鏡開きは何をする日?やり方や意味を紹介

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お正月のおめでたい雰囲気も落ち着いてきたころ、テレビのニュース番組で「今日は鏡開きの日です」なんて言葉が聞こえてきます。

鏡開きという言葉自体はよく聞いても、実際には何をする日か、どんな意味があるのかよく分からないことも多いですよね。

そこで今回は、

  • 鏡開きは何をする日?
  • 鏡開きのやり方と食べ物
  • 鏡開きの意味や由来

3つについてまとめました。

鏡開きは何をする日?

簡単に言うと、鏡開きとはお正月に飾っていた鏡餅を食べることです。

七草がゆを食べるのと同じ、お正月の行事のひとつです。

お正月に飾っていた鏡餅を食べることで、新しい年を元気で健康に過ごせるように願うんです。

最近では鏡開きをしないという人も増えていますが、鏡開きは神様の力を分けていただけるとされる特別なもの。

ぜひ、正しい方法で鏡開きをやってみてくださいね!

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鏡開きのやり方と食べ物

鏡開きはただ鏡餅を食べたらいいわけではありません。

鏡餅は神様にお供えしていた特別なものなので、正しい方法で鏡開きを行いましょう。

伝統的な鏡開きのやり方

  1. 感謝の心を込めて、鏡餅を神棚から下げる
  2. 木づちやすりこぎなどで鏡餅を叩いて割る
  3. 手でちぎれそうなら、食べやすい大きさまで手でちぎる

気を付けてほしいのは、鏡開きでは包丁を使わないということ。

鏡開きはもともと武家から始まった行事。

刃物で切るのは切腹を連想させて縁起が悪いので、鏡餅を包丁で切るのはNGなんです。

鏡餅がしっかり乾燥していれば木づちで簡単に割れますが、なかなか割れないときは水を含ませて電子レンジで少し温めましょう。

鏡餅がやわらかくなって手でちぎりやすくなります◎

また、鏡餅を実際に割ってはいますが、「割る」という言葉を使うのも縁起が悪いのでNG。

末広がりで縁起のいい「開く」という言葉を使うようにしましょう。

最近では鏡餅の形をした入れ物に真空パックされたお餅が入ってるものが多いです。

我が家の鏡餅もこのタイプなんですが、真空パックだと食べやすくていいですよね^^

真空パックのお餅は鏡開きで割ることはないかもしれませんが、同じように鏡開きで食べるといいでしょう。

神様にお供えしたもの、という意味では通常の鏡餅と変わりはありません◎

鏡開きをしたお餅の食べ方

鏡開きは鏡餅を割って食べること。

割った鏡餅をひとかけらも残さず食べることがとても大事なんです。

鏡開きのときに食べるといいとされているのが、おしるこ。

おしるこの材料である小豆には魔除けや厄除けの意味があること・おしるこの中に入れてしまえば、鏡開きで細かくバラバラになってしまったお餅の見栄えも気にならないことが理由です。

ただ、必ずおしるこで食べないといけないというわけでもありません。

かきもちや雑煮、そのまま焼いて食べるだけでももちろんOK!

特に、かきもちは小さいお餅を油で揚げて塩で味付けするだけの手軽さ。

ついつい止まらなくなってしまうおいしさなので、ぜひ試してみてくださいね。

塩だけじゃなくて、砂糖やきなこで味付けするのもおすすめです^^

鏡開きの意味や由来

そもそも、何のために鏡開きをするのでしょうか。

ただ単に鏡餅を食べるだけではない鏡開きには、家族の健康を願う意味があったんです。

鏡開きの意味

鏡開きを行う日は、お正月期間である松の内が明けてから。

松の内がいつまでかというのは地域によって違うのですが、一般的には鏡開きの日は1月11日を差します。

松の内の期間が終わって年神様が帰られてから、鏡開きをします。

鏡餅はお正月に家にお招きした年神様にお供えしていたもの。

同時に、お正月の間に年神様の居場所になっていたんですね。

このように、神様の居場所になっていたものを『依り代(よりしろ』と言います。

依り代には神様の力が宿っていると考えられています。

依り代である鏡餅を食べることで、神様の力をおすそわけしてもらう。

そして、1年間病気をせず健康に過ごせますようにとお願いをするのが鏡開きを行う理由です。

鏡開きの由来

日本では昔からお餅は稲の神様が宿るもので、とても大事なものとされてきました。

鏡開きの歴史も古く、平安時代に宮中で行われていた正月行事のひとつ『葉固めの儀』が鏡開きのもとだと言われています。

葉固めの儀では、天皇に固いものを献上して天皇はそれに箸をつける儀式。

歯が丈夫だと健康で長生きできるという考えから、固い鏡餅を献上していたそうですよ^^

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鏡開きは何をする日?まとめ

  • 鏡開きは、鏡餅を割って食べて、新しい年の無病息災を願う日
  • 鏡餅はお正月の間年神様の依り代となっていたと考えられ、その鏡餅を食べることで年神様の力をおすそわけしてもらう意味がある
  • 鏡開きをやるとき、鏡餅は包丁など刃物で切らないで木づちで割ったりちぎったりすること

最近では鏡開きを行わないという人も増えています。

そもそも、鏡餅を用意してないという人もいるかもしれません。

しかし、鏡餅でも真空パックのお餅でも、神様にお供えするという意味では同じ。

せっかくの神様の力が宿ったお餅ですから、ありがたくいただいて元気に過ごせるようお願いしてみましょう^^

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