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長期間常温で保存できることから、非常食や保存食として定番の乾パン。
我が家も、もしものときのために乾パンを常備しているのですが、この前ふと乾パンの容器を見てみると「氷砂糖入り」の文字を発見しました。
調べてみると、乾パンに氷砂糖が入っているのは珍しいことではなく、中には金平糖が入っている場合もあるようです。
なんとなく乾パンだけよりお得な感じがして嬉しいですが、乾パンに氷砂糖や金平糖が入っているのはなぜなのか気になりますよね。
そこで今回は、
- 乾パンに氷砂糖や金平糖が入ってるのはなぜ?
- 現代の乾パンの味は昔と違う?
2つについてまとめました。
乾パンに氷砂糖や金平糖が入ってるのはなぜ?
乾パンに氷砂糖や金平糖が入っているのは、乾パンを食べやすくするためです。
乾パンは長期間常温でも保存できるように、極力水分を少なくして傷みにくいように作られています。
なので、パンとつくものの通常食べるパンに比べて水分量が少なく、ビスケットのようなぱさっとした食感になっているんですね。
正直、乾パンだけ食べ続けるのはちょっとしんどいかも…^^;
でも、災害時や非常時は水がとても貴重になり、好きな時に好きなだけ飲むことはできません。
そんなときに、乾パンの中の氷砂糖や金平糖が役立つんです。
氷砂糖や金平糖を舐めることで口内の唾液の分泌を促し、水分が飲めないときでも乾パンを食べやすくしてくれるんです。
また、砂糖の結晶だけでできた氷砂糖や金平糖は、長期間安定して保存できるんですね。
災害時にちょっとした甘いものがあると気持ちも落ち着きますよね。
氷砂糖や金平糖は、糖分を補給したり、気持ちを和らげる重要な役割もあるんです。
現代の乾パンの味は昔と違う?
乾パンの歴史はとても古く、世界規模でみると2000年前から乾パンはあったと言われています。
日本に乾パンが入ってきたのは1840年ごろ。
明治時代になると、乾パンは軍用品として製造されるようになりました。
この時代の乾パンというのが、今の乾パンの比じゃないくらい固いもの。
干し肉を練りこんだ乾パンだったのですが、「連続して食べるような味じゃない」と言われるほど、日本人の味覚には合わない味付けだったそうですよ。
干し肉の入った乾パンがいったいどんな味なのか、ちょっと気になります^^;
干し肉入りのほか卵入りのビスケットのような乾パンも作られたようですが、「連続して食べるために、余計な味付けはしないほうがいい」ということで、今の乾パンのようなシンプルな味付けに変わったんですね。
確かに、味は人によって好みがありますし、「老若男女問わずみんなが食べられる味」というものが非常時には大事ですよね。
ちなみに、昔ながらのとっても固い乾パンは北九州の『スピナ』という会社が今でも作って販売しています。
すっごく固いらしいので食べるときは注意してくださいね!
乾パンに氷砂糖や金平糖が入ってる理由まとめ
- 乾パンに氷砂糖や金平糖が入ってるのは、水分がとれない非常事態でも、氷砂糖など口に含むことで唾液の分泌を活性化させて、乾パンを食べやすくするため
- 氷砂糖や金平糖は、非常時の糖分補給や気持ちを落ち着かせるためにも重要な役割をもっている
- 昔の乾パンは干し肉が入っており、「連続して食べることができない」と言われるほど日本人の味覚には合わないものだった
非常事態には水はとても貴重になります。
本来乾パンは水と一緒に食べるのがいいですが、水がなくても乾パンを飲み込みやすく食べやすくするために、氷砂糖や金平糖が入っているんですね。
昔の乾パンと比べて固さはだいぶやわらかくなったようですが、固さが物足りないという人はぜひ「堅パン」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
歯の治療中など、歯の弱い人は注意してくださいね!