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練りかまぼこや焼きかまぼこなど多くの種類があるかまぼこですが、なじみがあるのは木の板にのった板かまぼこですよね。
かまぼこの板にはかまぼこを成型しやすくする意味があるのですが、ここでふと疑問が。
そもそも、このかまぼこ板はなんの木が使われているのでしょうか?
わざわざ木を加工して使うのってコストパフォーマンスが良くなさそうですが、なぜ木じゃないといけないのか気になりますよね。
そこで今回は、かまぼこ板にはなんの木が使われているのか、またかまぼこ板の再利用法についてまとめました。
かまぼこ板はなんの木が使われてる?
かまぼこ板にはなんの木が使われているのか、答えは商品によってさまざまです。
最も多いのは、モミの木やシラベの木。
モミの木やシラベの木がよく使われているのは、かまぼこ板に適した3つの条件を満たしているためです。
かまぼこ板に選ばれるための3つの条件
以下の3つの条件を満たしている木がかまぼこ板にふさわしいとされています。
- 見た目が白くて筋がないこと
- 匂い移りや色移りしにくいこと
- 加熱しても反り返ってこないこと
かまぼこの白い色を引き立てるよう、見た目にもきれいであることが大事。
主役はかまぼこなので、木の匂いや色がかまぼこに移るのはよくありません。
また、かまぼこは製造工程で蒸しますが、その際に反り返らないことも忘れてはいけないポイントです。
これらの3つの条件を満たし、かつコストもそこまでかからないものとして、モミの木やシラベの木がよく使われているんですね。
モミの木やシラベの木以外も
かまぼこ板にはモミの木やシラベの木がよく使われていますが、それ以外の木を使用しているところもあります。
例えば、国産のスギの木。
スギの木には調湿作用があり、かまぼこの余分な水分を吸ったあとに水分を板の中にとどめておくことができます。
かまぼこが乾燥してきたら水分を出すことで、かまぼこはいつでも最適な水分量を保つことができるというわけです。
国産の木材は香りの良さも特徴ですが、かまぼこ板に加工するためには高い技術が必要とされています。
それでも国産の木材を使用しているというのは、それだけ「おいしいかまぼこ板を食べて欲しい」という気持ちからきているのでしょう。
かまぼこ板に注目してみると、よりかまぼこがおいしく感じられますね◎
かまぼこ板にはどうして木が使われてる?
かまぼこ板はやわらかいすり身の形を整えて形にするために必要不可欠なもの。
でも、形にするだけなら木じゃなくて他の素材でも良さそうですが、どうして木が使われているのか不思議ですよね。
その答えは、かまぼこをおいしくするため。
木のかまぼこ板には、かまぼこの余分な水分を吸い取る働きがあります。
吸水することでかまぼこの身を引き締め、適度な弾力を生み出してくれるんですね。
また、余分な水分を吸うということは、菌の繁殖を抑える効果もあるということ。
かまぼこが傷まないようにするためでもあり、安心でおいしいかまぼこを食卓に届けるために、木のかまぼこ板はかまぼこには必要不可欠な存在なんです。
かまぼこ板の再利用方法
厚みがありしっかりしたかまぼこ板、なんだか捨てるのはもったいない…。
そんなときはかまぼこ板を再利用しましょう。
ドアプレートやネームプレートは定番の再利用方法。
温かみのある木の木目を活かしてもいいですし、好きなペンキで色付けしても。
おすすめは、木製のコースターとして使うこと。
かまぼこ板1枚では小さいので、3つほど耐水性のある接着剤でくっつけるとコースターの完成です。
木には吸水性があるので、コップの水滴でテーブルがびちゃびちゃになるのを防げますよ。
使用後はカビの発生を抑えるためにしっかりと乾かしてくださいね。
かまぼこ板は、幼稚園や保育園の製作用の材料として持って行くと喜ばれます^^
使い道が分からない…という時は、きれいに洗って乾燥させたものを子どもが通う幼稚園や保育園に持って行ってみてください。
まとめ:かまぼこ板にはモミの木やシラベの木が使われることが多い
- かまぼこ板に使われている木はモミの木やシラベの木が多い
- モミの木やしべらの木は、見た目がきれいで匂いや色移りがしにくいこと、加熱しても反り返らないことから選ばれている
- 香りがよく調湿作用のある国産のスギの木を使用しているかまぼこもある
- かまぼこ板に木を使用しているのは、水分調整することでかまぼこの品質とおいしさをキープするため
かまぼこ板の木には、成形しやすくするためだけでなく、かまぼこの水分を調整し、傷みにくくおいしさをキープする働きがあります。
そのためにはどんな木でもいいわけではありません。
さらに見た目の美しさも考えられて、モミの木やシラベの木がよく使われているんですね。
かまぼこ板のこだわりはかまぼこのおいしさに繋がるもの。
まさに縁の下の力持ちの役割をかまぼこ板が担っていると言えるでしょう。