温弁当箱にはおかずを保温する容器がないのです。
反対に言えば「70℃以上にすればおかずも保温弁当箱に入れて持って行ける」ということになりますが、おかずはいろいろな食材を使っており水分も出やすいため、保温するのはおすすめしません。
そもそも、いろんな食材のおかずを全て70℃にするのは難しいですよね^^;
また、保温機能のあるごはん容器などは汁気のあるようなおかず入れには対応していないので、持ち運びの最中におかずが漏れる可能性があります。
保温弁当箱を販売している象印も、
- おかずを保温すると腐敗する原因になるので、ごはん容器におかずなどは入れないでください。
と注意を促しています。
おかずを保温させて持って行くのは止めておきましょう。
保温弁当箱のおかずの詰め方のコツは冷ますこと
先ほどもお話ししましたが、食べ物が腐りやすい温度は40℃前後。
加えておかずは水分量も多いため、より菌が繫殖しやすくなっています。
保温弁当箱におかずを詰める際のポイントをまとめました。
- おかずはしっかり冷ましてから弁当箱に詰めること
- 前日に作ったおかずを詰めるときは、もう一度加熱してから詰めること
- できれば、保温弁当箱とは別におかずを持ち運ぶこと
前日に作って冷蔵庫で保存していたおかずなどは、当日の朝にもう一度加熱することで菌を押さえることができます。
大事なのは、おかずはしっかり冷ましてから弁当箱に詰めること。
先ほどもお話ししましたが、食べ物が腐りやすい温度は40℃前後です。
温かいままおかずを入れると、食べるまでの間にどんどん菌が繁殖する恐れがあります。
おかずを冷ます間も、保冷剤を使ってなるべく短時間で冷ますといいでしょう。
持ち運びの際は、保温弁当箱とは別の袋に入れて持ち運ぶ・保冷剤を付けて持ち運ぶとより安心です。
温かいご飯と冷たいおかずの組み合わせは私は割と好きなのですが、おかずは味の濃いしっかりした味付けのものにすると、おかずが冷たくてもおいしく食べることができますよ◎
保温弁当箱のおかずは腐る?まとめ
保温弁当箱におかずを入れると腐るかどうか、詰め方のポイントをまとめました。
- 保温弁当箱はおかずを保温する目的で作られてはいない
- おかずは腐りやすいため、保温して持って行くのは止めておいたほうがいい
- おかずを保温弁当箱に詰めるときは、しっかり冷ましてから詰めるようにする。持ち運びの際は保冷剤を使うとより安心
季節問わず、中途半端な温度が一番菌が繁殖しやすくなります。
「温かいご飯と一緒に温かいおかずも食べたい!」という気持ちはぐっと我慢して、おかずはしっかり冷ましたものを詰めるようにしてくださいね。
参考になると嬉しいです^^